📗 ケイト・モートン『湖畔荘(上・下)』創元推理文庫
📗 デイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデン『喪失の冬を刻む』ハヤカワ・ミステリ文庫
📗 アンドレアス・フェーア『咆哮』小学館文庫
📘 久生十蘭『顎十郎捕物帳』朝日文庫
📗 ジャニス・ハレット『ポピーのためにできること』集英社文庫
📗 S・A・コスビー『黒き荒野の果て』ハーパーBOOKS
📗 スティーヴ・ハミルトン『解錠師』ハヤカワ・ミステリ文庫
📘 月村了衛『機龍警察』ハヤカワ文庫
📗 エル・コシマノ『サスペンス作家が人をうまく殺すには』創元推理文庫
📘 天藤真『大誘拐』角川文庫
📗 L・T・フォークス『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』ヴィレッジブックス
📘 江戸川乱歩『孤島の鬼』角川ホラー文庫
📚 結局選びきれず……2023年は12冊を選びました。順位ではなく、読んだ順です 今年も色々読みましたが……衝撃度でいいますと上半期は久生十蘭、下半期は江戸川乱歩の2023年でした。とはいえ選ばれていなくても印象深い作品はたくさんあったわけですが。また読んだ冊数も例年より減りましたが、年間通して充実した読書生活だったなぁと
暑かったけれど散歩がてらに用事を済ませてきました
その道すがら、ぼんやり考えたんですが……7年近く旧Twitterをやっておりまして、それなりに読んだ本もありまして。それをあちらだけに留めておくのも何だなと。Fedibirdも旧Twitterぐらい有効活用したいので、少しずつ呟き貯めたものをこちらに移植しようと思います。
そこで、それを管理というか把握できる個人的なタグを作ります。「幌メモ」です。今後はハッシュタグにして順不同、気まぐれに今まで読んだ本の感想をトゥートしていければと思います(「トゥート」を使いたい派です 😤 )。
そしてこのタグしかつけない予定なので「幌メモ」感想トゥートもフォローしてくれた方が先に読めるようになると思います。ある程度溜まったら「注目のハッシュタグ」にしていきますが……以上、色々試行錯誤して楽しみながら動かしていきますので今後とも、どうぞ宜しくお願いします
天藤真『陽気な容疑者たち』角川文庫
その年の5月20日は忘れ難い日になった。日本橋室町にある藤本計理事務所で働く青年・沖はその日、事務所の入り口に赤旗が翻っているのを見る。それは横浜にある吉田鉄工の社長・吉田辰造から依頼されていた会社解散の清算事務を阻止するべくやって来た、同社の組合員たちの仕業だった。
📚 日頃から嫌われている強欲な経営者が、自己防衛のために作り上げた強固な要塞のような倉の中で死んでいた。その「密室」を攻略すべく警察が苦心惨憺している間、容疑者でもある関係者たちは、すこぶる陽気に酒宴に興じていた。侵入は不可能、死因に不自然な点もない。警察も殺人の可能性を早々に否定したこの「事件」、果たして真相は。
📚 以下、感想ですが……犯人が存在し得ない状況下で発生した、ある経営者の死が如何にして事件になっていくのか、そして攻略不可能と思われた倉の中で一体何があったのかを、ユーモアを交えた作者独自の方法で構成されている緻密な解明への過程と、それに付随する見事な発想・ロジックと共に、只々楽しみました そしてそれは間違いなく、幸福な読書体験でした。
明けましておめでとうございます 🌞
皆様にとって、良い一年でありますように
今年の読書目標ですが、具体的に
📚 上・下巻の作品を月1冊読む
📚 手許にある未読の海外作品を月2冊以上読む
📚 季節を意識した選書で
ただあくまでも
📚 自分の読書ペースを最優先に
📚 その時のノリは大事に
今年もどうぞよろしくお願いします ✨
明けましておめでとうございます🌞
皆様にとって、良い一年でありますように。
こちらにはご無沙汰でございます。仕事も納まり、のんびりした年越しです。
青い鳥が飛んでいったことで夏頃からお世話になることになった 、とても居心地良く使わせていただいております。余りトゥートはできませんでしたが、お邪魔かと思いつつもリアクションさせていただいていました 今後ともぜひ、宜しくお願いいたします
