映画『ビロウ』(2002) ※微ネタバレ 

変な映画
WWⅡ+潜水艦+サスペンス+心霊という不可解な組み合わせ
映像的にも、20年以上前の映画なのを差し引いても安っぽいような、でもこれはこれで悪くないような
なんなんだろうと思いながら見て見終わって、思い返すとなんか面白かった気もする
もう1回見たいかもしれない

とりあえず、古い潜水艦(どこまで忠実に再現してるのかは知らないけど)をレバーやらなにやらガチャコンガチャコン動かしながら操作してるのは見てて楽しかった

映画『ペット・セメタリー』(2019) 

原作は大分前に読んだけど大まかな筋立てしか覚えてない
最初に映画化された方も見た気がするけど内容の記憶が皆無

キングの中長編はややこしいから映画化大変だろうなーと毎回思うけど、これはそこまで消化不良感なかった
でもなんとなく無難な感じ
けっこう原作から要素削ったのかな(覚えてない)

しかしお話として秀逸だなーと改めて思った
映画というより原作への賛辞だけど
愛とか人間の弱さがホラー的な状況を呼び起こしてしまうところが
そういう意味では原作の結末の方が首尾一貫してるかな

残酷表現は少ないながらも気合入ってた
3回ぐらいヒィッ!ってなった

映画『限りなき追跡』(1953) 

追跡ものだけに丘陵や峡谷のシーンがいっぱい出てきて、荒野好きとしてはそれだけで満足した
序盤の馬車が走るシーンでは、御者の位置からの一人称的な視点で起伏のある山道を走っていくところがレースゲームっぽくて印象的だった

この映画に限らず、一部の西部劇にみられる夜間のシーンが妙に好きだ
日中の撮影にフィルターかけて無理やり暗くしたような感じの不自然な映像
当時のカメラの性能や照明技術などの関係で夜間撮影が難しかったんだろうか
分からないけど、光の具合が現実の地球のそれとは違う感じでよい
荒涼としたロケーションと相まって、カウボーイやガンマンが月面を駆け回ってるように見えたりもする

あとは時代が南北戦争直後に設定されていて、戦前的/戦後的精神性をそれぞれに抱える南部人同士の分断・衝突が描かれてるのが珍しい気がした
北部的なものvs南部的なものの衝突が描かれることの方が圧倒的に多いと思うので
ただまあ主眼は追跡と武力での対決なので、あくまで味付け程度ではあったけど

映画『ティル・デス』(2021) 

割と丁寧な作りで面白かった
一軒の家(+周辺の環境)を舞台装置としてフル活用してる感じで、限定的なシチュエーションのなかにもいろいろと展開があった

映画『ボルサリーノ 』(1970) 

冒頭1,2分の長回しがシンプルだけど才気にあふれててうぉお!?てなった
字にしたところで見てない人にはなんのこっちゃ分からないだろうけどメモ

カメラは建物の入り口を斜め横から撮っている
洛中洛外図のような鳥瞰視点をもっと地面に近づけて、対象に寄った感じ
建物の前を通る歩道が、画面奥から手前の向かって右下へと通っている

建物から男が出て来、歩道をこちらに向かって歩きだす
歩く男に合わせてカメラが後退し、男が常に画面のほぼ中央にとらえられている

カメラが後退するにつれ、建物の角でこちらに背を向けて直立する2人の男が画面右下に見えてくる
歩いてきた男が2人の前で立ち止まり挨拶をかわす
3人そろって建物沿いに画面右側へと歩く
カメラも追う
3人は停めてある車に乗り込む

ここまでカット割りなし
建物や歩道、人物の動線など直線が強調された撮り方で、とても印象に残った
でも以降は割とオーソドックスな作りだった

主人公2人の関係性はとてもよかった
仲間意識で結ばれつつも、いつ敵対するとも限らないほのかな緊張感が漂う
それだけに時折お互いへ向ける笑顔がたまらん

あとナイフを投げるところ、他愛ないトリック撮影だけどタイミングとかうまくて効果的だった

映画『ギャング対Gメン』(1962) 

ながら見
丹波哲郎の圧倒的存在感
凝りすぎてアングラ演劇みたいになってるキャバレーのショー
あの店の客層の誰があれ見て喜ぶんだ…

映画『ジュディ 虹の彼方に』(2019) 

ジュディ・ガーランドの晩年を描いた映画。当人のことはあまり知らない。オズの魔法使いに出てたことと、未成年のうちから半ば強制的に薬物を使用させられていたことぐらい。

薬物と酒に浸かって心身がぼろぼろの状態でも、ステージに上がれば歌唱力と華やかな振る舞いで客を魅了する。落ち目になってなおそれをできてしまう才能をもっていたことが、この人にとって救いであり悲劇でもあったんだと思った。
才能がなければどこかの時点で表舞台から去り、ひっそりと暮らす人生もあったかもしれないし、そもそも業界に関わることもなかっただろうし。
プライベートがトラブル続きでも、ステージ上では客が喝采と声援を送ってくれる。「客との間に生まれる愛を『まだ』信じている」というセリフが痛々しい。薬物だけでなく、ショービジネスそのものにも依存し(させられ)てたんだと思う。

