沖縄出身の脚本家で、初代ウルトラマンの企画・主脚本を務めた金城哲夫氏。
“ウルトラマンの父”と称される氏の生涯を辿る、①「ウルトラマン昇天」(1992刊)と②「金城哲夫 ウルトラマン島唄」(1999刊)の貴重な古書が、同時入荷しました。
どちらも金城氏と沖縄の関係に焦点を当てた伝記です。
(続く)→



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(続き)→ ①の著者は、東京の玉川高校で金城氏の先輩だった山田輝子氏。
日本復帰前の沖縄から来た快活な金城少年の高校時代、円谷英二氏に師事し怪獣ブームを巻き起こした脚本家時代、突然の沖縄帰郷とアイデンティティの葛藤、そして酒に溺れていく悲しい姿が、丁寧な取材に基づき描かれます。
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②の著者・上原正三氏は、金城氏と同じ沖縄出身の脚本家で、共にウルトラシリーズを支え、特撮ヒーローやアニメも手掛けた名手。
ウルトラマン誕生秘話や円谷ー氏との友情、帰郷後の孤独と苦悩の描写に胸が熱くなります。
沖縄と日本の架け橋を目指した金城氏。
その栄光と挫折に迫る2冊です。

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