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沖縄のお菓子と言えば、ちんすこう・さーたーあんだぎーなどが有名でしょうか。
しかし!沖縄には、まだまだ様々なお菓子があるのです。
例えば、花ぼうろ・なっとぅんすー・レモンケーキ…など。
どんな物か知りたい方は、こちらの最新刊『おきなわのお菓子』で確かめてみては?
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(続き)→ 若夏国体は、県内11市町村/24会場で陸上・体操・球技・水泳・格闘技などが行われ、総勢3342人が参加。
ボクシングではまだ高校生の具志堅用高さんがすでに活躍していたり、炬火の採火式が波照間島の聖地で行われていた事、自衛隊選手の参加に反対するデモがあった事も、本書からわかります。
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開催にあたっては各会場の建設や道路整備が進められ、「町をきれいに、緑と花いっぱい」「礼儀正しく、時間を守ろう」の標語を掲げて県民運動が展開されたそう。
復帰直後の沖縄の経済発展や意識高揚も狙いだったのでしょう。
本書は、そんな「時代の空気」が感じられる貴重な記録です。

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「若夏国体」をご存知ですか?
それは1973年5月、日本復帰した翌年の沖縄で開催された「復帰記念 沖縄特別国民体育大会」の愛称です。
こちら『若夏国体グラフ』は、同年に沖縄タイムス社より刊行されたその記録写真誌。
各競技の熱戦や華やかな式典を、大きな紙面で伝えてくれます。
(続く)→

(続き)→ 本書前半は、沖縄のニライ・カナイと伊江島の天上世界オボツ・カグラを比較。
後半は、出雲の根の国やアイヌの異界ポナク・モシリから、ハワイのハワイキ信仰、ケルト神話にギリシャ神話、さらにはピラミッドから韓国・済州島の洞窟までを俎上に上げ、それぞれの信仰や死生観を考察します。
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著者は琉球文化研究の第一人者・外間守善氏。
世界各国の「原郷信仰」を追い、それらを生んだ古代人の心の内を探る著者の姿は、諸星大次郎や星野之宣の伝記漫画の主人公のよう。
沖縄・日本・世界のミステリアスな「他界観」が見事に繋がってゆく様子に、読者もドキドキさせられる事でしょう。

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沖縄の代表的な信仰の一つ「二ライ・カナイ」。
それは海の彼方にあってこの世に豊穣をもたらす楽土の事。
また神の原郷とも、先祖の魂がいる聖域とも言われます。
こちら『海を渡る神々』は、その二ライ・カナイを起点に沖縄から世界の国々まで視野を広げ、古代の人々の信仰を解明する一冊。
(続く)→

(続き)→ 當麻さんは、風景写真を通して、自然と人との関わりをみつめる写真家。
作品制作を行いながら、多くの雑誌や書籍でも活躍してこられました。
共著「旧暦と暮らす沖縄」(2016刊)で、その美しい写真に魅了された方も多いでしょう。
約10年の沖縄暮らしを経て、現在は鳥取に在住。
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期間:2024年 4月19日(金)〜24日(水) 
11:00〜19:00/期間中無休
作家在廊予定日:19日(終日)・20日(14:00まで)
沖縄古来の自然や文化を色濃く残す久高島。
そこにある素朴な営みと景色に、ぜひ触れてみてください。

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【イベントのお知らせ】
来たる4月19日より、『當麻 妙 写真展 KUDAKA』を開催します。
沖縄島の東南約5km先に浮かぶ、久高島。
琉球王朝時代より聖地とされてきたこの島を、写真家・當麻 妙(とうま たえ)さんが訪れ、その暮らしや風景を捉えました。
情緒あふれる写真を、ぜひご覧ください。
(続く)→

(続き)→ こちら『遥かなる御後絵』(2003刊)には、まだ未発見だった当時、残されたモノクロ写真を手がかりに、画家である佐藤文彦氏が復元した御後絵10点を収録。
佐藤氏が研究と試行錯誤を重ね、現代の技術を用いて描く過程も詳しく説明。
関連する美術工芸の解説もあり、御後絵の意味と価値をしっかり学べる一冊です。
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御後絵は沖縄戦で全て行方不明となり、2001年から沖縄県の依頼でFBIが捜索。
今回の物は元米軍人の遺品から発見されたそう。
御後絵はまさに琉球美術工芸の精華であり、これは琉球文化解明の大きな手がかりになるでしょう。
来たる首里城再建とも併せ、琉球史への関心が盛り上がりそうですね。

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昨日(3/16)、すごいニュースがありました!
沖縄戦時に失われた、琉球国王の肖像画6点を含む美術品22点が米国で発見され、沖縄に返還されたとの事。
国王の肖像画は「御後絵(おごえ/ウグイ)」といって、15〜19世紀にかけ歴代琉球王の死後に描かれてきたもの。
まさかその実物が現存したとは!
(続く)→

(続き)→ 表地は琉球藍染・韓国の墨染・国産の麻など。
アクセントに芭蕉紙や琉球藍の端切れを縫いつけています。
裏地はヨーロッパのデッドストック生地。
栞の紐は、今帰仁「亞人」さんが琉球藍で染めた糸を手編みしたもの。
そして紐の先に、またよしさんの「房指輪」の飾りが一つずつ付いています。
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こちらは3月31日(日)までは、まめ書房の店頭のみでの販売とさせていただきます。
お取り置きや通販をご希望の方は、すみませんが4月1日(月)以降に対応いたします。
今年から抽選販売ではなく、メールでのお申し込み順となりますのでご注意ください。
どうぞよろしくお願いします。

