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ところで、著書は投資の私塾をやっており、ご丁寧に塾生のリターン率とリターン額まで公表してくれているのだが、それによると(そう明言はされていないが、算数すれば当然にわかるように)年間24万円(!)の塾代をペイできる塾生は限られている。年間24万円って結構大きくて、元手が1000万円なら3%(税引き前)、500万円ならその倍の6%はリターンを「増やす」必要がある。個人投資家で年間数パーセントのリターンを得られれば御の字であることを思えば、なかなか攻めた費用だと感じられる。どうなんだろう。

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『3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術』(DUKE。)

眺めました。概ねオニール本とミネルヴィニ本を読めばよい。目標株価の出し方は実践的で面白い。これで氏の著書は3冊とも読んだことになるが、巻を重ねるごとに高度にかつ読みやすくなっていると感じた。それにしても、読んだと公言しにくいタイトルである!

『会社四季報 業界地図2025年版』(東洋経済新聞社)

眺めました。金融、ソフトウェア、toCは本当に土地勘ないなあ、と思いました。

『Gerry Mulligan Quartet Vol.1 (Expanded Edition)』(Gerry Mulligan)

ピアノレスカルテットな1枚。地に足のついてなさが良く、浮遊感に富んでいる。胸が躍る。

『The Trio』(Hank Jones)

ピアノトリオっていいものですね。「Now's The Time」「My Funny Valentine」といった名曲がいいし、1曲目「We're All Together」もいい。

『会社四季報プロ500 24年秋』
眺めました。利回りがボックスの底になることを示すグラフがあり、ない発想だったので学びだった。

『ELECTRIC RIDER』(馬場智章)

馬場智章がメインのBLUENOTEのライブに行くのでその予習。タイトルの通り、エレクトリックなサウンドが(良い意味で)伝統的なジャズっぽくなく、『BLUE GIANT』の宮本大のサックスとは全然違う(馬場智章は宮本大のサックスを演じていました)。ロックぽさも感じられた。

『成長株投資の神』(マーク・ミネルヴィニ)

成長株投資の雄であるマーク・ミネルヴィニが他の成長株投資家を招いて、4人で一般投資家からの質問に答える。彼らは「規律」を重んじるが、類書を読み込むうちに、それは「待つこと」であるとわかってきた。適切な銘柄が、適切なポイントに達するまで手を出さない。一度ブレイクしたら陰るまで手を出さない。待つこと。迷った時に読むべき本として覚えておこう。

さておき「世界の広さ」は、自作でも意識して描き分けようとしている点ではあるな。思ったように上手くいってる気はせんけど……。

じゃあ、その「スイートスポット」ってやつを屏風から出してみせてよ!!!!!!!!!

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大人がナチュラルに子供を書こうとすると、世界が広すぎるか狭すぎる人物になるせいで、そこからグワッと世界の大きさが変わるような、世界の変容(カタルシス)が訪れない。カタルシスを起こせるちょうどいい、しかも「子供らしさ」を有している世界の大きさ(スイートスポット)があるんだと思う。
本作もそうだし、この前読んだあさのあつこや吉本ばななも、スイートスポットを狙うのが巧みなんだな。

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『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(森絵都)

上手すぎて頭おかしなる。再読。初読は二次創作が軌道に乗ってた働き始めてすぐの頃か。当時はぼんやりと「エモいな~」くらいしか感じてなかった気がする(たしか表題作への感度が低かった)のだが、自分で登場人物から舞台からぜんぶフルスクラッチで真剣に書いてるいま読むと震える。
三本の短篇集なのだが、どれも物語のセットアップが滑らかで作為を感じさせず、気付いたら物語の中に誘われている。
今回好きだったのは「彼女のワルツ」。不眠症の中学生の男女が旧校舎で逢い引きし……、という筋書き。嘘と赦しが大きなテーマとして据えられていると思うんだけど、「嘘」が真ん中にある、中学生の(狭い)視野から覗き見られていた世界が、ある瞬間にガラリと変容し、「赦し」を与える/与えられる高次な世界へとなる。気付いたら「いつ変わった?!」ってキョロキョロしていた。
感情が落ち着いたらもっと分析的に再読します。
amazon.co.jp/アーモンド入りチョコレートのワルツ

『出来高・価格分析の完全ガイド――100年以上普遍の「市場の内側」をトレードに生かす』(アナ・クーリング)

「マーケットの動きは機関投資家によって支配されている」という強烈な世界観の本だった。であるが、私が教科書としている、オニールやミネルヴィニ(要するに、出来高を伴ったボックスからのブレイクアウトこそ仕掛け時だという主張)も同様の世界観を有している。本書は、機関投資家をさらにドラスティックに「インサイダー」と呼ぶ。
世界観こそ強烈だが、内容は非常に教科書的。出来高の分析はこれ一冊を枕元に置いておけば足りそう。ただ、あくまで「教科書的」なので、チャートの現物と見比べて実践しなければ自分の技術にはならないだろう。
amazon.co.jp/出来高・価格分析の完全ガイド-――

『きみの色』(監督: 山田尚子)

傑作。緊張感で息が詰まるかと思った。集中力の要求値が高くて、映画館でしか見続けることができないと思った。冒頭のモノローグこそ腕組みしながら「アニメは映像powerで語りを作れてええどすなあ」思ったんですが、ギリギリと観客の胸を締め上げるようなストーリーテリングに気い狂いそうになった。
主人公のトツ子こそ朴訥ながら年相応に約束を破る子だったから安心して見つめることができたけど、あとの二人の嘘と隠し事でテンション(緊張)を掛けながらお話をドライブさせ切ったは匠の技。勉強のつもりで観に行ったけど上手すぎて勉強にならんかった。

『Gathering』(馬場智章)

10月に馬場智章のライブ@ブルーノートに行くために予習。浮遊感があって気持ちいい。

『新高値ブレイクの成長株投資法』(ふりーパパ×DUKE。)

微妙以下。ミネルヴィニやオニールの手法の日本株での実践を知りたくて読んだ。アベノミクス相場の時に書かれた本で、アベノミクス相場の前後のセクターに思考が囚われている。近視眼的。

京フェスに申し込みました。合宿まで申し込みましたが、旅館でオールはしないつもりです。

『フュージョン』(濱野京子)

ダブルダッチに取り憑かれた中学生女子4人の物語。
マイナー競技を読者にどのようにスムーズにインストールするかを研究するために読みました。本作の開幕は固有名詞をゴリゴリに使ってカロリー高めで押し込んだ感じですね。「フォローミー!」という腹の座り方は、正直、憧れるが、今回の私が使うべき手法ではないのでしょうな。
お話自体はオーソドックスなヤングアダルト小説で(良い意味で)読み味が軽かったです。読者が関心を持ちそうなフックを(回収するしないにかかわらず)数多く散らして、興味を持続させようとする試みが見られました。構造のオタクなので散らしっぱなしはあんまり好かんのですが、こういうのやってもええんかもなあと思いました。

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