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『パリは燃えているか』 

パリ解放時の実写フィルムと映画部分が同じモノクロでモンタージュされるのでちょいちょい混乱した
あれは意図的に分かりにくくしてるんだろうか
事実と虚構・脚色の境界を意図的にあいまいにしてるのだとしたら、それをリアリティと呼んでよいものか
テレビ番組で画面の隅に「再現映像」とか「実際の映像です」とか表示されるのが当たり前の現在の意識からすると、禁じ手に近いとすら思えてしまう
今の規範意識で古いものをジャッジするのもアンフェアだと思うのでしないけど、モヤモヤするはした

なお、とうにカラー映画が普及していた時代になぜ本作がモノクロで撮影されたのかについて、Wikipediaには "撮影のためナチスの卍旗を公共の建物に掲げることにフランス当局からの許可が出ず、本来の赤い部分を緑に変色させたものを使用したことをごまかすため" と書かれている
一方で、まさに上記のようなモンタージュの違和感を減らすためだったと書いているレビューもあったりしてよく分からない

そういやこれの2年後に公開された『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』もモノクロ撮影だ 

こちらは予算の都合らしいけど
カラーじゃないからバレんだろうとゾンビが食う人肉をハムにチョコレートソースをかけたもので間に合わせたせいで、ゾンビ役者が苦しんだ(とても不味かったらしい)と思うと、指導者の決断のツケで末端が苦しむ社会の縮図を見るようでもある

肉+甘いものの組み合わせでいうならエルビスサンドも大して変わらないと思うんだけど、あっちはおいしいらしいんだよなあ不思議(試す気にはならない)
ハム+チョコの組み合わせをロメロモノクロームサンドとして売り出したら人気出んかな

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