ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』(黒田寿郎/奴田原睦明訳、河出文庫)が重版するそうで
す。
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309464466/
佐賀バルーンフェスタ前夜祭「バーナーパレード」。
気合いが入っとらす。絵力が強い。
https://plus.nhk.jp/watch/st/410_g1_2023103153951?playlist_id=c2f433ee-ec6d-4c00-ae65-eea891e6aa64
やっかいなものの、その先にあるのは、望まれたものであるという、欺瞞、祈り、救いなんですね。
で、祈るという行為も、救いであると定義付けられている。祈るということは、今は救われていないということだけど、何かを祈れるということはそれは希望で救いなんじゃないか、と。
祈ることさえできない登場人物もいるだけに。
主人公の斉藤くんの担任の先生は、それはもう頼りない人なのですが、その頼りなさ、至らなさが、この物語においては斉藤くんの回復に寄与しており、やっかいなもの、ままならなさを排斥するのではなく包括しようとする、そういう祈りの物語だったと思う。
とは言え、コスプレ不倫セックスの描写が多少しつこいんだよな。
ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』読了。
「屋根の上のバイオリン弾き」の原作らしいのですが、わたし、「屋根の上の〜」を見たことないな。
主人公はウクライナに住むアシュケナージ系ユダヤ人で、イディッシュ語による口語小説です。
で、口語小説なのですが、この主人公がとにかく喋る喋る。取り留めなくツルツルと立板に水のように、微に入り細に入り、聖書を引き合いに出しダジャレを交えて、あの時こうしたこう思ったこう言ってやった、と。話が長え。
話の枕や枝葉はいいから、早よ本題に入ってくれんかな、と思いました。
でも、話の歯車が回り始めると語り口と相まってグイグイと駆動していき、楽しかったです。
でも、語られる内容は踏んだり蹴ったり、わりと散々で洒落にならない感じで。
主人公は今までどおりに暮らしたいのに、娘たちは親の目から見るとろくでもない男どものところに嫁いでいって。
一人は貧乏な仕立て屋に嫁ぎ(のちに夫は早逝)、一人は革命家に嫁いで流刑地に旅立ち、一人は相手の実家に反対され身投げし、一人は異教徒に嫁ぎ(のちに出戻り)、一人は資産家に嫁ぐものの主人公とは縁を切り(のちに破産して夜逃げ)。
最後は、ポグロムで、生まれ育ち、妻の眠る村を追われるという。
#読書
日本サブカルチャー史のシーズン3の最終回見てたら、和製ホラーは、宮崎勤事件で残虐描写が規制され、その技術的な要請から生まれた、と解説されていて、「へー」ってなった。
https://www.nhk.jp/p/ts/GLP33Y7513/
こういう情勢こそがナーロッパに導入されるネクストかもな。
"ベルリンの街を歩けば、町中で古着を寄付する回収ボックスが目にとまる。自分はもう着ないけど誰かの役に立つかもしれない、リサイクルされるのだから良いことだよねーと、深く考えずに着古した洋服や靴を入れてしまう。ゴミ箱に捨てるよりは罪悪感も薄い。(…)しかしその7割は、主にアフリカなどの新興・途上国、グローバルサウスに輸出されているのが現状だ。
(…)“寄付”として送られる古着は、現地のテキスタイル産業を壊滅状態に追い込み、地元の人を失業させていると大きな問題になっている。モザンビークではこういった古着を「災厄の服(Calamity clothes)」と呼んでいるほどだ。"
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