邪魚隊マイ初日でした!🎣
なんか、最終的に君主制を撃ち破って銀テが飛んだぞ……おもろ……
歌にダンスに殺陣もいっぱいやって、舞台の上では面白いおかしくばかばかしいことやってなんぼの人が作った感じ。それが、流司さんの「飄々と生きていたい」「限界を超えた生を見せつけてこそ見世物」といった側面とよく合っていたと思う。
流司さんを舞台の0番でいかに戦わせ、己の正義を貫く姿をみせるか、という2時間でもあった。いままで色んな舞台で見てきた姿が存分に楽しめる。邪道な主人公がこの人の王道なのである。
その他よかったのは、反乱軍の女性と誠治郎さんが演じる従者かな。
つくづく自分が舞台やエンタメに求めるものが革新性なんだなあと思う。王道の定番を見せられるのもいいけれど。その人にとっても新しく、業界にとっても新しい、見たことがないものが観たい。それが自分の好みに合ってるとなおよし。
本日はブリミュ観劇。一番の観劇理由は脚本演出の児玉さんはじめナルステのスタッフが多く関わってること。主人公の見せ方、必殺技の演出、漫画の再現に留まらないリアルクローズな衣装、最新の映像演出とギミックを駆使しながら人情的な場面は芝居と歌でしっかり見せるぞという、ナルステで見覚えがある世界だった。映像演出がすごいことになってるが、見どころは俳優の芝居だった。
織姫、蘭菊、ネルの見せ場がすごくよかった。BLEACHにこんなシスターフッドな場面があったんだと思ったほど。読者だからこそ理解度が高かった面もあるけど、ルキアと織姫の関係性がすごくよかった。俳優が遺憾なく力を発揮し、抱きしめ会うだけじゃない支え方があることを舞台の上から発していた。
最後の回想シーンが好きだな。それまでの映像演出とは打って変わってベーシックな見せ方で、緊迫感と不穏さが伝わってくる。他の.5作品ならそのままカテコに入りそうなところで差し込まれるのもいい。児玉さんのやりたいことが映像演出ならば仕方ないけど、人間関係をこれだけ劇的にみせられるなら映像に頼らない舞台も観てみたいなと思ってしまう。
ブリミュは向こう2~3年は児玉さんを拘束してます?この後のウルキオラの展開は絶対に劇的にみせるんだろうなと熱い期待を寄せておきます。
本日、舞台パリピ孔明を観てきました。楽しかった!うれしい驚きはいつもの銀劇より音がでかかったこと!そして回るミラーボール!3階まで響くビートとエイコの歌声の力強さで、座ってるのがもどかしい。孔明がエイコの歌を大衆に聞かせることに徹底しているように、舞台全体がエイコの歌をたくさん聞ける演出になっていた。
欲をいえば、ED以外最後まで聞ける歌がないので楽曲をちゃんと聞きたかったなと思う。いいところで台詞を言うためにボリューム絞ってしまうことが何度もあってもったいない。3時間の舞台になっていいから劇中の曲を最後まで聞きたかった。
それにしても、藤田さん演じる孔明の声の滑らかなこと。戦略を流暢に語る声が耳に心地いい。自分が出るよりエイコの歌を大衆に届けることに徹していながらしっかり現世を謳歌する姿はまさに観たかった藤田玲です。知的な役と癖の強い面白い役が両方ハマるのすごいよ。Xデーの決戦を終えたエイコと七海のツーショを撮る孔明がなんともいい。いい気分で帰れる舞台。
二人芝居『追想曲』すごくよかった!まだ2月だが今年一番の舞台かもしれない。小劇場で役者は二人だけで派手な仕掛けもないけれど、舞台の上からありありと発するメッセージが今見られるべきものだった。
赤澤さんが人間の一生ぶんの喜怒哀楽を、表情はもちろんのこと四肢と身体を使い尽くして詰め込んでいて、見ていて息ができなかった。赤澤さんと本田さんで役を交換する回もあるから、二人ともこれができるということなんだよな。すごすぎる。
赤澤さんメイン回だったので、上演前後の注意事項とお礼のアナウンスも赤澤さんの声だったのかだが、これが何の役の声なのかがわかった瞬間にハッとした。ネタバレになるからヒントすら言えないけど。
脚本はほさかさん、演出は松崎さんのタッグで、もしかしてこのお二人は小劇場で言いたいことを言うタイプですか…??(.5作品は自由にできないと言っているのではない)ほさかさんはともかく、松崎さんは「良くないことは良くない」を演劇の中に溶け込ませるのがうまいのかも。
良すぎたのでパンフレットも買った。袋を持ってなかったのでパンフレットを抱えて雨の新宿を闊歩する羽目になったが、後悔していない。
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