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希少な古書、「沖縄・奄美の衣と食」(1974刊)が再入荷しました。
タイトル通り、沖縄と奄美の伝統的な服飾文化/食文化を調査研究した本で、沖縄を平敷令治氏、奄美を恵原義盛氏が執筆。
琉球王朝時代から明治〜戦前の習俗を、貴重な写真や図も交え紐解いていきます。
(続く)→

(続き)→ 「衣」で取り上げるのは、農民の仕事着や士族の礼服、被り物・履き物・雨具など。
また生地となる染織物や、装身具・化粧にも言及。
「食」では、日常食・保存食・祭礼の供え物や菓子などを列挙し、調理法や食材・調味料から、食器・調理道具まで解説。
素朴なイラストもいい味わいです。
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特筆すべきは、やはり奄美に関する内容の豊富さ。
イグサで編んだ笠や、魚を囲炉裏で乾燥させた保存食など、沖縄では見かけない物や風習が紹介されており、興味が尽きません。
沖縄と奄美、それぞれの歴史と文化を掘り起こし、その魅力に迫る労作です。

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