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SF作家のグレッグ・イーガンは2000年代の中盤にオーストラリアの難民支援活動に従事していました。イランからの難民と知り合ったのをきっかけに、2008年に2週間ほどイランに滞在したそうです。
時間SF短編「失われた大陸」(2008, 『ビット・プレイヤー』収録)や、近未来イランに深く関わるほぼ一般小説『ゼンデギ』(2010)、イランに住むアフガニスタン人の少女が密かに科学的大発明をおこなう“Zero for Conduct” (2013, 未訳)などはそのへんの経験・活動が反映された話です。

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11/23、京大の11月祭本部講演で大森さんの「SFに何ができるか? ーー『三体』以後の世界SF」があるのか。時間帯は15:00〜17:00、場所は法経第一教室みたいです(写真)。

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アニメ『PLUTO』感想

『鉄腕アトム』の中でも特異なエピソードとしてファンの間で語り草となっている「地上最大のロボット」を浦沢直樹が独自に脚色してリメイクした漫画がアニメ化。ロボット・フェティシズムやテクノ・オリエンタリズムありきではなく、しっかり「ロボットの人権」を通して、全生命の倫理を問う物語として確立。やはり手塚治虫のメッセージは今の時代にこそ必要です。

👇 ネタバレあり
cinemandrake.com/pluto-anime

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『澁澤を知らない子供たち』

ブームが終って僕等は生まれた
澁澤を知らずに僕等は育った
おとなになって集めはじめる
頽廃の歌をくちずさみながら

僕等の名前を覚えてほしい
澁澤を知らない子供たちさ

高すぎるからと許されないなら
新刊は出ないと許されないなら
今の私に残っているのは
古書店まわって集めることだけさ

僕等の名前を覚えてほしい
澁澤を知らない子供たちさ

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"私、120歳ぐらいまで生きるつもりだから、たぶん実現できると思うんですけど、いつか月のラウンドトリップの添乗員をやりたいんです。" 夢へ向けてもう一歩。宇宙飛行士、向井千秋さんが次世代に伝えたいこと - SDGs | SPUR spur.hpplus.jp/sdgs/dearearth/

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イスラエルは最近の戦争から学び、現場から一切の情報発信をさせなくして、自分たちの世界観を押し付けようとしている。我々はそれに対抗せねばならない。

関心を持ち続けよう。想像力と共感を働かせよう。諦めずに情報を集め、発信し続けよう。我々は勝てないだろう。だが、抗い続けなければならない。勝つためではなく、現実に我々が変えられてしまわないために。

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一巻の感想です。このあとおれの身に何が起こったかを考えると共時性が面白いですね。
QT: fedibird.com/@abe_dragonslay/1
[参照]

とりゅう  
『竜医のルカ』1巻を読みました。 厄介なドラゴン・オタク及び竜医学徒の目から見た感想を文章化すると5000字くらいになりそうなので箇条書きにしてみましたが、それでも1300字くらいになった。全世界100億人のドラゴン・オタク諸賢に強くオススメする。 (1) ・根本的なことから言えば、「竜医師」...
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pixiv小説編集部さまからお知らせがありました通り、11/11の文学フリマ東京37にて、さなコン3小冊子が販売されます。各賞受賞作品に加え、審査員からのコメントや最終選考会の様子なども収録されております。

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I was surprised to learn that there is a racehorse named after Greg Egan's Diaspora.
I was surprised that it was as good as Panthalassa.

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ここまでを纏めました。(加筆修正あり。ここから先に既掲載部分に起きた修正はGoogle Docだけに反映ってなりそうではある)

docs.google.com/document/d/1Ld

〈海の門〉 - カクヨム kakuyomu.jp/works/168173306659

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杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、10月号その3です。

私は、キム・チョヨプ『この世界からは出ていくけれど』(カン・バンファ、ユン・ジヨン訳/早川書房)を紹介しました。
7篇収録の短篇集で、世界の見え方が異なる者同士の理解・共存というある意味SFではおなじみのテーマを、個に寄り添いながら、繊細かつ抑制的な筆致で描きます。

