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ル豆(雲)  

映画『喜劇 一発勝負』(1967) 

ル豆(雲)  

映画『顔』(2000) ※微ネタバレ 

万引き家族を今更見た奴 

こういう映画に正面から何か言うのは恥ずかしいし怖い、勇気が出ない

とりあえず、特に何も起きてないときは賑やかで、事態が動き出してからの方が映画が静かなのはいいね
クライマックスは全員で大騒ぎするものだという謎の強迫観念勘弁してほしいのよ
ジャンル映画ならそれでいいけど、格調高げな映画でやられると閉口する
どうです静謐でしょうといわんばかりの映画もそれはそれで苦手だけど

樹木希林はとてもすごかった

映画『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012) ※残酷、汚い 

血がぶしゃってた

あと奴隷が装着させられてた、鉤爪みたいなのの付いた首輪が気になる
あと西部劇でたまにすごい量の唾を吐く人がいるけど、あれはリアルなのか
リアルならなんであんなことになるのか
唾の組成を知りたい

映画『ノック・ノック』(2015) 

リメイクだというのを見た後に知った。元作品は未見。
「イーライロスの映画だからいずれイーライロスの映画っぽくなるんだろう、早くイーライロスの映画っぽくならないかなあ」と思いながら見てたので楽しめなかった。自分が悪いんだろう。

見ながら『ファニーゲーム』とこの映画の違いを考えるなどした。とりあえず死体の数は違う。

映画『アオラレ』(2020) ※劇中の1シーンに関するネタバレ 

犯人が主人公のスマホを奪って、ネットバンキングでお前の貯金を離婚調停中の旦那に送金するぞ?と脅すところが面白かった
それまで豪快に暴れてたおっさんが急にテクニカルな嫌がらせ始めるので

ル豆(雲)  

映画『馬鹿が戦車(タンク)でやって来る』(1964) ※微ネタバレ 

ル豆(雲)  

『フューリー』 (2014) ※作品へのネガティブな言及 

ル豆(雲)  

映画『いいかげん馬鹿』(1964) ※弱ネタバレ 

ル豆(雲)  

映画『馬鹿まるだし』(1964) ※ネタバレ含む/人の死にまつわる表現 

映画『クルーレス』(1995) ※微ネタバレ 

※ストーリー展開にはふれてない。一部シーンへの具体的な言及はあり

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古典文学の翻案らしい。未読。
楽しかった。すべてが軽いのが心地よかった。もちろん軽い=雑ということではない。
主人公が高校生活を謳歌する様子も、悩みも、そこからの成長も、軽いタッチで戯画的に描かれてた(自分はそう感じた)。
少なくとも、十代特有の痛切さが見る側に刺さってくるような青春映画とは明らかに違う描き方。

ハリウッド製のコメディって、特にブラックな作風じゃなくてもこういうある種シニカルな視点が共通してると思う。
すべてを均質にポップに描いて、特定の感情には深入りしない/させない感じの。でもその一歩引いた描き方のおかげで、同世代意識がなくても見やすくなっているところはあると思う。

裕福な主人公が唐突に慈善活動を始めるあたりは米国のセレブリティへの皮肉なのかな?とも思った。そんなに意地悪な描き方はしてなかったから分からないけど。

『明日なき追撃』(1975) ※ネタバレ 

物語の結末まで言及あり

カーク・ダグラス(マイケル・ダグラスの親父)が製作・監督・主演を務めた作品
ダグラスの意思が極めて強く反映された映画と考えていいだろう

議員当選を目指し選挙活動に熱を上げている保安官と、ダークヒーロー的な無法者が対峙するストーリー
最終的に保安官は失脚する
それまでの保安官が市民から支持を得ている様子も皮肉をもって描かれており、政治家への批判的な視点が貫かれている
保安官上がりの議員候補というところだけ見れば、特にタカ派政治家を標的にしてるようにも思えるけど、もっと広範に政治家という存在そのものへの不信を描いてるように感じた

現実のダグラスは政治への関心が強く、そちら方面の人脈も多かったらしい
ただ特定の党派に肩入れすることはなかったようで
うがった見方かもしれないけど、この映画もそういうバランス感覚にもとづいた一種のポーズのようにも見えた
あえて一歩引いた視点を強調しているような

続く

『追跡』(1947) ※ネタバレ 

西部劇としては異質
最終盤まで沈鬱な雰囲気で、サスペンス要素もある
主人公は深刻なトラウマを抱えた人物で、時折起こるフラッシュバックが映像的に表現される
この時代にトラウマをここまで真っ向から扱った映画ってそんなに多くないんじゃ

巨大な岩山をバックに馬を走らせるオープニングから目を引く
なお映画の最後のシーンも同じ岩山で、映像的には円環を成している
ただしオープニングではその場所でトラウマの原因となる出来事が起こっているのに対し、エンディングではそこから立ち去る主人公たちの姿がトラウマからの解放を象徴している
同じロケーションでも、観客の抱く感情は正反対になる

主人公の内面や鬱々とした展開を反映させてか、夜のシーンが非常に多い
月夜のシーンは陰影のくっきりしたモノクロ映像がきれいだった

音楽の使い方も工夫されてた
序盤に兄弟が仲良く歌っていた「ロンドンデリーの歌」(ハモリが完璧でちょっと笑った)が、家族が憎みあうようになった後に短調にアレンジされて再登場したり
結婚式で流れる結婚行進曲は不穏な感じのアレンジで、新婚の両者が抱えている思惑が表現されてた

『ゲッタウェイ』(1972)見た ※ネタバレと暴力的表現 

あまりペキンパーっぽくないと聞いてたので後回しにしてたけど思い立って視聴
確かにペキンパー濃度は低めだけど面白かった
監督のファンは満足しないかもしれないけど、一般的にはこれぐらいの方が見やすいかも
にしてもハードな描写は多いけど
銃殺死体のそばを3人の子どもが普通に歩いていくとことか印象深い

主人公が自分を刑務所から出すためにギャングのボスと寝た妻に嫉妬?するところがよかった
それより前のシーンで、長い刑務所生活で主人公が(一時的に?)性的な不能状態になっていることが示唆されるけど、あれのおかげで嫉妬のくだりにぐっと深みが出る
それ自体が目的化したような伏線回収は冷めてしまうけど、描写に奥行きを与えるこういう仕込みは上手いなあと思う

追跡者のパートもよかった
こちらはブラックな艶笑劇でもはや別の映画みたいだったけど
押し入ってきたギャングに簡単になびいて、挙句に縛り付けられた夫をからかい始める妻の変貌ぶりがすごい
最終的に夫は首を吊るけど、その表情も間抜けでブラックコメディ的
夫の死を察した妻がベッドに寝そべったまま浮かべるなんともいえない表情がよかった

続く

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 

たまに考えてはメモしてたことのざっくりまとめ
ひとまとまりの文章にする意欲が湧かないのでもうこれでよしとする
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肉体と機械、科学と芸術、奇想と哲学、の混淆・同居
直接的には『クラッシュ』『イグジステンズ』とかの系譜
そういう作風自体は唯一無二というわけでもないけど、たとえば『鉄男』シリーズなんかと比べるとクローネンバーグの感覚は肉体というものとより密である感じ(もちろん優劣の話ではない)
その混淆具合、倒錯のレシピはやはり独特と思うし、背後にある一貫した思想をいやでも感じる

ストーリーはもちろんあるんだけど、クローネンバーグが監督のキャリアを通じて描いているもの、描きたいもの同士の間をつないだ結果として浮かび上がったものにすぎないようにも思えた
そもそもストーリーってのはそういうもんだろと言われればそうなのだけど、なんというかストーリーテリングへの熱意が単体としての造形・描写などへの熱意に比べてどう見ても少ないというか
次々に現れる異様な造形・描写がストーリー以上に雄弁にこの映画が何であるかを語っているように自分には感じられた

