#至高の短編小説 にアルフォンス・ドーデ『星』と恒川光太郎『夜市』とウェイクフィールド『“彼の者現れて後去るべし”』を入れ忘れてしまった、特に『星』はこの前読み返したし絶対入れようと思ってたのに!
夏茄『永夏の夢』は中国史SFアンソロジー『移動迷宮』の巻末収録作。この短編集自体が内容はどれも面白いし参考文献も多数挙げられてて(しかも手に取りやすい新書から専門書に至るまで)、ものすごく行き届いた短編集なんですが、この一編に関しては「時間SFの傑作」の一言で細かな説明は省く!読んで!という潔さで、読めばそれもわかる大傑作……なんですが、『ジェニーの肖像』『時の旅人』『愛の手紙』『たんぽぽ娘』『時尼に関する覚書』『時の花束』『マイナス・ゼロ』あたりにグッとくる人にちゃんと届いてるかどうか心配なのでグッとくる方ぜひぜひ読んでほしい、悠久の歴史の先にある素晴らしいスケールの物語です。
そして私が挙げたのちょっと古くない?偏ってない?って思った方お勧めの時間SFをどうか教えていただきたい!
同短編集では巨大な骸骨に引きずられる洛陽の町を舞台に幻想的なイメージに満ちた程婧波『陥落の前に』も好きです。
映画と読書と漫ろ歩きを愛する氷河期世代