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翻訳者にとってキャラクターの名前とは何か。キャラクターの名前は記号なので、作品解釈に関係していないし、翻訳の途中でも置換しようと思えばしやすい。長音をつけるかどうかなど、あとで変えるのも比較的簡単であり、仮に作者にたずねても解決しないことが多く、翻訳者の匙加減である。要は1つの作中で揺れなければいい。極端には、シャーロック・ホームズを堀部三郎にした例などもある。

ということで、論理的には「わりとどうでもいい」のだが、キャラクターの名前が「変えられている」と違和感があるという読者は多く、比較的どうでもいいはずの名前の翻訳には気をつかう。

名前に象徴的な意味があるとか、文化的背景を想像させるとか、まあそういうこともあるけれども、実際そうだったら、そのとき直せばいい程度のことではないだろうか。前述のとおり、一括置換は比較的簡単。

ポット🫖 さんがブースト

「フーデリ」ってなんだろう?と思ったがそのまま読み続けていたら「フードデリバリー」のことだと気づいた。

最近のカタカナ英語短縮形にはもうお手上げだ。カタカナ英語には元の英語から発音も意味も離れているものが多く、ましてやそれを短縮されたら理解できるひとの範囲が狭くなる。

だいたい「南海トラフ」だってトラフというカタカナ語は英語人には全く理解できない。Troughだから発音が違う。
日本語だってなんで「舟状海盆」じゃいけないんだ。表意文字である漢字のほうがはるかに意味がとりやすいと思うんだけど。

人が住まなくなってからもロボットが維持している天空の庭園をイメージしたカフェ

Racial caricature 

これは現在の日本ではほぼ忘れられていますが、当時は高見順が取り上げたことが切っ掛けでいろいろと反響があったらしいです。 ja.wikipedia.org/wiki/Babysan
QT: social.coop/@konrad/1095663913
[参照]

Konrad M. Lawson  

Racial caricature 

ポット🫖 さんがブースト

Racial caricature 

I found a copy of Bill Hume's cartoons "Babysan: A Private Look At The Japanese Occupation" on ebay. It includes a set of highly sexualized racial caricatures of Japanese women in relationship with US soldiers in occupied Japan. Scanned & posted to IA:

archive.org/details/babysan-a-

The work screams for context and critique. Fortunately, there is a fantastic essay by Kim Brandt that serves as a great first stop:

aboutjapan.japansociety.org/le

#histodons #asianists #japan #japanesehistory

漢字文化圏でない人から、「私の名前を日本語の漢字で書いてください」と言われることがある。いや日本語ではふつうカタカナで発音を転写するので……と説明しそうになる。漢字にした人の例はあるが、「小泉八雲」など会話しながら3秒で考えたものではないだろう。思いつくままに発音を漢字に転写して、なんちゃって万葉仮名だと言い張るか。

fanlore.org に源氏物語の(歴史上のものを含めた)二次創作をいろいろまとめたいと思ったけど、よく考えると国宝絵巻などはもとより、『源氏物語受容史論考』のような専門書に書かれている内容すべてがin scopeということになり大変なので、まだやっていない
fanlore.org/wiki/Tale_of_Genji

fanlore.org/wiki/Pride_and_Pre は、現代のドラマ翻案なども触れてあるけれど、どちらかというと素人がやったもので、あまり正統派とされていないもの(アカデミックな研究の対象になりにくいもの)が多くまとめられているようだ

なのでRavenclawはレイヴンクローで*Ravencrowはレイヴンクロウがいいと思う

(この理屈でいくと、Rowlingはローリングでなくロウリングになると思われる)

まあ、日本語は日本語で、ロウと書いてローと読む(二者の区別がない)ことになっていたりもするけれど

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ポット🫖 さんがブースト

芸術新潮9月号は「大特集 祝!画業55周年 萩尾望都 スケッチブックから読み解く、創作のひみつ」 artexhibition.jp/topics/news/2

:ablobcathappypaws:

#萩尾望都

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東南アジアでの植民地期〜WW2での事例から、時代時代での "異物という概念を持ち込むことによって見える多様な排除のあり方" についての話。
状況が変われば異物がなにかも変化する。それをどう扱うかも色々。
敢えて国外での、だけどニポン人自体も少なからず関わりのある事例も交えて見てみることで、現代のニポンでの排外についても対比しやすい感じ。

▶ 植民地主義のなかの異物?―宗主国人?、先住民?、はたまたアジア系外国人?― | 2023年度「異物?」 | 学術フロンティア講義【Aセメスター】 | LAP: TODAI Liberal Arts Program

lap.c.u-tokyo.ac.jp/ja/theme_l

人の家を訪問して「刺を通ず」って暗殺者かと思ったら、(使用人を通じて主人に)名刺を渡して面会を願うという意味だった
kotobank.jp/word/刺を通ず-515173

