独立出版『inch magazine』さんの海外短編翻訳企画PocketStoriesの02が出ます。
パク・ヘウル『この星を離れた種族』(廣岡孝弥訳, 2024.11.30発売予定)
韓国の新進SF作家の環境問題に抗う短編ひとつ、ユーモラスな掌編ひとつを収録。
私は解説を寄稿しています。作品・作家の紹介は廣岡さんが担当していて、私は近年話題のCli-fiやソーラーパンクとは何か、SFでどのように環境問題が扱われてきたかを1950年代からふりかえって書いています。
https://www.instagram.com/p/DCMZo90SEU3/?igsh=dWk5d25vaTBtZnM3
2023年5月に発表した文章(全部まるごと読めます)
コラム「波乱の時代を生きのびるために未来を夢見る」(ZOZO NextのFashion Tech News)
Fashion/Technologyというお題に対し、サバイバルをテーマに現実の研究開発や試作と、SFの実作紹介をからめながら書きました。
https://fashiontechnews.zozo.com/series/series_fashion_technology/teruyuki_hashimoto
BT BankARTが横浜市の選定事業者に選ばれず、拠点がなくなるのか……長いこと観客としてお世話になりました。
https://www.bankart1929.com/news/2024/news/24_020.html
BankART1929とは?
https://www.bankart1929.com/about/index.html
【最近買って良かったもの】
1. hibiのお香
10分弱で燃えつきるマッチ型のお香。気分転換によい。
https://hibi-jp.com/product.php
2.TE HANDELのハーブティー
香りがしっかり華やかでおいしい。気分転換によい。
https://www.tehandel.com/tea
リフレッシュ手段は多ければ多いほどいい。
Bridgy Fed、太平洋時間の深夜頃からキューが300万件以上に達したのが大幅遅延の原因だったとのこと。
そしてそのキューの増大は自然的なものではなく、何らかの異常が起きてのことだそうです。
Bridgy Fedは開発者さん個人のプロジェクトなんだけど、ちょうど体調を崩してしまって確認はまだできていないとのこと。
https://github.com/snarfed/bridgy-fed/issues/1520
夜の散歩に行き、書店の店内でふと違和感を感じて頬にさわったら蚊が逃げていきました。もうしっかり吸われた後だったので、いたく悲しんでいます。
今週末は、世田谷文学館で中央アジアをフォーカスしたイベントもやっていたんですね。情報蒐集不足でした。
https://www.setabun.or.jp/event/20241117/
第3回フェデラルフェスティバル(ミャンマー多民族祭り)@戸山公園をのぞきに行きました。チャリティーイベントかつ少数民族の文化称揚の面があります。屋台の呼び込みが元気でした。
私はマトンの油煮込みセイッターヒン(ဆိတ်သားဟင်း)とダンバウ (ဒန်ပေါက် )のお弁当を買いました。食べるラー油系エビふりかけのバラチャウンも添えられていました。
ダンバウはビリヤニの親戚ですが、今回食べたものはレーズンやセミドライのカシューナッツ、人参と油分が大量で、むしろプロフっぽいです。
他に、お茶(チャイみたいなやつ。ラペイと呼ばれていました)やスペシャルティコーヒーを飲みました。アーティストの絵画が印刷された服やトート、軍事独裁政権への抗議グッズ、伝統的織物なども売られていました。
先週は、アンドレイ・クルコフ『灰色のミツバチ』(沼野恭子訳/左右社)を読みました。
物語が幕を開けるのは、ウクライナ軍と親ロシア勢力が争う前線のグレーゾーン。その小村には主人公の半隠居した養蜂家セルゲイ・セルゲーイチ(49)と、腐れ縁の元同級生パーシャしか残っておらず送電も絶えている。ウクライナのパスポートを持つがロシア語話者のセルゲーイチは、村を出て南下するが、村の外もまた不条理で、なにもかもさだかではなく、ユートピアではないのだった……。
悲惨な境遇も描かれていますが、情けなくコミカルな場面も多く、分厚いけれどあっという間に読めました。好きな本でした。
最後のほうでミツバチが灰色になっていたり、ミツバチにまつわる悪夢を見たりするシーンでは、ふとミヒャエル・エンデ『モモ』の「灰色の男たち」を連想しました。
https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284355
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist