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杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、10月号その3です。

私は、キム・チョヨプ『この世界からは出ていくけれど』(カン・バンファ、ユン・ジヨン訳/早川書房)を紹介しました。
7篇収録の短篇集で、世界の見え方が異なる者同士の理解・共存というある意味SFではおなじみのテーマを、個に寄り添いながら、繊細かつ抑制的な筆致で描きます。

杉江さんが紹介されたのは、斜線堂有紀『本の背骨が最後に残る』(光文社)。
〈異形コレクション〉収録作中心の短篇集で『回樹』に比べると怪奇幻想色が濃いですが、怪しく不可思議な状況を成立させるための理屈のこね方にも独特の味があり、SF読者も楽しめると思います。
youtube.com/watch?v=3rHLy4Kpt4

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