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このあいだの「イランからイスラエルへの攻撃」から「イスラエルを守るため、アメリカ海軍の艦艇が迎撃ミサイル「SM-3」を実戦で初めて使用した」という記事。

記事を読んで、全体的に兵器の性能をアピールすることが目的っぽい書かれ方だと思いました。

やはりこうやって、武力衝突があると「実地で使われて、効果がありました」という、兵器をつくっている会社にとっては絶好の宣伝の機会になるのだなぁと実感します。

この記事に出てくる「RIM-161スタンダード・ミサイル3」。
開発は日米で行われ、三菱重工業も参加しています。

日本の海上自衛隊の護衛艦にも装備されているもので、一発20億円。(これは何年か前の値段で、現在は円の価値がないから、もっと高いと思います)。

・「イランのミサイル迎撃に初めて実戦使用されたSM-3、日本の防空能力も証明」(JBpress)
jbpress.ismedia.jp/articles/-/

↑こういう記事の書かれ方から見ても、今回の「実戦初使用」は「優れた兵器」であることをアピールして、さらなる軍拡を日本でも推し進めるために利用されるものと考えられます。

ちなみに、ミサイル防衛に日本が参加を決めたのは小泉政権時。旗振り役は守屋武昌氏(兵器産業からワイロを貰って逮捕服役した元次官)。 [参照]

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・信号機の維持予算が各地で課題に 更新時期の目安超え運用増加
www3.nhk.or.jp/shutoken-news/2

「信号機の維持にコストかかりすぎるから、各地で信号を取り外したりし、”信号機によらない安全対策”を工夫している」という、おどろきの報道。

「このうち千葉県では、維持管理の費用として、毎年およそ40億円が投入され・・・予算を圧迫しています」

千葉県の信号の維持費は1年で40億円?

おとといの投稿でふれた、
日本の海上自衛隊で買っている迎撃ミサイルは「1発20億円」です。
fedibird.com/@chaton14/1123199
1県につき、その2発分も出せない?

ちなみに、2024年度の日本の「防衛費」は9兆6803億円(契約ベースでみた場合)だそうです。

貼った画像は、防衛省のページにある「防衛力抜本的強化の進捗と予算-令和6年度予算の概要-」の一部です。

mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo

「防衛力抜本的強化」などというのなら、まず全国各地で、信号、色あせた道路標識、消えかかった白線、でこぼこの道路、被災への備え、等に先にお金を使い、最低限の安全確保をするべきではないでしょうか。

高い兵器を買うかどうかは、そういう通常の「防衛力」を備えたあとでゆっくり考えることでは? [参照]

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