邪魚隊マイ初日でした!🎣
なんか、最終的に君主制を撃ち破って銀テが飛んだぞ……おもろ……
歌にダンスに殺陣もいっぱいやって、舞台の上では面白いおかしくばかばかしいことやってなんぼの人が作った感じ。それが、流司さんの「飄々と生きていたい」「限界を超えた生を見せつけてこそ見世物」といった側面とよく合っていたと思う。
流司さんを舞台の0番でいかに戦わせ、己の正義を貫く姿をみせるか、という2時間でもあった。いままで色んな舞台で見てきた姿が存分に楽しめる。邪道な主人公がこの人の王道なのである。
その他よかったのは、反乱軍の女性と誠治郎さんが演じる従者かな。
つくづく自分が舞台やエンタメに求めるものが革新性なんだなあと思う。王道の定番を見せられるのもいいけれど。その人にとっても新しく、業界にとっても新しい、見たことがないものが観たい。それが自分の好みに合ってるとなおよし。
涼子が自分たちの店の店名をLight Houseにした理由が「心によねさんを住まわせておくと強くなれる気がして」なの本当にいい。心によねさん。
ヒロアカわたしは単行本派なので最終巻発売までしばらく待つ
寅子が若い頃と比べてはっきり言うことが減った。違和感を持ちながらぐっと押し黙って考えることが多くなった。間違えることもすごくある。溌剌とした主人公が理不尽に立ち向かっていくストーリーだが、それだけじゃない。いままでならば対立していわば多分正しい人に打ち負かされていた人物を敵にしないでいる。あらゆる差別と、差別に繋がる孤独を取りこぼさないぞという心意気を感じる。本当に全部描こうとしている気がする。
対立している場合じゃない、自分さえよければという話でもないんだよ、というのを示してくれる。このドラマを見れば全部解決する訳じゃないけど、この世界で生きていくうえで大切なことを忘れないために、定期的に放送してほしいな
今週の #虎に翼、現代でもよくある、自分もやってしまった事がある差別や蔑視が描かれていた。
「これだから朝鮮人は」と言う台詞に寅子が即座に「やめてください」と言える場面の頼もしさ。特定の人種や属性の人を蔑視した会話が目の前で飛び交っているのに、ここで反抗したらもっと酷いことが自分の身に起こるのではと怖くなりじっと黙ってしまうこと。怪我人を助ける嫌われ者を「困ってる人を助けるのは普通のこと」として、差別や加害は優しさや思いやりの問題ではないことを暗に示すこと。
「昔のことなんて知らない、自分は誰も虐げたことなんてない」「差別なんてしていない、現実の問題を話している」といったやり取りも現代の現実でも本当によくある光景。差別意識を指摘した時に「あの人は優しいからそんなことしない」なんてよく言われる言葉だしね。これらに明確な解決策を示す訳ではなく(だって一言で解決しないもの)、差別にNOを言える寅子ですら何も言えずにうんうん悩む、無知を否定せずに対話を重ねていく大切さを描いてくれた、今週は。
思わぬところでバンギャル遭遇エピソード、わたしのは高校時代に図書室で集計した定期購読したい雑誌のアンケートの回答にSHOXXが1票だけあったくらいだな……
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