べびわる3回めに来てしまった。まひろも冬村かえでも自分を見てるみたいで…… それも、自分と同じような人をフィクションの中に見つけた時の、このままでいていいんだと自分を肯定される感じとはまた違う感覚で。とらつばの音羽さんといい、今年はおかしい。わたしみたいな人はフィクションの中に登場しないのに、今年は3人も出てきた。

冬村かえではもう一人のまひろ、伊澤さんの言葉を借りるなら「ちさとと出会わなかった世界線のまひろ」な訳だけど、まひろと冬村かえでの違いが“相棒がいるかいないか”だけなことを表す瞬間がいっぱい散りばめられてて、めちゃくちゃ好き…… わたし、べびわる観ながらいつもまひろにおけるちさとが羨ましいと思うんだけど、冬村かえでがまひろに「お前は隣にいるやつがいていいな」みたいなこと言うの、自分ごととして響いてしまう

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べびわるドキュメンタリー観てきた!
アクションって本当に体力勝負で、肉体の限界との戦いなんだな……と実感した。怪我して撮影が遅れたのも初めて知った。大変だ。

怪我してしまった瞬間は画面を真っ暗にしたり、ここは映して大丈夫かのやり取りも収録されてたのもよかった。いろんな意味で安心してみられるというか。

伊澤さんの「冬村かえではちさとと出会ってなかった世界線のまひろ」という言葉、本当~~によくわかる。
クライマックスのかえでvsまひろの撮影のお昼休憩に血まみれのまま地べたに座ってお弁当もしゃもしゃ食べてる伊澤さん、まひろが撮影現場にいたらこんな感じでお昼食べてそうだなと思った。まひろ役だから当然といえば当然なのだが。

きのうは寝落ちちゃったんだけど、べびわる3やっと見てきたよ!
フォーマルなちさまひが最高だった。これは好みの問題だけど1やある用務員が好きな人は大好きだと思う。わたしは2が好きなので、日常パートはドラマで住みわけたのかな~
ホラーが苦手なので、暗闇で敵が出そうで出ない感じはしんどかった

邪魚隊🐟️公開初日!観てきました。

夏に舞台があるけど、正直言うとこの話も舞台で観たい。舞台で観たことある役者に関してはその人の個性がとても生かされている、思った通りの映画。さとうさんも、殺陣にしても芝居しても得意技を存分に発揮されていて、殺陣はもちろんガラの悪さ、日常の落ち着きのなさからくるかわいさ、その日暮らしっぽさ、自分の心理に気づいた後の仲間たちの騒ぎをよそに冷めてる姿からただよう哀愁… と、ファンが好む姿は全部観れると言っていい。偶然だろうけど、嬉しいアイテムも登場する。

歌のところは2.5の舞台で聞きなれた和田さんの音楽。だからこそ、舞台で観た時に感じるであろう楽しさをありありと想像できるくらいに映画であることが惜しい。

いいところもよくない(というかわたし向きじゃない)ところも“思った通り”の映画だった。役者・衣装・劇中歌はとてもよかったです。


映画『成功したオタク』見てきました。推しが性犯罪で逮捕され、私は性犯罪者のファンになってしまった。同じファンのみんなはどう思ってる?というドキュメンタリー映画。推しとオタクを描いた作品は露悪的なものも多いが、そうではない映画。オタクが見るべき映画だった。

推しが間違いを犯した時にファンは怒っていい。問題を起こす前の、推しに夢中だった日々と時間をかけて(それこそ数年かけて)向き合っていい。性犯罪を犯した推しにオタクが怒り狂ってる映画を想像していましたが、そういう場面ももちろんあるけれどもっとずっと優しい「ひとりじゃない」と思えるシスターフッド映画だった。好きなものがあるのは幸せなことだと気づけた。見てよかった。

変な感想になるが、私って幸せなんだと気づいた。それは私の推しはまだ問題を起こしていないからマシだという意味ではなく、何かを好きでいられるのは幸せなことだいう気づき。少し離れたところから誰かに夢中になっている自分を眺めるような感覚。昨日届いたばかりの、自分の推しが着ていた服と同じ服に包まれながら鑑賞してそう思った。