語源は漢文だと思うが、韓国語でも一般的なのかな:通刺 (통자)
en.wiktionary.org/wiki/通刺#Kore

私の翻訳は資本主義でないため、いちおうできあがっているはずの過去の発表済みの翻訳にいくらでも手を入れ続けることができる。

誤りが減るなど客観的に見てよくなるので満足感もあるのだが、そのぶん新しい翻訳が滞る。


綴りに反して、「aw」に「ウ」のように口をすぼめる音がなく、「oh」にはそれがあるので、awはオー、ohはオウのほうが近いという罠

law, flaw, awkなども同様

題名から予想される玉音放送もそのパロディも出てこなかったけれど、かわりに敗戦を迎える南洋からのオールナイト・パラオの放送とリスナーからのお便りコーナーがある。

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ポット🫖 さんがブースト

再読。西・南・中央・北アジア、ヨーロッパでの乳利用を見ていく。最後には東アジア、オセアニア、赤道付近のアフリカ、南北アメリカ大陸ではなぜ乳利用が行われなかったのかの仮説も紹介されている。

西アジアの乾燥地帯では、熟成させずに天日で乾燥させてカチカチにした乳タンパク質がぎっしりと詰まったチーズがあるそうな。おいしくはないらしい。
チーズといえばスーパーに売っているような熟成チーズやカビを利用したチーズを思い浮かべるが、こちらはヨーロッパの冷涼で湿潤な気候により生み出されたものなのだそうだ。

あまり深く考えたことはなかったが、ヨーロッパのチーズの製法を見ているとあれば、凝乳を脱水し塩水漬けにしたもので、あれは漬物だったんだな、と認識を更新した。そりゃあ、いぶりがっこと一緒に食べても美味しいはずだ。

イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノは富の象徴だったとか、白カビチーズが生まれた背景とか、アジア各地の乳利用の違いも面白いので、食べ物の歴史や文化がお好きな方はぜひ。

本書の最後に出てきた、アンデス高地の「チューニョ」が気になりすぎるので、今度はジャガイモの歴史も読みたい。

人とミルクの1万年 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b223828.htm

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Is My Blue Your Blue? - 自分にとっての青色が、どれくらい世間一般の「青色」の認識とズレているかを判定するページ。ちなみに新山にとっての境界値はhue=182だった。

ismy.blue/

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上田としこ『フイチンさん』

『サザエさん』のような終わりのない日常ものかなと思って読みはじめたけど、全体を通じた筋があり、ちゃんと完結している。ハルピンを本拠地としながら、山奥を探検したり、寄宿学校で生活したり、色々な世界が見られます。日本人キャラクターはおまけ程度に出てきます。

shogakukan-comic.jp/book?isbn=

ポット🫖 さんがブースト

世界史の教科書を読んで知りうる限りロシアもキリスト教だが、ロシア文学を読んでいると幽霊が出てくるし不思議だなと思っていたのだが、やはりキリスト教+土着信仰らしい。
祖先の霊の化身などとして家守やら色々なことをするドモヴォイとか、四十日の追善までに姿を表す幽霊は哀しむ近親者を連れ去ろうとするだとか、親しみのある境界のものたちが出てくる。
ときどきグノーシス思想っぽい書き方とかカバラが出てきて、スラブの世界観にそれを持ち込むのはありなのか?どうなんだ?となりはしたが、手に入れやすい形態で海外の民間信仰などの片鱗を読めるのは楽しかった。

ロシア異界幻想 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b268591.htm

ポット🫖 さんがブースト

昔の東京のようす、国立映画アーカイブの『公衆作法 東京見物』(1926年)もおもしろかった。

「公共マナーへの理解を促すことを目的に製作された作品」とのことですが、帝国図書館(45分くらい)の閲覧室、本のページを豪快にむしりとる大胆不敵な輩が!

youtube.com/watch?v=ELAN_nAZy2

迷走台風という用語を、「台風が迷走しているわけではないので用いない」(かわりに「複雑な動きをする台風」という)という説明は同語反復的であり、一般に向けてはもう少し詳しい説明が必要だと思う。
jma.go.jp/jma/kishou/know/youg

気象庁の説明ではないが、 dl.ndl.go.jp/pid/3252896/1/56 を読むと、「迷走」という表現は本来通るべき道がどこかにあってそこから外れているという印象を与えるが、台風という物理現象はいつも必然の動きをするもので、人間の予想が外れていたり人間の解析が追い付いていないだけである、ということらしい。

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