【木馬亭十月定席初日~企画公演「文芸浪曲特集」~】2023年10月1日(日)12:15~16:00

奈みほ(豊子)「お勢登場」江戸川乱歩原作
実子(秀敏)「姥捨ての雪」
孝太郎(まみ)「入れ札」菊池寛原作
奈々福(豊子)「浪花節更紗」正岡容原作
~仲入り~
勝千代(まみ)「甲州街道桃太郎伝説」
講談 安久鯉「天保六花撰より 河内山宗俊 玉子の強請」
一太郎(美)「シートン動物記より オオカミ王ロボ」
琴美(秀敏)「二十四の瞳」

今日は企画公演「文芸浪曲特集」。江戸川乱歩あり、シートン動物記あり、純文学に民話、任侠物に芸道物。浪曲って、何でも載せてドラマチックにしちゃうんだなあ。大入りの会場は10月とは思えない熱気。バラエティ豊かでとても面白かった。神田伯山がインフルエンザのために急遽休演。それを目当てに来た人も少なからずいたと思われるが、おかげで場内いっぱいでよかった。やっぱり、人がたくさん入ると演者も客も嬉しい。

 
【二代目橘家文蔵二十三回忌追善興行】2023年9月27日(水)@鈴本演芸場

前座 枝平「饅頭こわい」
落語 一花「子ほめ」
太神楽 仙志郎・仙成
落語 歌武蔵 漫談
落語 きく麿「おもち」
漫才 米粒写経
落語 菊之丞「鍋草履」
落語 さん喬「そば清」
落語 一朝「芝居の喧嘩」
俗曲 小菊
落語 白酒「短命」
~仲入り~
ものまね 猫八(犬/海驢/縞馬/鶯/羊/山羊/アルパカ/赤筑紫鴨)
落語 玉の輔「財前五郎」
落語 喬太郎「親子酒」
紙切り 正楽(相合傘/閻魔大王/お月見)
落語 文蔵「転宅」

わたしは初落語が2006年なので先代の文蔵師の落語は聴いたことがないが、豪華な顔付けと、何かイベント的な趣向があるのかと期待して出かけた。登場する師匠が口々に思い出話を語るかと思いきや、そういうことはいっさいなく淡々と進み、ただ当代の文蔵師のみがマクラで師匠のことを語った。さん喬師もよく五代目小さん師匠の噺をするけれど、弟子が師匠について語るのを聴くのはいいものだな。

 
【木馬亭九月定席二日目】2023年9月2日(土)@浅草木馬亭

き太(みね子)「不破数衛門の芝居見物」
三可子(ちぐさ)「八代目錦島三太夫」
虎康(貴美江)「清水三下奴」
勝千代(鈴)「慶安太平記 善達箱根山」
~仲入り~
福助(みね子)「陸奥間違い」
講談 安久鯉「畦倉重四郎 金兵衛殺し」
順子(貴美江)「夢二の女」
雲月(博喜)「安兵衛婿入り」

き太さん、まるでジャニーズのようなルックスだが、いかんせんデビューまもなく初々しさだけが光る。三可子さんはいつも良い感じなのだけど、今日の演目は歌が少なくなんとなく単調。虎康さんは初聞きだが、うーん、という感じで終わる。と、せっかく浪曲初体験の友人を連れてきたのに、ここまで低調。

 
【鈴本夏まつり 夜の部五日目】2023年8月15日(火)

落語 やなぎ「子知る」
奇術 アサダ二世
落語 きく麿「歯ンデレラ」
落語 菊之丞「短命」
漫才 風藤松原
落語 喬太郎「夫婦に乾杯」
落語 一之輔「天狗裁き」
落語 新治「竜田川」
~仲入り~
物まね 猫八(犬、鶯、フクロテナガザル)
落語 さん喬「船徳」
紙切り 正楽(線香花火、甲子園、天狗裁き)
落語 権太楼「へっつい幽霊」

夏の吉例、鈴本夏まつり夜の部へ。豪華な顔付、寄席の楽しさが満載。さん権両師とも爆笑噺ってのもいい。今回は同行の友人がこの日しか行けなくてこの日になったけど、なんでもかんでも結果オーライ。巡り合えた高座が最高の高座。