『夜明けのすべて』

やっと見れた。よかった。何も考えずに見れる映画だった。何にも怒らずに、何にも嫌な気持ちにならずに、恐れずに、置いてけぼりにされずに見れる映画。家族が一番の理解者ですみたいな描写もない。主演の二人が恋愛関係にも、ついでに言うと友人関係にもなりません。

早く配信もされてほしい。この映画に救われる人がいると思う。

韓国映画『わたしたち』を見た。
X(ツイッター)の女性監督・女性主演おすすめのハッシュタグで知った。すごくよかった。
小学校四年生の子供二人が、出会ってすぐに仲良しになるが、クラスで勉強や容姿が一番の女の子の気分次第でいとも簡単に友達関係と立場が変わっていく。大人の目の届かないところで展開される子供の世界のリアリティを、BGMなしで繊細に描いていた。

子供用のマニキュアが登場し、ホウセンカの汁で爪を染める場面がある。除光液で落とすものではないため、爪が伸びると赤の面積が減っていくだけなのだが、この爪の色の変化が離れたり近づいたりする心模様とリンクしているのがなんともいい。

ソンとソンの母親とのじゃれ合いを見てしまったジアが、その後どこにいても何もしていてもずっと不機嫌そうで。ソンとジアの友情がメインで、いじめっ子のボラは実は蚊帳の外なんですよね。子供時代は絶対的な支配者に見えても、自分の人生にずっと関わってくる訳ではない。そんなメッセージが込められてるように思った。

video.unext.jp/title/SID005095

109シネマズでザワリバイバルを見てきました!
坂本龍一氏監修の最高の音響で拳が肉をちぎる音と音楽を浴び続け、最高の有効活用と無駄遣いを同時にした気分。

それにしてもさとうさんの泰志が最高だと思った。最適解のキャラクター解釈と芝居で、その時の仕事の最高打点をきっちり出す。それをどの作品でも続けている。ザワきっかけではまったファンが多数いるのもわかる。私が彼にはまったきっかけは別の作品だが、その時もこれと変わらないことをやっていた。それをまた別の形で見ることができて、原点に帰ったような気持ち。元気が出た。


ネトフリで『オリオンと暗闇』を見た。暗闇を恐れる少年オリオンに、ある夜、暗闇が人型になって話しかけてきて… というアニメ。恐怖の対称を詳しく知ることで怖くなくなるってあるよね。「静寂とは何も聞こえないということではない」と語る、ヒュパティアのやさしい詩が好きだな。

netflix.com/title/81476885?s=a

元気が出る映画だったわ
それにしても阪元監督って陽キャとかリア充とか嫌いなんだな…どの作品でもそういう人たちが揶揄されるように描かれていてしっかり殺される。

一応ホラーだけどたいして怖くなかった。びっくりするのは仮面がいきなりアップで映るところくらいかな。後半30分は阪元裕吾作品お馴染みの肉弾戦でたのしい

netflix.com/title/81745655?s=a

哀れなるものたち、余韻から一夜明けて、ミニチュアみたいな建物や船、かわいいけど不穏な空模様、ドレスの数々にうっとりする映画だったな…とぼんやり思っている。わたしの身体はわたしのものというメッセージもしっかりあり、奴隷に涙したり、娼館のオーナーに女が男を選べば?と提案したりと、心強い場面もたくさんあった。

消化不良なところを挙げるとしたら、ゴッドがベラの父的に描かれていたところ。ベラが出ていった後の寂しがり方も、戻ってきたベラの迎え方も、ベラ関係なく食事中に痰を出すみたいにシャボン玉を出すのも、すごく愛情深い父親的で。そして戻ってきたベラは「この場所が一番落ち着く」と微笑む。こういった自由な映画でも、こういう描写があるのかと寂しくなった。でも、みんなで中庭にいる最後の場面はとても好き。

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よかった……よかった。しばらく余韻に浸りながら帰りたい。歌ってる人が召されそうなくらい高音の、不協和音の讃美歌みたいな音楽が頭の中でまだ響いている。このまま寝たい。寝よう。

ゴカム映画見てきました。わたしは腹八分目といった感じ。満腹で大の字になる映画ではないけど、ほぼハイローのゴカムで楽しかったです。極寒の雪山と回想の戦場でそれぞれ違う種類の「死」の気配が描写されていて、それだけでも見る価値はあると思った。(逆にそういうのがだめな人は無理かもね)

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