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中学の図書室はクソみたいな図書室だったけど(司書の先生がポケットマネーで漫画棚を作ってくれてたので、そこで漫画の読み方を覚えた)、高校の図書室は充実していて良かったのよね。図書室に通うために学校行ってたようなもんだよ。最終的に不登校になったけど。

明治維新(大政奉還・王政復古、1867年)から第二次世界大戦敗戦(1945年)まで、78年。
第二次世界大戦敗戦から今日で78年。

大根 さんがブースト

かぐやSF3落選作
「生成される戦場であたしたちが回想すること」

萩尾望都「銀の三角」とダン・シモンズ「イリアム」からインスピレーションをいただいた、ポストヒューマン・青春・百合・〝未来のスポーツ〟・SFです。

kakuyomu.jp/works/168173306630

まほやくなあ、すごい泣いてる。わたしに、まほやくの才能が無さすぎて。
かわいくておしゃれでとても評判の喫茶店のガラス戸を、「開かない、開かない」と泣きながら叩いてる気分です。
すぐそこに輝く星が見えているのに、わたしの手は届かない。

あ、『1973年のピンボール』の洒落臭ポイントは、主人公がカントを読んでるところですね。
お前、それ、絶対カントじゃなくても何でもいいだろと、洒落臭えと思いました。
「◯◯じゃなくてもいいだろ」ってのが、わたしはかなり嫌なんですね。
そういう虚しさの集積が味なんでしょうけれど。

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で、ええと、これは秋の話ですね。作中の設定でも秋なのですが。
まず、60年代の安保闘争、学生運動といったものの季節は、夏だったわけです。熱気があって、みんなが参加したお祭りだった(もちろん参加できなかった人間もいるけれど、そういう人は除外されてる)。

それで、1973年に何が起きたかというと、ベトナム戦争の終結です。
1969年の安田講堂の陥落で学生運動は敗北し、1972年のあさま山荘事件で理想も地に堕ちその敗北は決定なものとなっていたわけですが、ベトナム戦争の終結でベ平連といった諸々のそういった活動も終わるわけです。

夏が終われば、秋が来ます。
『1973年のピンボール』は、夏のお祭りが終わった後の、余熱は感じながらもそれも冷めていく、秋の、清々しい寂量感、安堵感、閉塞感といった気分を書いた小説なのではないかと思いました。

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村上春樹『1973年のピンボール』読了。
前作(風の歌を聴け)より若干ファンタジー度が上がってる感じた所為か、前作よりは肌馴染みが良い。とは言っても、相変わらず書かれている言葉はわたしの表面を滑っていって、話を読めてはいないのだけれども。

とにかくイメージの断片が散りばめられていて、それが絵になっているような、いないような。いや、なってないな、たぶん。手持ちのイメージの手数が多くて、羨ましい。
風景の描写が、明るい静かな夜みたいな感じで良かったです(人間が出てこなければいいのになあ、みたいなことも思った)。

福田村事件ばかりにフォーカスが当たるのもなあ、もにょんもにょん。
被害者が日本人だったから、問題なの?
まずはそこから、ということなんだろうけど、そのこと自体が不甲斐ない。

淡く夕焼けの色を映した灰色の雲に、スマホにカメラには写らない、朧のようなかそけい虹がうっすら浮かんでた。
久しぶりに虹を見た。

大根 さんがブースト

『るん(笑)』文庫版の書影が出ていました。

官房長官の、関東大震災での朝鮮人虐殺否定発言、マツノさんだしなあと思う反面、官房長官としての立場、国・政府としての見解ならば看過できるものではないので、早く撤回して謝罪しろと思っています。

なんで今日は金曜日じゃないんだよ
(週末感がすごくて、明日寝過ごしそうでこわい

アウシュヴィッツからポーランドへ移送される際、作者は、同じくアウシュヴィッツから解放されたギリシア人と会うのですが、このギリシア人も凄かったです。

ギリシア人のモルド・ナフムさん、ちょいちょい抜け出して闇市場で商売を始めるんですね。与えらるパンを待つのは忌まわしいことだと言って。
作者は、強制収容所で痛めつけられ、靴もなく、縦縞の囚人服を着て、病で伏せっている自分は、哀れまれて然るべき存在だと思っているのですが、モルド・ナフムさんに言わせると、それは怠け者だということだそうです。
靴が必要なのは分かりきっているのに、それを確保しないのは愚か者だ、とも(モルド・ナフムさんは収容所の倉庫に盗みに入ってた)。

モルド・ナフムさんの指揮の下、作者は病をおして闇市場で労働に勤しむことになるのですが、これが魂の回復に寄与してる感じがすごくあってですね。このくだりを読んでる時、「働けば自由になる」という標語が頭の中でずっとぐるぐるしてました。
モルト・ナフムさん曰く、人に言われて作業をするのは奴隷にすることであって、働いたことにはならないそうなので、そこんとこよろしく。

とりあえず、わたしは、この本を読んで
、たくさん歩けるスニーカーを買おうと思いました。

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プリーモ・レーヴィ『休戦』読了。
ソ連による絶滅収容所解放後、ユダヤ系イタリア人の作者が東へ東へ移送され、イタリアに帰国するまでの9ヶ月を書いた本。
終戦直後の混乱期の話はほとんど知らないので、この本を紹介してもらって良かった。

作者が見たもの、出会った人、感じたことを余すことなく書いて残しておこうとしているかの、記述が非常に細かい。ていうか、観察力と記憶力がすごいな。
書かれている物事は具体的なんだけど、書き方は比喩が多くて観念的。
びったり付いてる脚註での、固有名詞や符牒の解説は非常に助かりました。
脚注、とても助かったけれども、表現や内容の解釈にまで立ち入るのは如何なものかと思います。

登場人物のキャラクターが立っていて、スラップスティック・コメディ的な場面もちょくちょくあって、読んでいて面白かった。

自分の中で、無花果の甘い香りと蟻のにおいがイコールなんだけど、なんでなんだろうな

去年の今頃の岸田さん(2022年8月23日)

大根 さんがブースト

大人達には一切の希望を持つことはできないが、子供達に元気を持ってもらえたらいいと思っている、ガンダムのGは元気のGだというような話をトミノがしていて、理屈としては割と無茶苦茶なんだけど元気のGの語感が強すぎてヨシ!となってしまったんだよな

Gレコ、フォトンバッテリーという魔法が存在してもさえ、詰んでいて終局へ向かうだけの世界なので絶望感がものすごいのですが、人間遠くの未来を考えるようにはできていない、とりあえず今日と明日を生きていこう、それを繋げて続けていこうという、血反吐を吐くような希望の話なのかなあと思う。
Gは元気のG。

『ハイファに戻って』を読んだ後に『映像の世紀』の第10集を見たら、ほんのり解像度が上がってた。

地元に唯一ある書店がつたやだったのですが、そのつたやが閉店しました

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