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首里にて琉球伝統の金細工(くがにぜーく)を作り続ける、工房「金細工またよし」さん。
まめ書房店主の妻による、手作りのストールやバッグのブランド「egg」。
両者のコラボレーションによる、ブックカバーが今年も完成しました。
全7種・それぞれ1点のみです。
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(続き)→ 「衣」で取り上げるのは、農民の仕事着や士族の礼服、被り物・履き物・雨具など。
また生地となる染織物や、装身具・化粧にも言及。
「食」では、日常食・保存食・祭礼の供え物や菓子などを列挙し、調理法や食材・調味料から、食器・調理道具まで解説。
素朴なイラストもいい味わいです。
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特筆すべきは、やはり奄美に関する内容の豊富さ。
イグサで編んだ笠や、魚を囲炉裏で乾燥させた保存食など、沖縄では見かけない物や風習が紹介されており、興味が尽きません。
沖縄と奄美、それぞれの歴史と文化を掘り起こし、その魅力に迫る労作です。

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希少な古書、「沖縄・奄美の衣と食」(1974刊)が再入荷しました。
タイトル通り、沖縄と奄美の伝統的な服飾文化/食文化を調査研究した本で、沖縄を平敷令治氏、奄美を恵原義盛氏が執筆。
琉球王朝時代から明治〜戦前の習俗を、貴重な写真や図も交え紐解いていきます。
(続く)→

(続き)→ 都合の悪い事は説明せず、批判する記者は排除する政治家。
公然と差別を撒くレイシストや、欺瞞に満ちた”復興五輪”。
そんな権力や暴力に目をつぶり、忖度する中央メディア。
この現状に対し二人は危機感と葛藤を抱き、志を同じくする記者達と連帯しながら、粘り強く立ち向かいます。
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官民癒着や弱者への無関心・ヘイト等、今も続く日本社会の”醜さ”が炙り出される中、身の危険も覚悟して取材を続ける三浦・阿部両記者の姿は圧巻。
一方、私達は何をしてきたのか、2年前と比べどう変わったか…と省みれば、心に巣食うフェンスを破れない自分の姿に、忸怩たる思いがするばかりです。

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一昨年ご紹介した本ですが、あらためて。
福島の原発被災地を長年取材してきた三浦英之記者(朝日新聞)と、沖縄の辺野古基地問題を追う阿部岳記者(沖縄タイムス)。
こちら『フェンスとバリケード』(2022刊)は、この二人が日本を覆う重い”金網”に抗い、斬り込んでゆく取材ルポです。
(続く)→

→ 石垣島には、この津波にまつわる伝説があります。
“ある日漁師の網に人魚(ジュゴン)がかかり、命乞いするので助けてやると、お礼に「明日大きな津波が来るので山に逃げなさい」と教えてくれた。
これを信じた漁師の村の人々は避難し助かったが、信じなかった他の村は津波に呑まれた”というもの。
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危険な状況下で心に正常性バイアスがかかると、大丈夫と思い込んで避難が遅れるそう。
この民話も「避難を促されたら疑わず逃げなさい」との教訓を伝えたかったのではないでしょうか。
災害の経験を後世に残そうとした、先人の意思。
私達も過去から学び、未来に伝える努力を続けねばと思います。

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東日本大震災から13年。
あの日の地震と津波の猛威は、忘れようがありません。
琉球王朝時代の昔には、八重山・宮古諸島でも津波による甚大な被害がありました。
1771年4月24日、後に「明和の大津波」と呼ばれる津波が島々を襲い、死者・行方不明者は1万1千〜2千人にのぼるとも。
(続く)→


(続き)→ ヨモギ(フーチバー)・ニガナ(ンジャナ)など21種の野草を取り上げ、その味を活かしたオリジナル料理のレシピを収録。
白和えや炊き込みご飯、キッシュやパスタ、ナムルにムースとバラエティ豊かな料理の数は、なんと78!
各野草の効能・特徴・生育場所なども整理され、至れり尽くせり。
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著者の大滝百合子氏は、『おきなわ野の薬草ガイド』をはじめ多くの著書で知られる専門家。
本書では、それぞれの野草の基本的な料理パターンがわかり、アレンジもしやすいレシピを心がけたそう。
沖縄県外でも入手できる野草もありますので、ぜひその味と効能を体験してみては。

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琉球王朝の時代より、様々な薬草やハーブがある事で知られる沖縄。
こちら『野草がおいしい おきなわ野の薬草 基本料理レシピ』(2023刊)は、命の薬(ぬちぐすい)となる沖縄の野草を使った、美味しくて健康的な料理を教えてくれるレシピブックです。
(続く)→

(続き)→ ①の著者は、東京の玉川高校で金城氏の先輩だった山田輝子氏。
日本復帰前の沖縄から来た快活な金城少年の高校時代、円谷英二氏に師事し怪獣ブームを巻き起こした脚本家時代、突然の沖縄帰郷とアイデンティティの葛藤、そして酒に溺れていく悲しい姿が、丁寧な取材に基づき描かれます。
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②の著者・上原正三氏は、金城氏と同じ沖縄出身の脚本家で、共にウルトラシリーズを支え、特撮ヒーローやアニメも手掛けた名手。
ウルトラマン誕生秘話や円谷ー氏との友情、帰郷後の孤独と苦悩の描写に胸が熱くなります。
沖縄と日本の架け橋を目指した金城氏。
その栄光と挫折に迫る2冊です。

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