あと、寄席って縦のつながりが期せずして生まれるから楽しい。今日は菊之丞師の「短命」のおまんまよそって渡すときに指と指が触れるのをキョン師が受けたり、新治師の「竜田川」(こちらでいう「千早ふる」)の最後の「とは」の謎に、なんと物まねの猫八先生が答えを出すなど。受けた。

 
【木馬亭八月定席六日目】2023年8月6日(日)@浅草木馬亭

今日は企画公演の怪談特集。浪曲の怪談ってどんなだろうと興味津々で出かけた。節が入る分、ひたひたとした怖さというのとは違うけど、ドラマチックさが増す気がして堪能した。どの話もとてもよかった。帰りはにわか雨に降られたけど、スカイツリーにかかるきれいな虹が見られた。8月6日ということをふと思った。

志乃ぶ(美)「みみず医者」
綾那(博喜)「ゆうれい奇談」(沢村博喜作)
小ゆき(理緒)「最強主婦列伝 くれない包丁」
隼人(さくら)「ぬれ手拭い」(国友忠作)
~仲入り~
雪絵(貴美江)「雪おんな」
講談 春陽「江田島騒動」
一太郎(美)「怪談 牡丹灯籠」
琴美(貴美江)「吉田御殿」

とくに好きだったのは、まず綾那さんのゆうれい奇談。前に泉岳寺でも聴いたけれど、本当に噺がよくできていて面白い。コミカルさもあり痛快で。綾那さんの語りは情景がはっきり浮かんでくる。ハスキーな声と目力も素敵。

あと、小ゆき師匠の創作・くれない包丁もよかった。唯一、現代を題材にしていて、嫁姑の確執も絡んだ二重の怖さ。ちょっと馬鹿馬鹿しい感じもありつつ、なのに節回しがすごくてカッコイイ。

 
【池袋演芸場八月上席昼の部三日目】2023年8月3日(木)

前座 小きち「松竹梅」
落語 さん光「反対俥」
落語 柳勢「豊竹屋」
奇術 夢葉
落語 木久蔵「こうもり」
落語 甚語楼「千早ふる」
漫才 風藤松原
落語 さん喬「締め込み」
落語 正蔵「おすわどん」
太神楽 翁家社中
落語 白酒「粗忽長屋」
~仲入り~
落語 馬治「真田小僧」
落語 正朝「蔵前駕籠」
紙切り 二楽(芸者「甲子園「一之輔師匠)
落語 一之輔「青菜」

池袋演芸場へ。落語の寄席はほぼ2か月ぶり。平日昼間に立見の出る大盛況で暑いし熱い。あー楽しかったー!

さん喬師は締め込みショートバージョン。ウンデバがなかったのが寂しいけど、持ち時間に合わせて上手にカットするよなーと、改めて感心。マクラでは、「日によって客の入りがだいぶ違う、どんな噺家が出てもこれくらい客に入ってほしい」と理事としての弁。そういえば思いだす、今年一月のさん喬師主任の芝居、わたしの行った日の入りが20人くらいだったこと……(涙)。

 
【木馬亭七月定席五日目】2023年7月5日(水)

浪曲 わ太(みね子)「不破数衛門の芝居見物」
浪曲 恭太郎(金魚)「野狐三次 木っ端売り」
浪曲 はる乃(美舟)「真柄のお秀」
浪曲 奈々福(まみ)「茶碗屋敷」
~仲入り~
浪曲 菊春(美舟)「神田松五郎」
講談 織音「安井息軒物語」
浪曲 琴美(金魚)「東雲座」
浪曲 太福(みね子)「男はつらいよ第17作 寅次郎夕焼け小焼け」

今日は何といってもはる乃師匠だ。すんばらしかった、たのしかった、すごかったー。声も節も本当に聞きほれちゃうんだけど、それだけじゃない、弾けるようなリズムというかグルーブ感というか。表情豊かで折々くすぐりも混ぜ、客席を乗せに乗せて引っぱっていく。噺自体も面白かったが、あそこまで楽しくなるのはきっとはる乃師匠だからこそじゃないのかな。超初心者だけどそう思う。4月に聴いたときの黄門さまの散財合戦もほんとに楽しかった。この人、絶対すごい(超初心者だけどそう思う)。

 
2023年6月9日(金) 池袋演芸場へ

(昼の部)
落語 志ん輔「お直し」

(夜の部)
前座 てるちゃん「元犬」
落語 やなぎ「フラグ短命」
落語 たけ平 足立区→井伊直弼
漫才 ホンキートンク
落語 百栄「女子アナ」
落語 さん生「替り目」
太神楽 仙志郎・仙成
落語 正雀「花筏」
落語 さん喬「締め込み」
~仲入り~
落語 さん助「夏医者」
落語 一朝「たがや」
紙切り 楽一(横綱土俵入り、寅さん、あまちゃん、かたつむり、七夕)
落語 喬太郎「スナックランドぞめき」

夜の部は混むと思って昼の部の最後に顔を出したら、こちらも立ち見が出ていた。昼夜居続けの方もかなりいた模様。今回は、さん喬師匠は(つねに)いいとして(^^)、やっぱりよかったのは志ん輔師の「お直し」と、やなぎさんの「フラグ短命」かな。キョン師の「スナックランドぞめき」はちょっと食傷気味。6日に「心眼」かけて会場をとんでもない空気にしてしまったと言っていたけど、そっちのほうがよかったな。

 
2023年5月25日(木) 鈴本演芸場昼席へ

1か月半ぶりの寄席。今日は団体さんもいたのか、平日の昼にもかかわらずかなりの入りだった。たくさん入っていると笑い声にも厚みが出るし、客も演者もハッピーな感じ。顔付けもよかった。最近は落語会のチケットが増えちゃって寄席が減っている。もっと行きたい。

前座 ひろ馬「弥次郎」
落語 一刀「子ほめ」
奇術 夢葉
落語 勢朝「新選組の話になるはずだった話」
落語 馬風「楽屋外伝」
漫才 ロケット団
落語 一左「普段の袴」
落語 さん喬「そば清」
太神楽 翁家社中
落語 白酒「代脈」
~仲入り~
紙切り 楽一(土俵入り、大谷翔平、三社祭、G7サミット)
落語 三三「しの字嫌い」
落語 正蔵「一眼国」
三味線漫談 橘之助
落語 一朝「突き落とし」

一刀「子ほめ」
初めて聴いたけど、一朝師のお弟子さんらしく、べらんめえなしゃべりが小気味よくてとても良かった。注目しちゃう。

さん喬「そば清」
何度も聞いているけど、あの清さんの「どぅも~」が本当に耳につくというか、夢に見そうというか。

 
(つづき)
漫才 ロケット団
WBCの話になったとき、「吉田選手の歯が白すぎて、そこばっかり見ちゃうから話が何も入ってこない」と言ったのが笑った。そう思うのはわたしだけじゃなかったんだw

小平太「のめる」
憎めない。明るい。顔芸が楽しい。

奇術 広和
最前列にいたので、手品を手伝わされてしまった(笑)。じつをいうと、広和さんの手品を手伝わされるのはこれで3回目。一門会のときは、手伝わされたくなかったから目を合わせないようにしていたんだけど、今日は油断した。

さん喬「文七元結」
記録を調べてみたらほぼ9年ぶり。何も言うことはありません。素晴らしかった。佐野槌の女将の厳しさの場面。最後の夫婦のわちゃわちゃの喧嘩の場面。大好き。時間の関係で、細かいところを上手に端折っていたけれど、満足感は少しも減じない。あー、ほんとによかった!

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2023年4月10日(月)鈴本演芸場四月上席昼の部千秋楽へ

仕事の目鼻がついたので、ようやく行けた千秋楽。昨晩、演目は何だろうと考えていたときに、季節外れではあるけれど何とはなしに文七元結もなくはないな、と思っていたら、なんとその通りに。マクラでさんどら煩悩の話をし始めたとき、キターーー!!とそれだけでうるうる目になってハンカチ出したよ。

前座 十八 からぬけ
落語 やなぎ のっぺらぼう
太神楽 翁家社中
落語 玉の輔 財前五郎
落語 さん花 家見舞
漫才 ロケット団
落語 文雀 豊竹屋
落語 小ゑん ぐつぐつ
紙切り 正楽 猫と鶯、神輿
落語 小平太 のめる
~仲入り~
奇術 広和
落語 馬るこ 大安売
落語 馬石 たらちね
俗曲 小菊
落語 さん喬 文七元結

やなぎ「のっぺらぼう」
新作も手掛けるやなぎさんだけあって、ただの「のっぺらぼう」ではなく、夢中夢のようなかたちで現代の女子高生が登場するのが面白かった。

さん花「家見舞い」
小んぶ改めさん花になってから高座を聴くのは初めて。立派になったなぁ。なにせ前座デビュー直後の様子を知っているだけに感無量。さん花さんのしゃべりは骨太で男っぽくてべらぼうに歯切れがいい。声もいいし、今度大ネタも聴いてみたいな。
(つづく)

