4/26発売の「週刊金曜日」に、NHK石原大史ディレクター(NHKスペシャル「冤罪の深層〜警視庁公安部で何が〜」制作)が執筆した、大川原化工機事件についての記事が載っているようです。

やっぱり公安は、この事件を「経済安保」と関連付けて、重要視している模様。

4月25日(木)の院内集会「経済安保が社会を壊す」で、坂田雅子先生も
日本のこうした「経済安保」の「対中」的な姿勢は、「次世代の産業と先端技術で、米国が世界の中核でありつづけるため」の米国との協働であるという点から、詳しく説明されています。

(録画)なぜか2種類あったので、お好きな方で。坂本先生のところ以外も、勉強になります。
youtube.com/watch?v=MXm7wd5Fmz
※坂本先生のところ youtu.be/MXm7wd5FmzY?t=3961

youtu.be/Wxe42oKN6p0
※坂本先生のところ youtu.be/Wxe42oKN6p0?t=4640

ちなみに、「世界」でも高田剛氏(大川原化工機の顧問弁護士)と青木理氏(かなり早い段階の「世界」2022年3月号で大川原化工機事件について執筆)の対談が載っているそうで、こちらの対談も表紙は「経済安保の影」という見出しがついています。

 

・信号機の維持予算が各地で課題に 更新時期の目安超え運用増加
www3.nhk.or.jp/shutoken-news/2

「信号機の維持にコストかかりすぎるから、各地で信号を取り外したりし、”信号機によらない安全対策”を工夫している」という、おどろきの報道。

「このうち千葉県では、維持管理の費用として、毎年およそ40億円が投入され・・・予算を圧迫しています」

千葉県の信号の維持費は1年で40億円?

おとといの投稿でふれた、
日本の海上自衛隊で買っている迎撃ミサイルは「1発20億円」です。
fedibird.com/@chaton14/1123199
1県につき、その2発分も出せない?

ちなみに、2024年度の日本の「防衛費」は9兆6803億円(契約ベースでみた場合)だそうです。

貼った画像は、防衛省のページにある「防衛力抜本的強化の進捗と予算-令和6年度予算の概要-」の一部です。

mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo

「防衛力抜本的強化」などというのなら、まず全国各地で、信号、色あせた道路標識、消えかかった白線、でこぼこの道路、被災への備え、等に先にお金を使い、最低限の安全確保をするべきではないでしょうか。

高い兵器を買うかどうかは、そういう通常の「防衛力」を備えたあとでゆっくり考えることでは? [参照]

「こども大綱」が閣議決定され、

「「こどもまんなか社会」の実現に向け、12項目で数値目標が設定されました」

とのことなので、どんな12項目なのか、こども家庭庁のページを見てみました。

cfa.go.jp/policies/kodomo-taik

12項目、「~と思う人の割合」などの「気持ち」を問うものばかりで、こんなものに「数値目標」の意味があるのか、ちょっと首をかしげます。

数値目標というのは、たとえば
「ひとり親世帯の貧困率を引き下げる」
「義務教育の給食費を全国で無償化する」

みたいな具体的な達成の有無が分かる事項について設定するものではないでしょうか。

(こども家庭庁の当該ページを開くと、加藤紘一氏の「こども」さんである加藤鮎子大臣の動画がたくさんあって、なるほど、こういう有力者の「こども」を「まんなか」におく社会の実現ということか、という謎の納得はしてしまうのですが)。

「国会図書館のデジタルコレクションで、本の画像をpdfファイル化したものがダウンロードができる」っていう話を見かけたので、岩波文庫『春香伝』でやってみました。
(ちょうど昨日、トゥートでこの本がおすすめされていたから)。

dl.ndl.go.jp/pid/1664502

ログインして、本の画像が表示されると、右下に「印刷」ボタンがでます。それを押すと、「ファイル化したい画像のページを50コマ以内で指定しろ」みたいな指示が出るので、とりあえず「6-55」と指定してやってみました。すると変換が始まって、しばらくすると本の画像の上部に「PDFファイルを開く」という表示が出て、保存できるようになりました。