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい
さて、年越しでございます
まずは読書タグから。
個人的には余り良いこともなく、色々と考えることも多い年でしたが、それでも藻掻いて前に進み続けた年でした。少しでも成長できていれば良いなぁ
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい
迷って迷って、私の「今年の一冊」です。とはいえやはり選びきれませんので例年に倣って国内作品&海外作品から、それぞれ一作品を選びました。
📘 江戸川乱歩『孤島の鬼』角川ホラー文庫
📗 ケイト・モートン『湖畔荘(上・下)』創元推理文庫
どちらも波乱万丈。なのに読後感が良いです
📗 ケイト・モートン『湖畔荘(上・下)』創元推理文庫
📗 デイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデン『喪失の冬を刻む』ハヤカワ・ミステリ文庫
📗 アンドレアス・フェーア『咆哮』小学館文庫
📘 久生十蘭『顎十郎捕物帳』朝日文庫
📗 ジャニス・ハレット『ポピーのためにできること』集英社文庫
📗 S・A・コスビー『黒き荒野の果て』ハーパーBOOKS
📗 スティーヴ・ハミルトン『解錠師』ハヤカワ・ミステリ文庫
📘 月村了衛『機龍警察』ハヤカワ文庫
📗 エル・コシマノ『サスペンス作家が人をうまく殺すには』創元推理文庫
📘 天藤真『大誘拐』角川文庫
📗 L・T・フォークス『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』ヴィレッジブックス
📘 江戸川乱歩『孤島の鬼』角川ホラー文庫
📚 結局選びきれず……2023年は12冊を選びました。順位ではなく、読んだ順です 今年も色々読みましたが……衝撃度でいいますと上半期は久生十蘭、下半期は江戸川乱歩の2023年でした。とはいえ選ばれていなくても印象深い作品はたくさんあったわけですが。また読んだ冊数も例年より減りましたが、年間通して充実した読書生活だったなぁと
📘 原尞(りょう)『私が殺した少女』ハヤカワ文庫
📗 アリスン・モントクレア『疑惑の入会者』創元推理文庫
📘 月村了衛『機龍警察』ハヤカワ文庫
📗 ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地 増補版』中公文庫
📗 エル・コシマノ『サスペンス作家が人をうまく殺すには』創元推理文庫
📘 天藤真『大誘拐』角川文庫
📗 L・T・フォークス『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』ヴィレッジブックス
📘 辻真先『村でいちばんの首吊りの木』実業之日本社文庫
📘 江戸川乱歩『孤島の鬼』角川ホラー文庫
📘 横田順彌『平成古書奇談』ちくま文庫
📚 毎回難しいのですが……2023年7月から12月までに読んだ28作品の中から読んだ順に10作品を選びました なお明日、上半期分12作品を合わせた計22冊の中から、2023年の本ベスト約10冊を選びます
マイケル・イネス『ある詩人への挽歌』創元推理文庫
[訳] 高沢治
〈アプルビイ警部〉シリーズ第3作目。クリスマスの朝、スコットランド・エルカニーの城主ラナルド・ガスリーが城内の塔から墜落死した。桁違いの吝嗇家で村人に嫌われていた城主であったが、その死は自殺か他殺かすら曖昧であり、謎が付き纏っていた。当日の大雪で立往生し現地にいた者や捜査関係者等の語りによって徐々に明らかになっていく、ガスリー事件の顛末。
📚 江戸川乱歩が絶賛したことで読む機会に恵まれた作品。シリーズ物なので第1作目の『学長の死』、第2作目の『ハムレット復讐せよ』はできれば先に読んでおきたかったのですが……それでも凝った構成や意外性溢れる展開自体は読み応えもあり、堪能しました。だからこそ、上記のシリーズ2作を読んで予備知識を蓄えて、今作を再読してみたくなりました ☺️
角田喜久雄『霊魂の足』創元推理文庫
