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母→子の視点での二人称だから、日本語訳のタイトルを『あなたの人生の物語』にして不自然でなかったものの、もし父→子だったらすんなりいかなかったと思う。
(父がそういう言葉づかいをしてはいけないという意味ではなく、翻訳者が原作のキャラクターにわざとそうしゃべらせているように受け取られる可能性があるということ)

ポット🫖 さんがブースト

「あなたの人生の物語」読み終わった。最後の「顔の美醜について」すごかった。これ教科書に載せるべきだと思う

https://www.amazon.co.jp/dp/B00O2O7JEA/

ハリー・ポッターは長く読み継がれる作品かというとけっこう怪しいと思う。たしかに長続きしているほうではあるけど、案外、ファンが高齢化してきていて、もう10年くらいすると、忘れられはしないにしても、次の世代のなにかに順調に席を明け渡しているんじゃないかと。

ただ、ぎりぎりの親近感を残す範囲で現実を排除している設定なのが広く受け入れられやすかった面はあって、もう少しでも現実寄りの、1990年代イギリスの事物が背景だけにでもちらちらするストーリーだったとしたら、賞味期限がもっと短かったかと思う。

Sirは姓単独には付けないのに対し、Mrは(ふつうは)ファーストネーム単独には付けない。

例として
Sir Keir said: ___
Mr. Biden said: ___

bbc.com/news/articles/c51yg2g1

どういう理屈でこうなのでしょう?

ポット🫖 さんがブースト

書籍のページ数について、Amazonは、
 本の長さ
という語を使っていますが、これは
#日本語 として妥当ですか?

もしそうでないなら、何と言うのが適切なんでしょうか?
思い浮かばないのでぜひお教えください。

の古典で「生ひ先」(子どもの将来、成長後)がよく出てくる。
いま使われている「老い先」は、これの類推であとで作られた単語らしい。
(いまは)発音が同じなので、両方つかうと混乱する(ので前者はもうつかわないのだろう)。
kotobank.jp/word/老い先-448456

ポット🫖 さんがブースト

いまだに「平和の祭典」とかいう言説を大真面目に語る人の多さ。

「平和の祭典」は日本語ではクリシェだが、英語で何ていうんだろうね。つまり対訳関係にある標語は。私は知らない。

ポット🫖 さんがブースト

Au sujet de l'orcanette du Japon (Lithospermum erythrorhizon) et sa teinture violette :
"For a deep purple, up to 50 dips could be needed. Shikonzome dye loses colour remarkably fast, literally as the fibers are being dipped, meaning it was often used for bokashi (ombré) dying, and the resulting colour was varied and uneven, with each strand a slightly different shade."

"One Japanese word for the plant, murasaki (紫), inspired the pen name "Lady Murasaki" for the author of The Tale of Genji and is also the source of the general Japanese term for the color purple, murasaki iro (紫色)"
en.wikipedia.org/wiki/Lithospe
img : nihonmono.jp/en/article/14748/

音声でわかりにくい・曖昧性の高い新語や専門用語というのは、たとえばラジオやポッドキャストでは使いづらかったりするわけで、長期的に見れば文章語と口語の分断をすすめたり維持したりする方向にはたらくと思う。

この点、小説(の翻訳)などでも、オーディオブックを想定すると同様の問題がある。

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今年は佐々木真理『アーシュラ・K・ルグィン』(ルグィンの主要作品全批評)も出ていることだし、未読の作品を中心にアーシュラ・K・ルグィンを読み直していきたい
hanmoto.com/bd/isbn/9784384059

の専門用語は漢語が多く、音声では分かりにくい。

脳の部位の名前とかでも、つかっている漢字自体はむずかしくなく、漢字を一字ずつひろえばなんとなくイメージもわくので素人にやさしい、という話がありますが、未知語として音声で聞くときは「ノーカスイタイってどんな字で書くの?」みたいになってしまいあまり助けになっていない。

「しただれもの」みたいなのだったとしたら、音声でも多少イメージがわくかも。

『「闘争・逃走」反応』(fight-or-flight response) がうまいこと言ってるのも文字としてであって、音声としてはこの用語を導入するときは「これはタタカウの意味のトーソーとニゲルの意味のトーソーで……」と補足しないとまず意味が分からないと思う。

源氏物語の場合は、貴族であること、豪華な生活がデフォルトで、たまに庶民の描写があっても、「こういう何もないさびれた感じも逆にいいですね」みたいな、ものめずらしげな視線が付いてくる。
おちくぼ物語の場合は、相手にふさわしい衣装や調度品がないのでがんばって用意するなど、「あってあたりまえ」ではない。

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氷室冴子版「落窪物語」
継子いじめ譚(というか継子いじめへの抵抗・復讐譚)の「落窪物語」。
姫のために動き回る侍女がメインキャラ。
復讐部分は陰湿でもあるけれども、わりとドタバタ感があっておもしろい。
カラーの挿絵も豪華でよかった。

