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マイケル・イネス『ある詩人への挽歌』創元推理文庫
[訳] 高沢治
〈アプルビイ警部〉シリーズ第3作目。クリスマスの朝、スコットランド・エルカニーの城主ラナルド・ガスリーが城内の塔から墜落死した。桁違いの吝嗇家で村人に嫌われていた城主であったが、その死は自殺か他殺かすら曖昧であり、謎が付き纏っていた。当日の大雪で立往生し現地にいた者や捜査関係者等の語りによって徐々に明らかになっていく、ガスリー事件の顛末。

📚 江戸川乱歩が絶賛したことで読む機会に恵まれた作品。シリーズ物なので第1作目の『学長の死』、第2作目の『ハムレット復讐せよ』はできれば先に読んでおきたかったのですが……それでも凝った構成や意外性溢れる展開自体は読み応えもあり、堪能しました。だからこそ、上記のシリーズ2作を読んで予備知識を蓄えて、今作を再読してみたくなりました ☺️

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