ダウンロードしてデスクトップで開いてみましたが、確かに見やすいです。

見開き50枚ごとにファイルを作る必要があるという制限はあるにしても、すごい便利さですね。

そして、『春香伝』のページの下部に関連として、訳者(許南麒)の本が大量に表示されて気がつきました。

この国会図書館のデジタルコレクション、斎藤真理子さんが現代韓国文学史の説明のなかで

wezz-y.com/archives/80393

紹介されてるような、今では入手困難な本もたくさん入っていますね。すごいな。


[参照]

「ニュース打破」の方たちが
Youtubeで無料公開してくれている映画「共犯者たち」
youtube.com/watch?v=ngkyzZqkvz

は字幕なし版なので、
われら字幕必要民はU-next、Huluの見放題かアマゾンのレンタルでみるのがいいかもしれません。

彼らのような芯のあるジャーナリストが危機感持つのもわかりますよね。
最近のユン大統領、こんなことしてますものね。

[社説]公共放送理事長の電撃解任、李明博政権時代の放送掌握第2幕か
japan.hani.co.kr/arti/opinion/

昨日の光復節演説でも、日本の植民地支配から解放されたお祝いの日なのに、そのことにはあまり触れずに、自分の政権を批判する人たちを叩いてました。

前半で批判者叩き、
japan.hani.co.kr/arti/politics

後半で韓日米の軍事協力を称揚し、NATOとの協力強化にまで言及しているという・・・。
japan.hani.co.kr/arti/politics

画像は京郷新聞の風刺画に簡単な日本語をつけたものです。

なんでも「ひとのせい」とか「前政権(民主党)のせい」にする、
「マッカーシー(反共)色眼鏡をかけてる」
って、なんだか他の国のことに思えないです。

(元画像)
khan.co.kr/cartoon/grim-madang

最近、ちくま新書『ルポ大学崩壊』(田中圭太郎)を読んでいます。

国立大学独立法人化以降の(国公私立すべての)大学行政の混迷についてのルポです。

目次を見ると、

「第5章 大学に巣食う天下り(文科省職員の「現役出向」と「天下り」 文科省事務次官の「天下り」と大学 ほか)」

という章があり、
みてみるとちょっと見覚えのあるお名前が・・・。(写真1)

また、本の一番最後のところには「大学設置基準の改正」についての懸念も書かれています。
(写真2)

「大学設置基準の改正」は、
以前の投稿で紹介した、
京大労組での
「6/15(木)大学設置基準の改正はキャンパスに何をもたらすのか」
kyodai-union.gr.jp/2023/05/17/

という光本滋先生の講演でもさまざまな問題点が指摘されていました。

(そして、「この設置基準の改正は、まるでZEN大学のための改正のようにも見える」とまで言われていましたね、たしか)。

科博のクラファンの話以降、文科省や大学行政、教職員労組などがとかく話題になっています。

これらは、全部ひとつながりのとても大きな問題のような気がしています。








「物言う株主」の話、

「金融侵略 苦悩する東芝」
jcp.or.jp/akahata/search/?q=金融

がわかりやすくておもしろかったので、おすすめ。

画像は、日本の会社のお金が、外国株主の要求で株主配当ばっかりに使われるようになり、従業員の給料や設備投資には全然まわされなくなっているというグラフ(第七回のところにありました)。

以下は蛇足です。
最近出た岩波新書の『敵対的買収とアクティビスト』。読んだけど、私はあまりおすすめしません。おもしろいところもありますが、大きいローファーム(大きい会社側の法律事務所)の先生の本で、賛成できない部分もありました。

