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売野機子の『ありす、宇宙(どこ)までも』を しました! ワクワクするまんがだ! 主人公となる中学一年生二人の距離感が絶妙で(一見すると教導する男子と導かれる女子という構図に見えるが、きちんと読めば、男子は数少ない理解者である女子に大きくエンカレッジされていることがわかる)
今すぐ読んで下さい!!!
amazon.co.jp/ありす、宇宙までも(1)-ビッグコ

『株式売買スクール実践編 成長株早期発掘法』(ギル・モラレス、クリス・キャッチャー)

読める部分は読みました。オニール、ミネルヴィにのさらにアップデート。フォロースルーデーを神聖視しないようにというのはなるほど感あった(その間にも伸びている銘柄はあるので)。本書の特長には、チャート読みのためのドリルが付いていること。ゆっくり解いてみよう。

『Mulligan Meets Monk』(Thelonious Monk)

ツカミの「`Round Midnight」が凄い。セロニアス・モンクのナンバーに負けずにジェリー・マリガンがサックスで聴かせる。タイトルに偽りなしの「Meets」だった。

『Sometimes, Late At Night』(Jharis Yokley)

柳樂光隆氏の紹介ツイートがきっかけで聴きました。ドラマーのJharis Yokleyは、手数が圧倒的に多くにもかかわらず正確に叩き続ける。柳樂氏は「人力ドラムンベース」と評していたがまさにその通りだ。これが打ち込みではなく、人力であることに(誇張ではなく)感動する。もし叶うならライブで生で味わってみたい。

『Interplay』(Bill Evans)

1曲目「You And The Night And The Music」が飛び抜けて良い。フレンドリーなメロディが少しずつアレンジを変えられながら繰り返されて印象的。特にトランペットが加わるのが素直格好いい。メロディの繰り返しからのソロがイケてる。各楽器とも聞き応えがある。

今回(氏の本から得られるものは少ないとわかっていたにもかかわらず)読んだのは、その「塾生」の体験談が載っているからだったのだが、流石に薄味過ぎでした。

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ところで、著書は投資の私塾をやっており、ご丁寧に塾生のリターン率とリターン額まで公表してくれているのだが、それによると(そう明言はされていないが、算数すれば当然にわかるように)年間24万円(!)の塾代をペイできる塾生は限られている。年間24万円って結構大きくて、元手が1000万円なら3%(税引き前)、500万円ならその倍の6%はリターンを「増やす」必要がある。個人投資家で年間数パーセントのリターンを得られれば御の字であることを思えば、なかなか攻めた費用だと感じられる。どうなんだろう。

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『3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術』(DUKE。)

眺めました。概ねオニール本とミネルヴィニ本を読めばよい。目標株価の出し方は実践的で面白い。これで氏の著書は3冊とも読んだことになるが、巻を重ねるごとに高度にかつ読みやすくなっていると感じた。それにしても、読んだと公言しにくいタイトルである!

『会社四季報 業界地図2025年版』(東洋経済新聞社)

眺めました。金融、ソフトウェア、toCは本当に土地勘ないなあ、と思いました。

『Gerry Mulligan Quartet Vol.1 (Expanded Edition)』(Gerry Mulligan)

ピアノレスカルテットな1枚。地に足のついてなさが良く、浮遊感に富んでいる。胸が躍る。

『The Trio』(Hank Jones)

ピアノトリオっていいものですね。「Now's The Time」「My Funny Valentine」といった名曲がいいし、1曲目「We're All Together」もいい。

『会社四季報プロ500 24年秋』
眺めました。利回りがボックスの底になることを示すグラフがあり、ない発想だったので学びだった。

『ELECTRIC RIDER』(馬場智章)

馬場智章がメインのBLUENOTEのライブに行くのでその予習。タイトルの通り、エレクトリックなサウンドが(良い意味で)伝統的なジャズっぽくなく、『BLUE GIANT』の宮本大のサックスとは全然違う(馬場智章は宮本大のサックスを演じていました)。ロックぽさも感じられた。

『成長株投資の神』(マーク・ミネルヴィニ)

成長株投資の雄であるマーク・ミネルヴィニが他の成長株投資家を招いて、4人で一般投資家からの質問に答える。彼らは「規律」を重んじるが、類書を読み込むうちに、それは「待つこと」であるとわかってきた。適切な銘柄が、適切なポイントに達するまで手を出さない。一度ブレイクしたら陰るまで手を出さない。待つこと。迷った時に読むべき本として覚えておこう。

さておき「世界の広さ」は、自作でも意識して描き分けようとしている点ではあるな。思ったように上手くいってる気はせんけど……。

じゃあ、その「スイートスポット」ってやつを屏風から出してみせてよ!!!!!!!!!

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大人がナチュラルに子供を書こうとすると、世界が広すぎるか狭すぎる人物になるせいで、そこからグワッと世界の大きさが変わるような、世界の変容(カタルシス)が訪れない。カタルシスを起こせるちょうどいい、しかも「子供らしさ」を有している世界の大きさ(スイートスポット)があるんだと思う。
本作もそうだし、この前読んだあさのあつこや吉本ばななも、スイートスポットを狙うのが巧みなんだな。

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『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(森絵都)

上手すぎて頭おかしなる。再読。初読は二次創作が軌道に乗ってた働き始めてすぐの頃か。当時はぼんやりと「エモいな~」くらいしか感じてなかった気がする(たしか表題作への感度が低かった)のだが、自分で登場人物から舞台からぜんぶフルスクラッチで真剣に書いてるいま読むと震える。
三本の短篇集なのだが、どれも物語のセットアップが滑らかで作為を感じさせず、気付いたら物語の中に誘われている。
今回好きだったのは「彼女のワルツ」。不眠症の中学生の男女が旧校舎で逢い引きし……、という筋書き。嘘と赦しが大きなテーマとして据えられていると思うんだけど、「嘘」が真ん中にある、中学生の(狭い)視野から覗き見られていた世界が、ある瞬間にガラリと変容し、「赦し」を与える/与えられる高次な世界へとなる。気付いたら「いつ変わった?!」ってキョロキョロしていた。
感情が落ち着いたらもっと分析的に再読します。
amazon.co.jp/アーモンド入りチョコレートのワルツ

『出来高・価格分析の完全ガイド――100年以上普遍の「市場の内側」をトレードに生かす』(アナ・クーリング)

「マーケットの動きは機関投資家によって支配されている」という強烈な世界観の本だった。であるが、私が教科書としている、オニールやミネルヴィニ(要するに、出来高を伴ったボックスからのブレイクアウトこそ仕掛け時だという主張)も同様の世界観を有している。本書は、機関投資家をさらにドラスティックに「インサイダー」と呼ぶ。
世界観こそ強烈だが、内容は非常に教科書的。出来高の分析はこれ一冊を枕元に置いておけば足りそう。ただ、あくまで「教科書的」なので、チャートの現物と見比べて実践しなければ自分の技術にはならないだろう。
amazon.co.jp/出来高・価格分析の完全ガイド-――

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