「物言う株主」の話、
「金融侵略 苦悩する東芝」
https://www.jcp.or.jp/akahata/search/?q=金融侵略 苦悩する東芝
がわかりやすくておもしろかったので、おすすめ。
画像は、日本の会社のお金が、外国株主の要求で株主配当ばっかりに使われるようになり、従業員の給料や設備投資には全然まわされなくなっているというグラフ(第七回のところにありました)。
以下は蛇足です。
最近出た岩波新書の『敵対的買収とアクティビスト』。読んだけど、私はあまりおすすめしません。おもしろいところもありますが、大きいローファーム(大きい会社側の法律事務所)の先生の本で、賛成できない部分もありました。
(明らかに問題だと思った箇所。
会社買収の類型の話で、
「この類型は今のところ具体例はないが、”中国や韓国の会社が日本の会社を買収して、技術などを吸収できるだけ吸収したら会社を売り払う”などの教室事例(法律を学ぶ学生さん用の練習問題としての想定)が考えられる」みたいな箇所があり、ちょっと、は?と思ってしまいました。端的に、あまり現実に根ざしていない差別的記述だと感じます。ここ最近のゴルゴ13に「中国が日本の技術を狙う・・・」みたいな話がやたらとあるのを想起しました)。
なので「金融侵略 苦悩する東芝」のほうをおすすめします。