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エル・コシマノ『サスペンス作家が殺人を邪魔するには』創元推理文庫
[訳] 辻早苗
シリーズ第2作目。バツイチ、ふたりの子持ちのサスペンス作家・フィンレイはウェブ上の掲示板に元夫・スティーヴンの殺害依頼が投稿されていることを知る。この件のせいで仕事が手につかない彼女に更に追い打ちをかけるように、プロの殺人請負人らしきアカウントが依頼主に接触を図ろうとしていた。彼女は同居人と一緒にスティーヴン殺害を阻止すべく奔走するが……。

📚 前作以上の「巻きこまれ型ジェットコースター・サスペンス」でしたが……今回はそれらを既知の状態で読み進められましたので最初からユーモア溢れる破天荒な展開を予見しながらの読書を存分に楽しみました 😆 ただ……前作のネタバレが多分にありますよ、ということは先ず、お伝えしておきます ☺️

📚 以下、感想です。本来フィンレイが書くべき内容を、彼女自身がそれよりも濃く体験しているんだよなぁ、と思いながら読んでいると……良く考えれば(構想だけとはいえ)作中作がある作品は読んでいくだけでもややこしいのに、それを整合性を持たせて書ける作者って、本当に凄いなと気付かされたり感心したりの楽しい読書でした。次回作も楽しみです :Shiropuyo_heart:

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