(明らかに問題だと思った箇所。
会社買収の類型の話で、
「この類型は今のところ具体例はないが、”中国や韓国の会社が日本の会社を買収して、技術などを吸収できるだけ吸収したら会社を売り払う”などの教室事例(法律を学ぶ学生さん用の練習問題としての想定)が考えられる」みたいな箇所があり、ちょっと、は?と思ってしまいました。端的に、あまり現実に根ざしていない差別的記述だと感じます。ここ最近のゴルゴ13に「中国が日本の技術を狙う・・・」みたいな話がやたらとあるのを想起しました)。

なので「金融侵略 苦悩する東芝」のほうをおすすめします。

日用品や光熱費の値上げのなか、私たちから集められた「過去最高の税収」が、こんなふうに使われています。

「三菱重4─6月受注高が過去最高、防衛関連寄与」
jp.reuters.com/article/mhi-idJ

「4─6月期の受注高は前年同期比75%増の1兆6068億円だった。このうち防衛・宇宙事業は、政府の防衛予算増額方針を受け、敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」関連の大型案件を中心に前年同期から5841億円増えた」

「小澤壽人最高財務責任者(CFO)は決算会見で、4─6月期の受注高は通期計画に対する進捗率が約35%で「例年になく高いレベル」と指摘。「防衛事業の契約は例年、年度末に集中する傾向があるが、今回は年度初めに防衛関係の大きな受注があった」と説明、「スタンド・オフミサイルが大きい」と語った」

※画像1は2021年に自民党に献金した軍事企業の一覧とその受注額・献金額。

※画像2は三菱重工が8/4にホームページに載せたプレスリリースの決算概要。

(参考)
・「軍需上位企業が自民献金」

jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-0

・三菱重工業「2023年度第1四半期決算」
mhi.com/jp/finance/library/res

うどん屋さんが紹介してたNHKの記事。
nhk.or.jp/politics/articles/st
元産経新聞記者で今はファクトチェックの団体をやっているという楊井人文氏(”ファクトチェック”する対象はだいたいリベラル左派系)が出ている。改憲についての政治系記事にこういう右派系の人を出すのが今のNHKなのだなぁと思った。

そして、最近朝日に出た記事「「隠したい」元SEALDsの過去 若者の声を封じるものは」の書き方への批判があることについて、「あんまり強い言葉で批判するのはよくない。メディアは育てないと」みたいにtwitterで書いている、元NHKで今は短大の先生をしている立岩陽一郎氏という人。

その楊井人文氏・立岩陽一郎氏が「ファクトチェック」についての共著をだしているのが岩波書店・・・。

NHK、朝日、岩波。
”リベラル系”メディアの今。

「「(原子力)規制委員会」というのは、(福島原発)事故前、(原発設置の)「推進」と「規制」がなれあい状態にあったのを教訓に、独立した組織として発足したわけです。外部(政府方針)が期限をきるべきではありません」(水野倫之 解説委員)
www3.nhk.or.jp/news/html/20230

NHKの解説にしては、がんばってるほうなのかなというかんじがしました。(全体的に両論併記的だし、当たり障りないものになってるのはよくないけど)。
「独立性を大事にしよう」っていう理念を、ちゃんと言うのが大事。

最初は一応いろんな官庁の出身者が幹部をつとめていた原子力規制庁(原子力規制委員会の事務方)。もう最近は「推進」するがわの経産省出身者で幹部を占めて平気になってるので、政府は建前ですら「独立性」をまもらなくて平気になってるんですよね。

原発パブコメ。

public-comment.e-gov.go.jp/ser

書く内容はそれぞれの方の自由でいいのですが、入力画面にたどり着くのに一手間あるので、一応。

(せっかく意見送るつもりでアクセスしても、よくわからなくてそっと閉じる・・・みたいなことになったらもったいないですからね!)