 
鈴本四月上席昼の部さん喬師匠の今のところ

初日 井戸の茶碗
二日 ?
三日 笠碁
四日 幾代餅
五日 ?
六日 唐茄子屋政談
七日 素人義太夫
八日 休演(代演:扇遊「試し酒」)

久しぶりの井戸茶か唐茄子屋が聴きたかったところだが、もう出ちゃったなら仕方がない。明日中に区切りのいいところまでどうにか仕事を終わらせて、千秋楽に繰り出すぞー! 何がかかるかな、わくわく💛

 
2023年3月31日(金)さん喬一門会夜の部へ

開口一番 小きち「金明竹」
落語 小志ん「?(新作)」
落語 喬之助「堀之内」
バイオリン漫談 小傳次
落語 左龍「馬のす」
新舞踊 さん喬「矢切の渡し」
落語 喬太郎「えーッとここは」
~仲入り~
漫才 左龍・喬之助
落語 小傳次「四人癖」
マジック 広和
落語 さん喬「百川」

コロナ禍初、4年ぶりの一門会。やっぱり楽しすぎる。和気藹々感とサービス精神満載。次々と趣向を繰り出して、あの手この手で楽しませてくれる。やっぱりこの一門、大好きだ~♪

小きち「金明竹」
今回は最前列だったので、しみじみと眺めた。まつ毛が長い

喬之助「堀之内」
黒紋付だったので何事かと思ったら、対照的に粗忽of粗忽ともいうべき「堀之内」。粗忽者が喬之助さんにすごく合ってて楽しかった。この噺、猫を手拭いと間違えるところが好き。どう間違えるんだよw
(つづく)

 
2023年3月22日(水)鈴本演芸場「五代目江戸家猫八襲名披露興行」二日目へ

やっぱり披露興行は目出度くて賑やかで華やかで、お祝いムードが充満していていいね。外せない。昨日は満席だったこともあって、ちょっとのことでも起きる笑いの厚みが段違い。やっぱり寄席はこうでなくっちゃ!

落語 杏寿「寿限無」
奇術 広和
落語 歌司「小言念仏」
落語 さん喬「真田小僧」
落語 花緑「二階ぞめき」
漫才 風藤松原
落語 馬風 漫談
落語 一之輔「長屋の花見」
俗曲 小菊
落語 喬太郎「スナックランドぞめき」
~仲入り~
襲名披露口上(司会:喬太郎、向かって左から一之輔、花緑、正楽、猫八、正蔵、市馬、馬風)
太神楽 仙志郎・仙成
落語 正蔵「新聞記事」
紙切り 正楽(猫、猫八、桜)
落語 市馬「山号寺号」
ものまね 小猫改メ五代目江戸家猫八

杏寿「寿限無」
両親がわが子の名前を言うときの超絶早口が凄かった。

歌司「小言念仏」
なんと、子供の頃によくテレビで見た三代目猫八の娘さんが歌司さんの奥さんらしい。なるほど、それで顔付けされたのね。いかにも小言念仏を唱えそうな風貌で、飄々と可笑しかった。(つづく)

 
猫八襲名披露興行、あの顔付けを見たらポチっとせずにはいられない。わー、いまから楽しみ。来月は大変なことになりそうだけど、もういいや。

おっと、国立演芸場の三月上席はトリがさん喬師匠か。ネタ出しされている。唐茄子屋政談と死神はとくに聴きたいなあ。。。でも三月はもうチケットがだいぶ……仕事もどうなるか……ううう、迷う迷う。
 

 
(つづき)
45歳独身のふたりの女子、ジャニーズファンを装いつつ、闇の三三独演会に参加すべく家を出るが、落語ファンを取り締まる警官や、闇落語会の会場をジャックしようとするガチムチの白酒ファン、さらには女流落語家にしか興味のない高齢おじいさんファンなどが次々に現れて妨害する。が、ふたりはなんとしても生の落語を聴きたいという一心で、あの手この手で妨害を撥ねのけ、ついに池袋の地下街(じつは池袋演芸場につながっている)での闇・三三独演会へ。ところが三三がかけたのは、白鳥の「流山動物園」。柳家の古典はどうした? それでも、三三も客もみな笑顔。生で聴ければ古典でも新作でもいいんだよ。やがて人類にとっての死神たるコロナウイルスの権化が現れ……という話。