主演の人はとてもよかった。歌も吹替なしで歌っていたらしい。あとピアノの人もよかった。

ル豆(雲)  

映画『アメリカン・ユートピア』(2020) 

ル豆(雲)  

映画『カウボーイ』(1958) ※ネタバレ 

映画『サウンド・オブ・サイレンス』(2023) 

なんというか笑った
ホラーとコメディは隣接するジャンルだよなあと改めて思った
この制作者が自覚的にやってたのかはよく分からない
違う気がする
清水崇とかならどうやったかなーと思ったり

劇中に登場するカセットデッキがアイワ製だった
たぶんこれ(のシルバー色)
cassettedeck.org/aiwa/ad-wx220
コントロール部が一部前に張り出してるのかっこいい
何ていう様式か知らないけど

ル豆(雲)  

映画『サンクスギビング』(2023) ※弱ネタバレ 

ル豆(雲)  

映画『恐怖の足跡 ビギニング』(1955) ※弱ネタバレ、少し残酷 

ル豆(雲)  

『ゾンビランド』(2009) 『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019) 

映画「明日に向って撃て!」(1969) 

最近ちびちび見返してたけど、平時のシーンが記憶にあった以上にコメディっぽかった
だからこそ(被)追跡パートの不気味さや終盤の展開があれだけ際立ったんだな

いつ振り返っても追跡者がはるか遠くに(夜はランタンの灯りのみが)見えるあの追跡パートって、移動手段が徒歩&馬かつロケ地が山地・広原だからこそ成立するもので、現代劇にはない西部劇の特徴を生かした本当に秀逸なシーンだと思う

映画『トム・ヤム・クン!』(2005) 

RRRのあと無性に見たくなってアクションパートだけ見た
やっぱすげえ

CG・ワイヤー・スタント・早回し不使用&リアルヒッティングを謳っていたトニージャー映画のひとつ(ワイヤーはちょっとだけ使ってるんじゃないか?と本作を見た武術指導の先生が何かに書いていた)
アクションパートは完全にトニーの動きを見せることだけに割り切って撮ってるから、映画としての見栄えはない分とにかく見やすい
スピード感のあるカット割りも凝った画角も派手な特殊効果もない代わりに、トニーのとんでもないバネ&スピードと動きの美しさが余すところなくとらえられてる

これが至高のものとしてあるせいで、一連の動きの途中でやたらカットを割る格闘アクション映画は「見づらいなあ」と思ってしまう
もっともこういう撮り方に耐えられるアクション俳優はほとんどいないのだろうけど

しかし今見ても盛り込まれた動きのアイデアの数がとんでもない
アクション映画における蹴りと立ち関節技のバリエーションって、マッハ!とこの映画でほぼ出尽くしたんじゃないかと
なお劇映画としての出来はよくないです

ル豆(雲)  

映画『RRR』(2022) ※微ネタバレ 

映画『柳生一族の陰謀』(1978) 

面白かったなあ
萬屋錦之介の大芝居、最高だ
あの人の役どころを別の役者がやってたら10分は短くなったんじゃないかと
時代劇とか時代劇役者の大仰さって一昔前はよくコントとかで誇張してパロディされてたけど、この人に関しては本家がパロディを超えている
この人のは時代劇というか歌舞伎由来なんだろうけど
なんかもう一人だけ違う時間の流れを生きてるような

マルクス兄弟のハーポがサイレントからトーキーに移行しても一人だけ喋らずにサイレント的な演技を続けてたって話がすごく好きなんだけど、調和のとれた中に異物一個放り込むことで起こる作用っていうのはあるよなあと、もちろん賛否はあるだろうけど
まあマルクス兄弟の場合はコメディだから同居しやすかったのかも

あとは白塗りでおじゃるおじゃる言ってる公家のおっさんがいざ刀振るったらめちゃくちゃ達人なのすごくかっこよかった
成田三樹夫さん、名前しか知らない人だったけどかっこいいわー
でも白塗り顔しか見てないから結局顔はよく分からない

話の展開も歴史に疎い自分でもわかるぐらい史実ガン無視で楽しかった
あと萬屋錦之介が刀を鞘に収めるときに手首をちょっとだけひねるの、リアルなのかは分からないけど妙にかっこよかった

映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008) 

前に見たか覚えてなかったけど見てみた、(たぶん)初見だったのでよかった
ジムキャリーはこの時点で46歳か
アドリブっぽい時のキレは十分すごい
共演者が止まって見えてそう
映画の出来不出来関係なくジムの芸を見れたら満足してしまうのはいいことなのか悪いことなのか

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