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じゃん子 さんがブースト

元の記事は事実誤認が含まれているので、真に受けすぎない方がよいかと思います。憶測の混じった記事です。

ご覧になった教科書は『論理国語』だと思いますが、「文系」クラスが「文学国語」も選択している場合は2年生以降も小説の学習をしています(ただし単位数が多くて厳しいので、「論理国語」と「古典探究」しか選択していないかもしれません)
このあたりは学校の判断によります。
1年生の「言語文化」の中身はNHK高校講座の放送一覧を見ると様子がわかりやすいです。
nhk.or.jp/kokokoza/r2_gengo/

[参照]

私はほんと佐藤允のファンとして、あの映画が撮られたことを心底嬉しく思うよありがとう谷口千吉……佐藤允のデビューを後押ししたのも千吉……ありがとうありがとう……

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じゃん子 さんがブースト

知的に退化したかのごとくラジオのことか砂掻きのこと、生活のことしか話さない女は村の因習に支配されてるんだけど、一緒に暮らしているインテリ面の囚われ人にとっては性的にも知的にも支配相手として申し分なく思われる。依存しながら見下して気持ちよくなるための相手ひとりだけで出来上がっているのだから、この自慰的な男にとってあの村は理想郷だったろう。

じゃん子 さんがブースト

安部公房の「砂の女」はNHKの100分で名著に出てきて、えっ!これどうなっちゃうの!?来週まで待てねー!!ってなって図書館で借りてきて読んだ。ハラハラドキドキで最後どうなるのか気になるお話で、そうきたか!と思った。私的には大満足。

『独立機関銃隊未だ射撃中』は当時の東宝のスター俳優の颯爽としたタフなイメージを逆手に取った配役も素晴らしいのです、あんなふうにすすり泣く佐藤允の演技は空前にして絶後です!そして死体を打ち捨てられたままの三橋達也……。
似ている作品として岡本喜八『血と砂』があげられますが、『血と砂』が反戦の意思を強烈に焼き付ける軍楽隊の少年たちのクライマックスを英雄的に描いているのに対して『独立機関銃隊~』の主人公たちはほぼ何もできずがれきの下に埋もれていってしまう、同時代の東宝の戦争映画に描かれることのなかった無力感とやるせなさは特筆に値すると思ってます。
谷口千吉、これ以外の作品は素っ頓狂な行動をとる登場人物がめちゃくちゃ楽しい娯楽作ばっかりなのに、どうしてこの映画を撮れたのか……。

じゃん子 さんがブースト

“ 戦後まもなく、アメリカで開発されたプロミンという薬が日本でも使われるようになり、ハンセン病は治る病気になります。それをうけて、療養所の入所者たちは強制隔離の廃止を国に要求しますが、1953(昭和28)年、新たに「らい予防法」という法律が成立し強制隔離は続けられます。

海外ではプロミンの登場とその後の化学療法の確立により隔離政策の廃止が加速していきますが、日本では1996(平成8)年に「らい予防法」が廃止されるまで強制隔離が続きました。ハンセン病が治る病気になってからも、半世紀にわたって強制隔離が続けられたことになります。その間、「らい予防法」には退所規定がなかったので、多くの人が治った後も故郷や家族のもとに帰ることができず、療養所で亡くなっていきました。”
nhdm.jp/about/issue/

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じゃん子 さんがブースト

砂の器 

最後の方に内容うろ覚えだけど「ハンセン病は治る病気になって、本浦千代吉のような(今も残る差別と偏見を恐れて離れた身内と再会したいといざというとき言い出すことすらできない)患者はもういない」とテロップが出る。しかし現実には映画が公開された当時も「いない」ってことはなかっただろうと思う。療養所にはそれぞれ納骨堂があって故郷に帰れなかった人たちのお骨がある。今でも各地の療養所では回復者の方が何人も暮らしている。この映画の場合は偏見を助長しないためにそう書いたのかな。

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じゃん子 さんがブースト

砂の女は高校生のとき授業で読まされたなー、ホラーっぽくて良かった

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濁! 飲まずにはいられないッ!

