自動パラメータの計算式、ちょっと汚いけど共有。
締め切りが過ぎた合図:
if(((dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1) < 1) and (prop("完了チェックボックス") == false), "🔥", "")
緊急度レベル:
if(prop("完了チェックボックス"), 0, if(prop("締め切りが過ぎた合図"), 120, if((prop("推定される所要時間")/(dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1) <= 1), round(((30/(dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1)*(prop("推定される所要時間")-prop("実際の所要時間"))+(prop("重要度")-3)+((prop("モチベーション")-3)/2))*2)), round((60+(((prop("推定される所要時間")-prop("実際の所要時間"))/(dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1)-1)*5+(prop("重要度")-3)+(prop("モチベーション")-3)/2)*2)))))
やりたいこと・やるべきことが散らかって次の行動に時間がかかることが増えたので、Notionで「アクションマップ」と名付けたデータベースページを作ってみた。
一項目一タスク対応。ただし、所要時間が8時間を超えそうなものは、タスクとして大きすぎるので細分化する。
各タスクについては以下が記入できる:
1. カテゴリ (遊びや仕事など)
2. 締め切り日
3. 推定される所要時間
4. 実際の所要時間
5. 重要度 (5段階)
6. モチベーション/やる気 (5段階)
7. 完了チェックボックス
これらのパラメータをもとに、以下が自動的に算出されるようにしている:
8. 締め切りが過ぎた合図:🔥マークが出るようになる
9. 緊急度レベル (100段階)
特に緊急度レベルの設計をちょっと頑張った。
締め切りが近くて推定所要時間が長いほどLv.100に近づく。
実際にかかった所要時間を都度入れていけば、そこから残りの所要時間が算出されて緊急度は下がる。
そしてその上で、重要度とモチベーションで5前後の差が付くようにしている。
🔥マークがついてしまったものは、他のパラメータ関係なくLv.120になる!
今日使い始めたばかりだけど、早速捗っております #fedibird
タラスキン著『ストラヴィンスキーとロシア的伝統 (1996)』をもとに、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ (1911年原典版)』分析中。
さっそく冒頭のメロディが市場の木炭売りや林檎売りの掛け声を模したものだとあって目から鱗がぽろぽろ落ちてる。
そして全30~40分のバレエ曲に、なんと15曲ものロシア民謡やシャンソンの引用が入っている。
良いメロディだなぁと思っていたのは全部引用だった…
書籍アーカイブ: https://archive.org/details/stravinskyrussia0001taru/mode/2up
縁あって、書籍『ヘンリー・カウ 世界とは問題である』の訳者である須川宗純さんのトークイベントに行ってきた。
ロックやジャズについては本当に不勉強で、ヘンリー・カウと聞いてしばらく個人名だと思っていたほど…
ヘンリー・カウの音楽をいくつか聞きながら、彼らの活動がどういうもので、どういう音楽を作っていったのかという内容。
彼らの音楽の独自性や魅力は、モダニズムの中での集団主義から来ているということにしっくりきた。
ロマンティシズムの「作者の主観を前面に押し出す」ということから脱しようとしたモダニズムは、その反動として「では主体とは何なのか?」という問題にぶつかる。ヘンリー・カウはその一つの答えとして、個人主義でも全体主義でもない、「同じ思想の複数の人々で一つのものを実現する」集団主義を進めた。
確かに "Amygdala" や "Upon Entering The Hotel Adlon" を聞いたとき、これは個人では作れない、同じ方向を向いた人たちによる集団ならではの音楽だと感じた。
本はこれから読んでみるので、上記のざっくりした理解はまた修正する必要があるかもしれないけど、ロックやジャズ特有の音への苦手意識からなかなか入れていなかったロック初期の景色をここから広げられそうで楽しみ。
今日は楽譜浄書家としての仕事をした。
いわゆる現代音楽の、五線譜と図形楽譜を足して二で割ったような複雑さ極まる楽譜を、手書きからデジタル譜に直すという仕事。
西欧音楽に残る楽譜至上主義に加担してしまっているなぁとは思いつつ、できることで食べていく手段は選ばずにいく。
なかなか大変な作業ではあるので、締め切り間近で始めるというよろしくないことをしたら、案の定明日は10時間くらい作業することになりそう。面白くなってきたぜ…
(4/n) 今日読んだ分のまとめ。
ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』は、透明なニヒリズムや西欧音楽の袋小路からの脱却を目指す変革の一歩だった。
この変革の本質は、主題を《展開》ではなく《変換》していくことにある。
展開は、主題が表している主観的意味、つまり「意味されるもの」を広げたり状況を変えてドラマをつくっていくこと。
変換は、主題を純粋なオブジェ、「意味するもの」として操作し、何かを告白したり物語ったりさせず、象徴として存在させ続けながらその色合いだけを変えていくこと。
《変換》の音楽は、ドビュッシーに影響を与えたバリのガムラン音楽や、ニューギニアの歌、インド古典音楽など、神話的世界や象徴的世界に紐づけられた音楽に見られる。そのため、西欧音楽でも古代的世界観や神話などの助けを借りて《変換》の音楽を推し進める動きはあった (ワーグナー、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーなど) が、結局西欧音楽にはそのようなディスクールの構造が無いため、それを続けていくことはできなかった。
#読書メモ
チュートリアル的なまとまった情報がなく、調べてもフォーラムのスレッドくらいしか出てこない (そして大体解決していない)、こちらでいくら試してみても動作しているかどうかすらうまく確認できないというしんどすぎるソフトと格闘していて、今日一日すごく時間を無駄にしたという気持ちが強くてとてもつらい。
(3/n)
筆者の言う「意味」や「知」について正しく理解できているかはわからないけど、一度ここで自分なりの考察をしておく。
かつては「全人類に共通する神」がいたと思われていた。当時の人々が思う人類とは、せいぜい似た文化をもつ隣国の人たちまでだったのだろう。
いまは根本的に違う。我々は隣人でさえ、あまりに自分と異なった存在であることを、おそらく多かれ少なかれ目の当たりにしている。それはひとえにインターネットによって可視化されたため。自分と反対側の地球にいる人達の生き方も、隣にいるがそれまで見えることのなかった彼らの内面も、もちろんすべてではないが見えるようになった。
ある事物が「人々の間であまねく共有しているコンセプト」、つまり筆者が言っていると予想される「意味」を持っていなければ、その存在すらも危うい、という論調なのだとしたら、それはもう現代においては構築しえない論理だと思う。
#読書メモ
QuizKnockのチャンネルに出ていた三輪眞弘さんも、「新しくても意味を持たなくてはならない」と言っていて、むしろ依然として現代音楽は意味に依存しているんだと思った。
「存在意義」としての「意味」はもう本当に失われていて、だからこそ外付けの意味にがんじがらめであり、それが現代音楽の生存戦略なのかもしれない。
https://youtu.be/gqY6Jv5h4I4?si=GPrFE0fGPoFvJ9Gi&t=662
社会人大学院生: サウンドプログラマ/フロントエンドエンジニア/大学非常勤講師として働く傍ら、インタラクティブアートやサウンドアートについて研究中。作品制作も細々と。