韓国映画は基本的に面白い外れないと持ち上げておいてアレですけど、自分の知る限り一般的に名作と名高い「新しき世界」や「不汗党」はわたしの中では作者に文句がある!枠なので例外はあります。前者は男たちが絆を確かめ合う一方で女が犠牲になり過ぎ、後者はいい歳した大人が若者に甘え過ぎで、それらが人間らしい弱さとして感動を呼ぶように描かれて(※わたしが)キレそうだからです。
加害者変容支援の団体「GADHA」の記事もある、こっちもいい記事だった
https://toyokeizai.net/articles/-/844947
加害者の変容を支援しつつ「被害者には加害者を許さず憎み続ける権利もある」と言っておられるのは信用できるな
妻が子ども連れて実家に帰っちゃった後SNSに悪影響受けて「連れ去りだ!実子誘拐だ!」って攻撃してたモラハラ夫が自分の加害性を自覚して変わっていった話、希望があるな
世の中には変われる人もいるのね
https://toyokeizai.net/articles/-/846236
北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』
邦題のせいでスルーしていた昔の映画が、そんな内容だったの!?と本書で知って驚いたりも。
『ベッカムに恋して』がロンドンで暮らすインド系移民のヒロインがサッカーを志す話だなんて、今の今まで知らなかったよ。しかもパーミンダ・ナーグラ主演でアーチー・パンジャビも出てる!観れば良かった!
同じく原題の意味が消えてしまった残念邦題の『キューティ・ブロンド』は、昔観た時に、ヒロインのエルはもちろん他の女性たちもその関係もめっちゃ良くて好きな映画だった。
そして当時まだ、邦題や宣伝のダサピンク現象という問題を意識できていなかった子供の自分でも、このタイトルは嫌だなと思っていた。本当に日本の配給は考えてほしい……。
北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』
圧倒的に男性中心的な場である映画界の価値観が反映された「名作リスト」ではなく、女性をはじめ自分は多数派に属していないと感じている人のための映画おすすめリスト。
私も子供の頃にいつも、女性が主人公の映画を観たくて雑誌やフリーペーパーで探しながらレンタル店へ通っていたことを思い出しました。
今ですら、女性やマイノリティの様々な側面や表象を描く物語で溢れているとは全然言えないし。こういう映画ガイドをもっと読みたいし、もっとたくさん必要。
今鑑賞したら引っ掛かる部分もあるのだろうけれど、これは中学や高校の時分に観ておけば良かったなあ……と思う作品がたくさん紹介されていました。
こんな酷い話があるか。
(東京新聞の池尾さんの呟きより)『11月にブラジルに強制送還された日本育ちの20歳女性。母国に着いた後3日にわたり空港から出られず、空港のベンチで過ごしていたと証言しました。
現地に身寄りがなく所持金もない女性に入管は何らの支援もしていませんでした。
法務相は「適切な対応だった」と…。
』
(東京新聞の記事より)『 11月8日夜に強制送還され、ブラジル南部サンパウロの空港に9日夕(日本時間10日早朝)に到着。しかし、在日ブラジル総領事館に一時的な宿泊先として勧められたNPO施設に空きがなく、12日朝まで空港内のベンチで過ごした。「バッグなどを盗まれないよう、警戒して眠れなかった」と話した。
所持金は支援者がカンパした2万円だけ。空腹をクッキーでしのいだ。交流サイト(SNS)で、幼少時に施設で別れた弟の名前を発見。弟とその養父母の元へ、サンパウロから16時間かけてバスで移動した。今もこの家庭で暮らす。「とてもつらかった。精神的な傷を受け、治療を受けている」と明かした。 』
「精神的な傷、治療を受けている」母国に身寄りがないのに強制送還 行くあてもなく空港のベンチで3日間…:東京新聞デジタル https://www.tokyo-np.co.jp/article/373656
西成高校の反貧困学習にスポットを当てた必読の連載記事です。
『「どうせ」と人生を諦めていた子たちが、「状況を変えていく主体」に生まれ変わる』
子どもを労働者に置き換えて読んでみてください。労働組合がすべきことが浮かび上がってきます。
「日本のシングルマザーの生活が苦しい理由」を学ぶ
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/han_hinkon_gakushu/20338
映画と読書と漫ろ歩きを愛する氷河期世代