続く

映画『柔らかい肌』(1963) 監督:フランソワ・トリュフォー 

トリュフォーは多分1本も見たことない
少なくともトリュフォー監督作と認識して見た映画はひとつもない

不倫の話
不倫というものは常にどこかしら無様なものと思われるけど(体験談ではない)、これも無様
むしろ無様な部分をいっぱい描いてる
あれこれコメディーなの?と一瞬思ったぐらい
そういうところは好きだった

冒頭、3つの手のクローズアップから始まる
それぞれの手の動きで不倫を表現してるのだろう
のちにも登場人物の手をクローズアップしたまま動きをノーカットで追いかけるようなショットがあり、ああこういう演出が縦軸になるのかなと思ったら次には足を追っかけていたりしてよく分からん

しかしやたらとテクニカルな映画だ
カット割りには極端なまでの緩急がある
上述のような長回しがあるかと思えば『レクイエム・フォー・ドリーム』ばりにハイスピードに切り替わったり

いかにもヌーヴェルヴァーグなジャンプカットも頻用
あとは地上で転回する飛行機と男女の抱擁が2重映しになったり(オーバーラップして切り替わるわけではなく、ずっと2重に映っている)

(続く)

映画『絶叫のオペラ座へようこそ』 ※弱ネタバレ、残酷表現 

ストーリーの根幹にかかわる言及はないけど、音楽含め演出には多々ふれているので注意
投稿時現在、アマプラ見放題あり

楽しかった。10年近く前の映画であるのを差し引いても、演出にはどことなく懐かしさを感じる。テンポはゆったりしているけど、丁寧な描き方で安心して見られる。
オペラ座~の小説ははるか昔に読んだきりでほぼ記憶にないけど、独立した作品としても楽しく見ることができた。

バックステージで起こる殺人ということで時折『アクエリアス』(1986)を思い出したりも(これ良作なので機会があればぜひ)。意識してはいないと思うけど、本作にも『アクエリアス』と同じくシャワールームのシーンがあるのでもしや…と思わなくもない。まあホラーのシャワールームは2時間ドラマの断崖ぐらい定番スポットだから、偶然かもしれないけど。

そのほか、『悪魔のいけにえ』や『ヘルレイザー』『キャリー』などへのオマージュと思われるシーンがある。正直ちょっと安直かなとも思ったけど、まあ楽しいといえば楽しい。

(続く)

『パリは燃えているか』 

パリ解放時の実写フィルムと映画部分が同じモノクロでモンタージュされるのでちょいちょい混乱した
あれは意図的に分かりにくくしてるんだろうか
事実と虚構・脚色の境界を意図的にあいまいにしてるのだとしたら、それをリアリティと呼んでよいものか
テレビ番組で画面の隅に「再現映像」とか「実際の映像です」とか表示されるのが当たり前の現在の意識からすると、禁じ手に近いとすら思えてしまう
今の規範意識で古いものをジャッジするのもアンフェアだと思うのでしないけど、モヤモヤするはした

なお、とうにカラー映画が普及していた時代になぜ本作がモノクロで撮影されたのかについて、Wikipediaには "撮影のためナチスの卍旗を公共の建物に掲げることにフランス当局からの許可が出ず、本来の赤い部分を緑に変色させたものを使用したことをごまかすため" と書かれている
一方で、まさに上記のようなモンタージュの違和感を減らすためだったと書いているレビューもあったりしてよく分からない

映画『30年後の同窓会』 

米(元)軍人のロードムービーだと『さらば冬のかもめ』が思い浮かぶ、と思ったら原作者が同じだった
こちらは「アメリカの戦争」自体により強くフォーカスしてる印象
その辺日本人の自分にはあまりピンとこない部分もあったけど、3人(+1人)の軽妙だったり卑猥だったりもの悲しかったりするやり取りで間がもった
ローレンス・フィッシュバーンはやはり好き
原題が日本人向けじゃないのは分かるけど、この邦題もなあ…
ダブル不倫でも始まってしまいそうだ(同窓会のイメージがおかしい)

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