大嫌いな梅雨に祟られ本調子ではなかったが、親友である泉野刑事課長に会えるという理由でN県に公務旅行した警視庁捜査一課長・加賀美敬介。どうやら泉野は再調査中である「花屋マドモアゼル事件」において重大な新事実を見つけたらしいのだが……(表題作)。〈加賀美捜査一課長〉シリーズの短編を全一巻に集成した作品集。
📚 角田作品は少しずつ集めていたのですが、この作品が初読みになりました。ダンディでハードボイルドな第一印象に加えて、実は人情家でもある加賀美敬介捜査一課長の色々な表情が楽しめた短編集でした ちなみに私は全7編の中では「怪奇を抱く壁」「霊魂の足」「黄髪の女」「五人の子供」が特にお気に入りです ☺️
エル・コシマノ『サスペンス作家が殺人を邪魔するには』創元推理文庫
[訳] 辻早苗
シリーズ第2作目。バツイチ、ふたりの子持ちのサスペンス作家・フィンレイはウェブ上の掲示板に元夫・スティーヴンの殺害依頼が投稿されていることを知る。この件のせいで仕事が手につかない彼女に更に追い打ちをかけるように、プロの殺人請負人らしきアカウントが依頼主に接触を図ろうとしていた。彼女は同居人と一緒にスティーヴン殺害を阻止すべく奔走するが……。
📚 前作以上の「巻きこまれ型ジェットコースター・サスペンス」でしたが……今回はそれらを既知の状態で読み進められましたので最初からユーモア溢れる破天荒な展開を予見しながらの読書を存分に楽しみました 😆 ただ……前作のネタバレが多分にありますよ、ということは先ず、お伝えしておきます ☺️
📚 以下、感想です。本来フィンレイが書くべき内容を、彼女自身がそれよりも濃く体験しているんだよなぁ、と思いながら読んでいると……良く考えれば(構想だけとはいえ)作中作がある作品は読んでいくだけでもややこしいのに、それを整合性を持たせて書ける作者って、本当に凄いなと気付かされたり感心したりの楽しい読書でした。次回作も楽しみです
[幌メモ その64]
エイドリアン・マッキンティ『アイル・ビー・ゴーン』ハヤカワ・ミステリ文庫
[訳] 武藤陽生
〈ショーン・ダフィ〉シリーズ第3作目。MI5に依頼され王立アルスター警察隊特別部の未解決事件調査班となり、ある人物を捜索する任務に就いたショーン。捜査の途中、彼は有力な情報を得るために4年前に発生した「密室事件」の謎に挑むことに……。
📚 1983年9月25日のメイズ刑務所脱獄事件と1984年10月12日の〈グランド〉ホテル爆破事件。実際にあった2つの事件に「完璧な密室」で発生した事件を絡め展開される物語。凄く面白いです ☺️ 特に前作ラストの「衝撃」を回収し主人公を効果的な役職に就かせる導入部は後半へのフリも効いていて秀逸です 😍
📚 作者が島田荘司『占星術殺人事件』の翻訳版を読み、影響を受けたことから警察小説に「密室トリック」を入れ込んだという経緯も日本の本格小説が好きな身としましては嬉しい話です ☺️ この『占星術殺人事件』が『The Tokyo Zodiac Murders』に至る興味深い過程も巻末に書かれていて楽しく読みました。
読了日 2021年1月2日
[追記] 遠藤航選手、ついにプレミアリーグ第14節で初ゴール!
作業が一段落……
今日は散歩してサッカー見て本棚整理しました
次読む本や近いうちに読もうかなの本を引っ張り出して読み終わった本をしまいます……あれ バランスがおかしい……
引っ張り出して積まれる本が多いね……読みたい本しかないからね……更に本も買い足しているし……
いつか本に埋もれるかもしれませんね……なんとかしないと
横田順彌『平成古書奇談』ちくま文庫
[編] 日下三蔵
フリーライターをしながら作家を志す25歳の馬場浩一は東急東横線・学芸大学駅近くにある小さな古書店・野沢書店に出入りしている。店主である野沢勝利やその娘・玲子たちと交流を深め、古書に通じたことで出くわした数々の不思議な事件や謎について綴った全9編の連作短編集。
📚 以下、感想です。紀田順一郎氏や出久根達郎氏が著すいわゆる「古書店もの」では、到底味わえないであろう角度から書かれた古書ミステリ集でした 現実世界と空想世界とのチューニング具合やバランス感覚が、なんともヨコジュンさんらしいといいますか ちなみに全9編のうち、私は「あやめ日記」「挟まれた写真」「サングラスの男」「おふくろの味」「老登山家の蔵書」が、特にお気に入りです ☺️
ほんのおぼえがき 8・1・0