同じ継子いじめのシンデレラと比べると、魔法使いや神仏の加護が出てこない。危機は人間の力(王子さまの権力を含む)で乗り越えるという意味で、近代的ヒューマニズムと相性がいいという指摘が昔からあるようだ。
bookclub.kodansha.co.jp/produc

ポット🫖 さんがブースト

子の友達の主催するパーティに参加したら食事と一緒にカップケーキが用意されていた。2種類あり、一方は黒くてチョコレート味と思われるもの、もう一方は茶色というかきつね色というか、普通のカップケーキだ。日本語で言うとプレーンというところだろうか。子供にどっちがいいか選んでもらうことにするが、その時この普通の方の奴のことをなんと呼んだらいいかわからず一瞬言い淀んでしまった。箱にはラベル等が一切ついておらず情報はない。なんと呼んだらいい? 結局その時は色を使い、blackのやつとbrownのやつとどっちがいい?のように聞いた。blackのやつはchocolateだと思うよ、と言い添えて。

そのあとで他の子とその親たちとの会話を見ていたら、みな迷いなくchocolate? vanilla? などと聞いていた。

そうか、これが英語でいうところのvanillaというやつなのか。

だいぶ昔に vanilla JS という表現を知った時には、ものすごく腑に落ちない気持ちを味わったものである。似たように感じたことのある日本人も多いんじゃないだろうか。いろんなフレームワーク、ライブラリなどが使われることの多いJS界隈において、特にそういうものを使わない巣のJavascriptランタイムと標準の(webの)APIなどだけで作ったもののことを区別して呼ぶことがあり、そういう時にvanilla JSという名前が使われる(ことがある)。なぜかというとアイスクリームなどにいろんなフレーバーがあるが、標準的で特殊な味のついていないものがバニラ味だから、転じて特に何も足していないJavascriptはつまりバニラJS、という説明なのだが、でもバニラアイスクリームはバニラのフレーバーついてるでしょ……と腑に落ちない気持ちになったものである。

でもまあ英語での表現というのはそういうものなのだ。標準的なアイスクリームはバニラ味だし、特別なフレーバーがついてない普通のカップケーキもバニラ味なのだ。英語圏に何年も住んでいて本当に今更だが、本当にみんな自然にバニラ味と表現していてちょっとびっくりしたのであった。

この vanilla cupcake にバニラがフレーバーとして含まれているかというと……実際には含まれていそうである。だからバニラ味と呼ぶのが間違いとかいうことはないだろう。でもやっぱりバニラ味はまだなかなか自分からは出てこない表現ではある。精進します。

https://wp.jmuk.org/2024/07/13/%e3%83%90%e3%83%8b%e3%83%a9%e5%91%b3/ [参照]

ポット🫖 さんがブースト

2019年の豊橋技術科学大のランサムウェア感染事例を克明に記した文章
axies.jp/_files/conf/conf2020/

技術的に具体的な情報が盛り沢山で分かりやすく、感染源の心理状態なども示唆的。

細かすぎて伝わらない翻訳シリーズ

『ルーナ・ラブグッドと闇の帝王の日記帳』に登場するマートルは、一世代前の女子なので、てよだわ言葉をつかいます
syosetu.org/novel/179156/55.ht

「条例」が広がっている理由は、日本がILO第94条約を批准せず法律として実施しなかったため。条約からそれまでに50年くらい時間が経過している。 ja.wikipedia.org/wiki/公共調達#公契約

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「公契約条例」「公共調達」について調べたことをまとめています
(「公契約条例」は以前から記事があったので、加筆した形です)
ja.wikipedia.org/wiki/公契約条例
ja.wikipedia.org/wiki/公共調達

ポット🫖 さんがブースト

この一連の文章、なかなか興味深かった。

「左川ちか」のテキストをめぐる雑感➀岩波文庫における昭森社版詩集の扱い
note.com/violet1991/n/nf6d8140

「左川ちか」のテキストをめぐる雑感➁岩波文庫における森開社版全詩集の扱い
note.com/violet1991/n/n2aaed62

「左川ちか」のテキストをめぐる雑感③岩波文庫における私の研究の扱い
note.com/violet1991/n/n57e0502

「左川ちか」のテキストをめぐる雑感④資料集成と岩波文庫の関係と遺族の思い
note.com/violet1991/n/n44111bd

詩人左川ちかの研究に取り組まれてきた島田龍氏による、岩波文庫版『左川ちか詩集』批判、ということになると思うのだけれど、岩波書店の編集に対する問題提起に加えて、裏ビジネス化した資料系同人誌界隈と、その人脈の出版業界侵食、という構図も描かれていて、色々と考えさせられる。

#出版

図書館をよく利用していると、人気のあるらしい新しい本はやはり競争率が高く、ずっと貸し出されていて、借りる予約をしてもなかなか順番がまわってこない。

ふと思い立って、自転車で行けなくもない隣の区の図書館で同じ本を検索してみると、ものによっては20人待ちが1人待ちに変わったりするらしいので、住む場所をまちがえたような気もする。

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