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良かれと思って間違ってることを言ってしまった時、自分を守るような態度を取りたくなる気持ちは十分わかるよ。
けど、「間違ってました、ゴメンなさい」の後に自分が他人からどう思われるかは多少は引き受けなよ。

じゃん子 さんがブースト

『砂の女』は勅使河原宏の映画もいいですが、原作の持つ文章力に圧倒される作品です。短いので小説が苦手な自分も読めた作品です。

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天国にいったとき、愛犬がよく言われる言葉を自分の名前だと思って名乗っちゃう、みたいな小話を聞いたことがあるが、うちの犬の場合「カワイイネ」「イイコダネ」「オリコウサンダネ」のどれを自分の名前だと神に申請するんじゃろか。などと頭をおにぎりのようににぎにぎしながら思うなどした。可愛いねいい子だねお利口さんだね

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st.James infirmaryは誰の歌でも名曲だがそういえば筒井康隆にこの歌をタイトルにした短編があったよなと検索したら「『聖ジェームズ病院』を歌う猫」だった。「夜のコント・冬のコント」収録。

しかしあまりに凄いインパクトのタイトルだったのでずっと覚えてる『デンドロカカリヤ』……

実は安部公房、『デンドロカカリヤ』しか読んだことなくて、自分でもちょっとなにそのチョイスって思っちゃったのですが、小学校の頃うちにあった日本SF短編アンソロジーみたいなやつに載ってたので読んだんだけど小学生には怖かったという記憶しかないため、『砂の女』から挑戦したいです。

じゃん子 さんがブースト

昨日、神奈川近代文学館で開催中の安部公房展に行ってきました②(内容に触れます) 

さらに、パッケージ化されていないため視聴困難で、貴重なシンセで安部公房が作曲した戯曲「仔象は死んだ」のダイジェスト版、新潮社が昔実施していた著者の肉声による新刊本紹介の録音を約三分にまとめて留守番電話で読者に聴かせるというテレホンサービス【作家自作を語る】で「密会」と「方舟さくら丸」について語ったものが聴けたり、クロスボウやモデルガンなどの着想を得るために使ったと思しき謎の私物の激レア展示もあり。

最後に箱根の別荘の書斎を再現した展示があり、ここと、映画の「箱男」で使われた【箱】だけ撮影可能でした。

展示エリアはそこまで広くないのですが、第一エリアから密度が濃く、生原稿を思わず読みふけってしまい、二時間超ほど滞在したものの、一回の鑑賞だけでは消化できないほどの情報量で、まだ観ていたかったです…。

本当に充実した内容だったので、安倍公房の作品が好きな方は是非行ってみてください。

12/8まで開催になります。

じゃん子 さんがブースト

昨日、神奈川近代文学館で開催中の安部公房展に行ってきました①(内容に触れます) 

まず最初に列挙された各国に翻訳された本の数々が圧巻。

生い立ちから晩年までをエリアごとに順に追っていく内容となっていて、主要な小説はもちろん、戯曲や映画、生前未発表の作品とワープロの原稿も含め、夥しい推敲がされていて思考の痕跡が辿れ、さらに著名な作家などとの私信も展示。

川端康成からの手紙もあり、毛筆にくずし文字、巻物だったのでびっくり…。
ドナルド・キーンが作品を英訳したときに疑問点を安部公房が回答したものは写真撮りたかった…!

初期は創作の原点ともなった戦後の過酷な引き揚げの影響等で困窮していたのもあり、原稿だけでなくノートに殴り書きされていたのが、段々状況が改善されるにつれ読みやすくなっていったのが印象的。

他にも、玄人はだしだった写真や愛用のカメラ、愛好していた車の変遷、「密会」創作時にインスピレーション湧かせるため使用したらしい私物の盗聴器、晩年に導入したワープロに私物のEMSやKORGといったシンセ、未完の小説「飛ぶ男」フロッピーなど初展示。

じゃん子 さんがブースト

なんかこの前も『毎日が夏休み』読み返して泣いてなかったか私

「きょうはあしたの前日だから……だからこわくてしかたないんですわ」
「わたし、薔薇の木は大好きだった
でも薔薇の木から好きって言ってもらえるなんて、夢にも思わなかった」
「まあ生まれてきてごらんなさい。最高に素晴らしいことが待ってるから」

うわーん大島弓子の天才!!!

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