杉江さんが紹介されたのは、斜線堂有紀『本の背骨が最後に残る』(光文社)。
〈異形コレクション〉収録作中心の短篇集で『回樹』に比べると怪奇幻想色が濃いですが、怪しく不可思議な状況を成立させるための理屈のこね方にも独特の味があり、SF読者も楽しめると思います。
youtube.com/watch?v=3rHLy4Kpt4

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『いとしの帯』

破れた事もある 折り目つけてもなお
残しておく気持ちがあればいいのさ
俺にしてみりゃ これも大事な装丁
帯 My love so sweet

隙間がもしも無くて 棚を見りゃつれなくて
人に言えず積み本だけが積もれば
「置き場に困るようじゃ読んだのは処分ね」
帯 My love so sweet

集めてもっと帯 すてきにOn my mind
大事にされない帯 邪険に In your sight
古書で集めりゃほぼ落ちる
帯 My love so sweet
帯 My love so sweet

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アニメーションは湯浅政明監督のスタジオSARU、音楽はくにおくんスタイルのゲーム版のBGM担当したanamanaguchi、声はエドガー・ライト監督の映画版キャストと、「俺の夢」的な世界最強の布陣。ボストンで孤独な時に読んでた漫画が素晴らしいアニメに。感極まって泣きそう youtu.be/dLvRvqByxUI?si=Cd0qBM

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「竜と沈黙する銀河」(阿部登龍)

竜のレースの騎手として生を受け、やがて紛争で分かたれた姉妹が25年の時を経て再会する──。
読みどころはやはり、竜が当然のように存在する地球か。私たちの知っている地球に竜がいるのだが、設定の辻褄を合わせるような無理が一切なく、我が物顔で暮らしている。本編で語られたストーリーの背後に、竜のいる地球の歴史を感じた。
最後に開かれたレースが好きですね。語りは内省的なモノローグが多めながらアクションは全体を通してテンションを上げ続けている。レースが描かれることは読者の誰もが予感するところで、「まだかまだか」と焦らされ続けて最後の最後に疾走感のある乗った筆でやってくる。
散りばめられたガジェットやこの世界に特有の新種も味があり、ホタルリクガメの下りは相当秀逸。シリーズで読みたいと思わされました。

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語学、学習効率求め始めると途端にコスパ悪くならない? コスパって言ったら「ドイツ語やってる暇あったら英語やれよ」みたいな話になってしまうし、何より習得が完了するまでは「延々と楽しくない景色が続く」みたいな話になってしまう。道中めんどくさい、学習プロセス自体が楽しいので習得したときよりも学んでる今が一番幸せみたいな気持ちにならないとやってられない。

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ピーター・S・ビーグル/井辻朱美訳『最後のユニコーン 旅立ちのスーズ』(ハヤカワ文庫)読了。最後のユニコーン/アマルシアを中心に、名作『最後のユニコーン』の後日譚となる「二つの心臓」と、そこで登場した少女が妖精に連れ去られた姉を探す旅に出る「スーズ」の二篇を収録した中篇集。
なぜこの著者の描く物語はいつも哀しいのだろうと考える。自らの魂とも言えるものの喪失とその探求、何かを得るために差し出さなければいけないもの、生きていくことの責任と誇り、そして各々がいるべきところへの帰還。深い信頼と、それが故の別れは常に死の影が付きまとう。昏くつらい世界ではあるけれど、だからこそ彼らが秘めた悲しみが胸を打つのだ。とりわけ「スーズ」が好い。まさしくある種の「ゆきてかえりし物語」でもある。

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「ワールドコンブランド促進センターを成都に作ります」「ヒューゴー賞ノミネートの5人をアドバイザーにします」この機会にやれる手はやる強さ

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それにしても、『たったひとつの冴えたやりかた』でティプトリーを知り、この帯文に惹かれてこの本を読みだした人は、「ラセンウジバエ解決法」や「たおやかな狂える手に」をどんな顔して読んだのだろう。ちょっと感想を聞いてみたい気もする。

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