の専門用語は漢語が多く、音声では分かりにくい。

脳の部位の名前とかでも、つかっている漢字自体はむずかしくなく、漢字を一字ずつひろえばなんとなくイメージもわくので素人にやさしい、という話がありますが、未知語として音声で聞くときは「ノーカスイタイってどんな字で書くの?」みたいになってしまいあまり助けになっていない。

「しただれもの」みたいなのだったとしたら、音声でも多少イメージがわくかも。

『「闘争・逃走」反応』(fight-or-flight response) がうまいこと言ってるのも文字としてであって、音声としてはこの用語を導入するときは「これはタタカウの意味のトーソーとニゲルの意味のトーソーで……」と補足しないとまず意味が分からないと思う。

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音声でわかりにくい・曖昧性の高い新語や専門用語というのは、たとえばラジオやポッドキャストでは使いづらかったりするわけで、長期的に見れば文章語と口語の分断をすすめたり維持したりする方向にはたらくと思う。

この点、小説(の翻訳)などでも、オーディオブックを想定すると同様の問題がある。

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