最近、ちくま新書『ルポ大学崩壊』(田中圭太郎)を読んでいます。
国立大学独立法人化以降の(国公私立すべての)大学行政の混迷についてのルポです。
目次を見ると、
「第5章 大学に巣食う天下り(文科省職員の「現役出向」と「天下り」 文科省事務次官の「天下り」と大学 ほか)」
という章があり、
みてみるとちょっと見覚えのあるお名前が・・・。(写真1)
また、本の一番最後のところには「大学設置基準の改正」についての懸念も書かれています。
(写真2)
「大学設置基準の改正」は、
以前の投稿で紹介した、
京大労組での
「6/15(木)大学設置基準の改正はキャンパスに何をもたらすのか」
https://www.kyodai-union.gr.jp/2023/05/17/230615seminar/
という光本滋先生の講演でもさまざまな問題点が指摘されていました。
(そして、「この設置基準の改正は、まるでZEN大学のための改正のようにも見える」とまで言われていましたね、たしか)。
科博のクラファンの話以降、文科省や大学行政、教職員労組などがとかく話題になっています。
これらは、全部ひとつながりのとても大きな問題のような気がしています。