BTした高橋哲哉先生のお話、先日BTした斉藤小百合先生のお話と同様、とても重要です。

なぜか朝日は、同時に守屋武昌元防衛次官の談話も両論併記的に掲載しています。

「公務に殉じた人の追悼、議論を 元防衛次官がみる自衛隊の靖国参拝」
asahi.com/articles/ASS3L521PS3

「ただ、このことはわかってほしい。旧日本軍と自衛隊は違いますが、自衛官は国民のために命をかけています。その意味で「同じ職業」という意識はあるでしょう。幹部らの靖国参拝の報道を見ましたが、戦争を美化しようとしているのではなく、公務に殉ずる意識の表れだと私は思います」

こうした一見「素朴」な守屋氏の言葉。

あえて「気持ち」ベースの話をすることで、今まで前提とされてきたさまざまな事柄(『国家と犠牲』、『靖国問題』など長期の議論によって積み重ねられてきた論理)をしれっと踏み越えようとしているなぁと感じます。

ちなみに、自衛官の「公務に殉ずる」気高さを強調する守屋元次官ですが、
彼自身は軍需産業と癒着してワイロをもらい、「収賄の期間、回数、金額なども甚だ悪質」「防衛行政や国家公務員に対する国民の信頼を著しく傷つけた」として実刑判決、服役した「気高くない」来歴があります。
asahi.com/special/071029/

[参照]

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このあいだの「イランからイスラエルへの攻撃」から「イスラエルを守るため、アメリカ海軍の艦艇が迎撃ミサイル「SM-3」を実戦で初めて使用した」という記事。

記事を読んで、全体的に兵器の性能をアピールすることが目的っぽい書かれ方だと思いました。

やはりこうやって、武力衝突があると「実地で使われて、効果がありました」という、兵器をつくっている会社にとっては絶好の宣伝の機会になるのだなぁと実感します。

この記事に出てくる「RIM-161スタンダード・ミサイル3」。
開発は日米で行われ、三菱重工業も参加しています。

日本の海上自衛隊の護衛艦にも装備されているもので、一発20億円。(これは何年か前の値段で、現在は円の価値がないから、もっと高いと思います)。

・「イランのミサイル迎撃に初めて実戦使用されたSM-3、日本の防空能力も証明」(JBpress)
jbpress.ismedia.jp/articles/-/

↑こういう記事の書かれ方から見ても、今回の「実戦初使用」は「優れた兵器」であることをアピールして、さらなる軍拡を日本でも推し進めるために利用されるものと考えられます。

ちなみに、ミサイル防衛に日本が参加を決めたのは小泉政権時。旗振り役は守屋武昌氏(兵器産業からワイロを貰って逮捕服役した元次官)。 [参照]

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