今回のブロビのツアー(局地的な雷雨)、始まる前は新曲の仕様や雑誌のインタで不安を感じていた。ライブ見れば全部わかることだと思って足を運んだけど、どこまでもバンドで嬉しかったな。特に無や東京初日の本編ラスト2曲、名古屋で聴いた楽器隊と響鳴するようなRyujiのデスボはバンドでなければ出せない物だった。
そういう瞬間がたくさん観れたこと、ツアーファイナルがバンドのよさを全面に出した終わり方をしたこと、本当に楽しかった。むしろ、そんな景色をたくさん見ても自分が受け入れられないことがハッキリしたライブだった。
これはわたし個人の感覚だが、ブロビは2年に一回くらい「ヴィジュアル系バンドとして最高の瞬間」をみせてくれる。いろいろなヴィジュアル系バンドを観てきたが、彼らと比べても謙遜ない、活動はほぼ年一回で俳優と兼業でやってるのが信じられないような瞬間がある。本当に。
その最高の瞬間よりもちょっとそれはないだろ… と思うことの方が年々増えていて、かといって離れることもできず、またあれがあったら嫌だなあと思いながら行っては一喜一憂していた。今回もそう。次もやるだろうし、わたしもきっと行ってしまうだろうけど、どんなにライブが最高でも嫌なものは嫌な自分が再認識できただけでも、いいライブだった。
という訳で昨日はブロビ名古屋レニリミでした!
昨年と一昨年のツアーの一部演出がかなりつらかったので相当期待しないで行ったけど、そんなのいらなかったなと思うくらい楽しかった。
セトリが新鮮だった。いつもオーラスで定番のハレヴタイやブロウビートをやらなかった。これは結構好きなやつ…!かといってマイナー曲を多くやった訳でもないのだが、初期のアルバムからは明るい曲を中心にメジャーデビュー以降の曲が多いセトリで、ついこの間まで観劇モードだった私にはちょうどよかった。
Ryujiソロが多く、HAKUEIさん登場はライブの中盤から。なので必然的にRyujiが歌う量が多くなり、よくやってるなあと感心する。本人も明らかにキツそうで、それでもMCでキツければキツいほどいいと言っていた。これがこの人の“かっこいい”のやり方なんだよなあ。
途中でHAKUEIさんのイヤモニが壊れるトラブルがあり、だいぶ長めのMCを挟んで再開したけど音がずれてたし楽器隊もやりづらそうにしてた瞬間が多々あった。なのでバンド側からすると本領発揮できた回じゃなかったかもしれないが、私は音楽で勝手に身体が動く感じが楽しかったなあ。やっぱりこれが生き返った感じがする。
すぱーくるの感想
・書けなくなったならその状況、休んだ方がよくない?仕事しすぎで枯渇しているように思える
・校歌やらないんだそっか…
・Ryujiに「可哀想に」と言われるはくえいさん🥺
ブロビ、迷いにまよって名古屋と日曜の新宿だけ申し込んだ。キャパも小さいし、取れなかったらそれはそれで。これ以上いると自分が嫌な奴になる気がする。あとカレンダー通りに働く会社員にGW後の5連休錬成は無理です。
別のイベントで「やめようか迷ってる時が一番向き合ってる」「あがるあがる言ってる奴ほどライブ来る」という話を聞いて、その昔身をもって経験してるのですごく共感したし再びそれをやってもいいかと思ったけど、あれから10年以上経って時代は変わったし私も変わってるんだよな~と思ったので。
普通に考えて東名阪4公演の小さなツアーとはいえ、ライブ3日前まで舞台の公演が毎日あって残り2日だけでライブの準備がじゅうぶんにできるとは思えないんですよ。
こういうのが読みたかったよ~!とうれしくなるFC限定のインタビュー。作詞や楽曲制作の話を詳しくしてくれている。曲があがってきた時嬉しかっただろうな、Ryujiの顔が目に浮かぶ。メンバーや制作スタッフの技術を誇るバンドマンがめちゃくちゃ好きだ
うおーいいインタビューだった……
結構、現状を俯瞰して見れてるんだなと。私がバンドおよびRyujiに大して「やりたいことをやってくれ、そしてできるだけ誰も傷つけるな」と思ってるので、私が思ってるより本人が本人なりに一歩進んだ状態にいるように思った。
>何も書きたいことがないのに、当たり障りのない歌詞で出すのは聞いてくださる方にすごく失礼だと思ったので、「何もない」ことを書こうと試みた
相変わらずやりたいことをやってる人だな。と同時に「やりたくないことをやらない」という姿勢なのがよくわかる。インタビューの後半に「100%出し続ける」という話をしているが、こういうところにも表れていると思う
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1421460
感想と日常/だいたいお気に入りハッシュタグのことを話します