最後にはそのコロナウイルスを退治するため、死神を追い払う呪文「あじゃらかもくれん きてれっつのぱー!」を会場のお客さん全員でカメハメ波を放つようにして、高座上で白鳥師が持った座布団にぶつけ、コロナはめでたく退散。こう書くとナンジャラホイだけれど、最後はなんだか不思議な一体感と、本当にコロナをやっつけたかのような爽快感があふれちゃって、温かく晴れやかな気持ちになったよ。白鳥さん、ありがとう!

(やっとツリーにするやり方がわかった。遅い^^)

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(つづき)
きく麿「寝かしつけ」
なぜいままで出会わなかったのかと思うくらい、好き! いやー、また見たい聴きたい。歌うまい。歌楽しい。

茜「今佐の恋の物語」
白鳥師と同期とのこと。かつて式根島で水着で一緒にお風呂に入っていたら、地元の人に「双子ですか?」と聞かれたらしいが……たしかに似ているかも(ごめんなさい)。

花いち「土産話」
ご近所同士の旅行土産のやり取りに秘められたルールに気づいた主婦、土産合戦を止めるべく直談判に出向く。視点が面白かった。

白鳥「それいけ落語決死隊 コロナ退治の巻」
これ聞けてよかったー。馬鹿馬鹿しい噺ではあるけれど、いま置かれた状況と響き合って、ところどころ涙が出そうになったよ。

舞台は、さらなる手強いコロナ変異株が登場し、街が3年間ロックダウンされている近未来。不要不急の外出は禁じられ、もちろん生の落語会なんてご法度。池袋演芸場に至っては入口にバリケードが築かれて中に入れない。落語ファンは隠れキリシタン並みの弾圧を受けながらも、落語決死隊となって、誰にも気づかれないように闇落語会を開催する。(つづく)

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2023年1月31日(火) 池袋演芸場昼の部へ。何の目当てもなくただ行くつもりでいたけれど、当日の朝に代バネが白鳥師匠と知る。じゃあ、なおのこと行かなくては!と勇んで一番に並んで(^^)入る。前座さんと扇辰師匠以外は全員新作という珍しい番組。初聴きの方も多くて新鮮だったし、それぞれ個性的で面白かった。客の入りはそれほとでもなかったけど、最後に思わぬ一体感も生まれて、とてつもなく楽しかった。行ってよかった。ほんとによく笑った。

【池袋演芸場 正月下席昼の部千秋楽】
前座 十 八「道灌」
落語 青 森 「シャンプーとコンディショナー」
落語 れん生 結婚式のスピーチの新作
落語 きく麿 「寝かしつけ」
ウクレレ漫談 ウクレレえいじ
講談 茜「今佐の恋の物語」
落語 天どん 幽霊が出てくる新作
~仲入り~
落語 花いち「土産話」
落語 扇 辰「お血脈」
奇術 アサダ二世
落語 「それいけ落語決死隊 コロナ退治の巻」

とくに印象に残ったのは……

青森「シャンプーとコンディショナー」
初聞き。マツキヨで同じかごに入れられたシャンプーとコンディショナーの純愛物語。ビオレUのおやじもいい味出している。発想が面白い。
(つづく)

 
(つづき)

【池袋演芸場 正月二之席六日目】2023年1月16日(火)

(昼の部途中から)
曲独楽 紋之助
落語 正 蔵「鹿政談」

(ここから夜の部)
前座 左ん坊「道具屋」
落語 やなぎ 新作(タイトル不明)
落語 玉の輔「都都逸親子」
漫才 おしどり
落語 菊之丞「町内の若い衆」
落語 金 馬「初天神」
落語 菊 丸「人形買い」
寿獅子 太神楽社中
落語 一 朝「蛙茶番」
落語 市 馬「蝦蟇の油」
紙切り 正 楽(羽根つき、鏡、神業)
落語 扇 遊「たらちね」
~仲入り~
落語 甚語楼「浮世根問」
落語 小平太「おすわどん」
落語 はん治「粗忽長屋」
落語 正 朝「ん廻し」
浮世節 橘之助(&天音)
落語 さん喬「笠碁」

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