「とう点リーダー」(漢字にするならおそらく「読点リーダー」)という用語で「、、、、」を紹介している本が1つだけあったが、1つだけである。用法の説明はない。また、隣に「けんてん」(圏点、リーダーより太い中丸)があるのを見ると、「とう点リーダー」も圏点的なもので縦書き本文の横に強調の意味で付けるあれのことを言っているのかもしれない。 https://dl.ndl.go.jp/pid/2498846/1/94?keyword=とう点リーダー
マーティン・フリッケ『人工知能とライブラリアンシップ』の公開(オダメモリー)
https://oda-senin.blogspot.com/2024/10/blog-post.html
一冊まるごと日本語訳を公開。根本彰先生、太っ腹。AIと図書館との関係に関心がある向きは必読かと。
概要が紹介されているこちらの記事も併せて。
『人工知能とライブラリアンシップ』の概要紹介(オダメモリー)
https://oda-senin.blogspot.com/2024/10/blog-post_20.html
ちょうどいい表現がない場合、戦術として、意味をせばめる(特定する)か、意味をひろげる(曖昧にする)かが考えられる。「早朝」というと眠っているか起きてすぐかの時間に特定されてしまうが、文脈上、たまたま、それでまちがっていなければ、まあそれでもいい。「その少し前」と言えば丸くおさまりはするし、前後をふまえればわざわざ言わなくても「朝」だ(夜明けまでさかのぼることはない)と分かるなら、まあそれでもいい。
(厳密にいえば、「早朝」は earlier in the morning に該当する場合もあるがしない場合もある。earlierが「現在」を起点にしている相対時間なのに対して「早朝」は絶対時間で、現在が10時なら9時30分はearlierだが、太陽が高くなった時点で「早朝」は違和感がある思う。)
システムメンテナンスのため、国立国会図書館のデジタルコレクションを含む各種サービスが、国立国会図書館サーチなどでの検索サービス以外は、年末年始の12/27(金)18時から、年明けて2025年1/6(月)まで使えなくなるとのこと。
ご注意を。
https://www.ndl.go.jp/jp/news/maintenance.html#20241017_0900
「注釈」なのか「註釈」なのかの使い分けについては、1) もともとは「注」「注釈」しかなかった 2) 途中で「註」が派生してできた 3) 日本は「同音の漢字による書きかえ」で「注」「注釈」に統一することにした と変遷があるので、「本来は註釈で、注釈は新しく簡略化したもの(だから正統でない)」というのは、あまり正しくない。むしろ「註釈」のほうが創られた伝統ともいえる。 #日本語
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/chuu/kokugo/guidanceq010-00.html
「ミュージカル 南太平洋」という章がけっこう長い。ブロードウェイの同名のミュージカルのパロディのようだけれども、原作を知らないため、どの部分がどうパロディなのかが分からなかった。戦争で南太平洋に行かされた人がそこで恋愛する、というあたり?
https://en.wikipedia.org/wiki/South_Pacific_(musical)
古本でいうと、8月に尾道に行った時に古本屋で偶然見つけた中谷宇吉郎「第三冬の華」がよかった。終戦前に初版が出て終戦後に増刷された本なので、満州で当時うっすら感じてた胡散臭さと終戦後の補足文章が加わってたりする。日本という場所で科学を研究することとそのアウトリーチの距離感への考え方が色々書かれてて、戦後宇吉郎が軍事研究に関わった責任で自分の建てた研究所から追放されたのも含めて考えると、歴史のスナップショットとして非常に面白い本。「正直こんな研究者エッセイが3巻目も出てるのなんでウケてるのか全然わからん」みたいなこと書いててちょっと笑うけども。自分の雪の結晶の研究にかなり近しい観察をしてる研究者が江戸時代にいたのを見つけてて、科学の考古学みたいなことやってるのとかかなりグッとくる あと装丁がすげーかっこいい
わたしの理解では
1) 著作権をもてるのは自然人と法人である
2) 国は法人である
3) 国の機関(複数形)は法人(複数形)ではなく、国という法人の一部や機能である
とすると、首相官邸が
「©Cabinet Public Affairs Office, Cabinet Secretariat.」
https://www.kantei.go.jp/
と書いているのは、おかしいのでは?「官邸」を連絡先や担当部門の意味で付記したいのだとしても、著作権者そのものを第一に書くべきなのでは?
「擡頭」は「台頭」になったが、「頭を擡げる」は「頭を台げる」にならなかった。というより、「台頭」を「頭をもたげる」と読み下すことがなくなり、「台頭」が読み下せない漢語になったのか(「頭をもたげる」という意味だと解釈はできるにしても)。 #日本語
翻訳、プログラミングなどをしている(翻訳家でもプログラマーでもない)