意見入力の画面にいく前に、
「意見公募要領 」という、黄色で囲んだところのpdfファイルをクリック。ファイルを開いて、下までスクロールしてファイル内容を確認、という一手間が必要です。

それをしないと、
「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました」の前の□にチェックを入れて、「意見入力へ」というところを押して次のページに進むことができません。

パブコメは同じものに何度でも意見を送れますが、何度も送るときは、その都度、この一手間が必要みたいです。

なんだこれは・・・。

あの最悪な発言をしたときにもかけていた、例の変わったデザインの眼鏡、を模した「しおり」をもらえるという、本のキャンペーン。

去年、アマゾンで何を探していてもこの本がやたらと表示されてたのも、急に本屋さんでめちゃくちゃにこの本が宣伝されてたのも、なぜか本の販促として眼鏡しおりが付いてくるらしいのも、すべてがわからない。

sbcr.jp/news/384/

下のやつ、グーグル翻訳で「いらっしゃいませ」やってみたらほんとに”오지 마라.”(来るんじゃねぇよ)って、本当に出た!

グーグル翻訳って、翻訳精度をあげるためにフィードバックできるシステムがあるから、
悪意がある人が変な情報を大量に送りつけたら、AIが勝手にこういう処理にしてしまうのではないかと思います。

このあいだ、京郷新聞の記事で、今年、ひさびさに海外旅行ができるようになったときに、韓国の人が一番出かけたのは大阪だったというのを見かけました。

lady.khan.co.kr/travel/article

上半期はまだ日本に旅行ができないときだったから、パリ、ロンドン、バンコクが上位三都市。
下半期は大阪、バンコク、東京。あと、5位に福岡。
日本に行けるようになったのは10月からだけど、それでも大阪が年間一位らしいです。

こんなに人が来てくれてるのに、こんな失礼なことになってるなんて。ひどい。

みんなでフィードバックに正しい情報送ったら直るのかな。

「緊急避妊薬のスイッチOTC化」について、パブコメ募集中らしいです(~1月31日23時59分まで)。

「スイッチOTC化」とは、今まで病院に出かけて行って処方して貰う必要があった薬が、市販薬として買えるようになることだそうです。

緊急避妊薬って、服用にタイムリミットがあるから、必要なひとは一刻も早くのみたいし、早く手軽に入手できるようにしてほしいですよね。
なんか、外国では大学キャンパス内の自動販売機で買えたりするところもあるとか。

自民党の「地域で安心して分娩できる医療施設の存続を目指す議員連盟」(武見敬三会長)は、「慎重に」とか言って阻止したいみたい。「皆が薬局で買えるようになったら病院が儲からないじゃん。困るよ!」みたいなことですよね。
「地域で安心して分娩できる」社会をつくるためには、緊急避妊薬が気軽に手に買えるようにしたほうがいいのでは、と思いますが。

アメリカのプロライフ問題(ロー対ウェイド判決の否定)、フランスの作家アニー・エルノーのノーベル賞受賞など、世界での、女性の権利をめぐるニュースが続きますが、日本に住む私たちがコミットできるのは、まずこういうところからなのではないかと思います。

年末年始、空いた時間でぜひ。

public-comment.e-gov.go.jp/ser

→(続き)そしたら、左派の人に「じゃあ、過去のヴェラン氏が言ったことを聴いてみましょう」って、
15年前に自分が青年医師としてストライキをしたときのTV動画を貼られる。

15年前のヴェラン氏「ストライキします。最後の手段です。だって交渉したけどこれ以上もうどうしょうもないですからね

twitter.com/realmarcel1/status

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フランスの政治家で政府のスポークスマンおじさんオリヴィエ・ヴェラン氏。

フランス国鉄労働者のストライキについて、

「我々はストをしている者たちに要求する。
ストをやめろ。
帰省して近所の人と年末に旧交を温めたいというフランス人の正当な要求を聞き入れろ」

とかつての中曽根時代の国労叩きみたいな、上から目線で庶民の分断を煽るツイート。(続く)

twitter.com/olivierveran/statu

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