国の非正規公務員について、三年で公募するルールが撤廃されることになったけど。
「勤務実績や必要性が現場では明確でないことが多い。(略)何を柔軟にするのかが上司判断で決められてしまうとすると、恣意的で私情による判断が通ってしまいかねない」
などの当事者からの不安な声を伝えるが、
「人事院の担当者は「公募を行うことが原則であることは変わらない。再採用は例外です」。
やっぱり、都合が悪くなったら切る気マンマン😭
https://s-newscommons.com/article/3739
[本]『ニッポンのムスリムが自爆する時』松山洋平著(作品社)
不穏なタイトルと、かわいいカバーイラストの組み合わせ、一体どんな本かと思いきや、すごく丁寧なイスラームの解説書でした。端正な文体で読みやすいです。
書かれている内容、ホントに知らない事ばかりで、あっというまに付箋でいっぱいに。
例えば、ドアを叩くノックのやり方など生活習慣の違いにも驚きましたし、戦時中の日本とイスラームのかかわりも興味深かったです。大日本帝国はムスリムを帝国の住民として包摂しようとしており、「ムスリムに神社を参拝させる」という任務を課せられた日本人青年がいた、と。心からの同情を禁じ得ません。
それから自分にとってはやはり翻訳についての問題は考えさせられます。現代日本語の神(カミ)という語、やまとことばの「カミ」、中国語の「神」、英語の「ゴッド」など、そもそも同じ概念ではないはずのモノが結合されてしまい、意味がねじれてしまっているという指摘と、そこからイスラーム教の「神」をどう
翻訳するのかという点、読みごたえがありました。
松山氏の他の著作もぜひ読んでみたいです▼
『ロイヤルホテル』は予告がリアルな嫌さに満ちていてちょっと辞めとこと思ってたんだけど、『荒野の千鳥足』か〜!変でおっかなくて残酷で、ラストは肩透かしを食らったような、でも何か大事なものをどっかに置いてきたような、独特の後味があって好き、とまではいかないけど観てよかった映画だった。オーストラリアの知らない街で地元の暴力的なコミュニティに巻き込まれて次第に順応してしまう男性教師の話です。カンガルーが狩られる場面は実際の狩猟映像を使っているそうなのでしんどいし女性が性的・暴力的に扱われるし男性同士の性交渉の示唆もある。で、このコミュニティを率いているのがドナルド・プレザンス、『大脱走』の役柄とは真逆なのでびっくりです。
しかし『荒野の千鳥足』を踏まえると『ロイヤルホテル』も過酷な映画だろうなと想像がついてやはり観るの怖いな……
『ロイヤルホテル』感想
キティ・グリーン監督の切れ味冴えわたるディストピアなお仕事モノ。女性が社会のジェンダー構造の中で何を経験しているか…それを今作ではオーストラリア映画史の系譜を引き継いで強烈に物語化。ジェンダー構造が変化して勢力図が変わろうとする中で頂点に立とうとする男たちと、その中で生き残ろうとする女たち。この監督はもっと評価されてほしい… #映画
「だった」?
いまだに過去形になってないのでは?
「地獄絵図」だった避難所 機能しなかった公助 国挙げて改善を:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASS8214Q0S82PTIL00VM.html #能登半島地震
当事者の体験談、まじひどいから読んでほしい。
「私の担当のファイルを棚の奥深くに隠され、3ヶ月後にくちゃくちゃになって出てきたり、」
「「でもこっちは正規なんだから、非正規からいろいろ指図される覚えがないんだけど。窓口は非正規がやればいいのよ」
「でも、あの人達みんな来年は更新でしょ。全部切られて新しい人に入れ替わったらいい」」
「「どうせ1年でしょ、非常勤のくせに。あんたがいじめられているというからこっちの仕事が増えてるんだよ」」
しかもこれを聞いて、
「厚労省のハラスメント対策担当職員は「職員のハラスメントの問題と今回の3年公募の問題は切り離して考えたい」
だって😭こわい😱
某SNSで、「リベラル」の中高年男性たちが、寄ってたかって「ポリコレのせいで選手が危険に」「これは男性の身体でしかありえない」「LGBTへの過剰な配慮」などと言い募っているの見て、あらためてジェンダーに関して感覚がくるってしまう人の多さを実感している。でも、マジョリティには絶望する権利はない。下僕が絶望することで死ぬ人が出る。そう思って偏見と差別と闘う。
映画と読書と漫ろ歩きを愛する氷河期世代