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神保町共同書店PASSAGE/パスカル通り14番地
旅した国にまつわる本を並べる《旅するカワウソ文庫》
現在の配架本紹介です。

【北アイルランド/アイルランド編】
ベルファストの造船所で生まれ、初航海で悲劇に見舞われたタイタニック🚢
その全容をふんだんに盛り込んだ資料と図解で解説する『TITANIC』 (Dk Eyewitness)
原書(英語)ですが、子供向けのため平易で読みやすい。でも、内容は驚くほどに詳細です。

tomomeken さんがブースト

読売新聞→BuzzFeedで医療記者を続けられてきた岩永直子さんがフリーランスになる(ならざるを得ない)話です。
メールマガジンの創刊と資金サポートのお願いも。
naokoiwanaga.theletter.jp/post

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神保町共同書店PASSAGEの書棚、やっと開架しました。
《旅するカワウソ文庫》
地べたの【パスカル通り14番地】です。旅先で訪れた都市にかんする本を並べていきます。

書棚をもつことを決めたのは、昨夏11カ国17都市を巡る3ヶ月の旅でした。日本からヨーロッパへ✈北の空は飛べず、南回りで時間をかけて。訪れる先には平和を願う声がありました。そんなわけで、売上はすべてウクライナ支援に寄付します。一日もはやくかの地に安らぎが訪れますように。

ただいま【北アイルランド/アイルランド】編です。旅のおすそ分け、旅先で撮った一枚に、役に立ったり立たなかったりする一言を書き添えたポストカードを挟んでいます。お立ち寄りの際はぜひしゃがんで覗き込んでみてください。ショップカードはご自由に。

イスラエル発のグラフィックノベル『トンネル』クラファン、88%まで来ていますね。締め切りは明日、あと一歩!
greenfunding.jp/thousandsofboo

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神保町共同書店PASSAGE柴田元幸さん棚(パスカル通り7番地)の売上で運営する無料のオンライン翻訳トークショー「ほんやく世界旅」第3回を公開しました。フランスの漫画、バンド・デシネ翻訳を手がける原正人さんにお話を伺っています。
大判でカラーというバンド・デシネが今どんな変化を遂げているか、日本の漫画からの影響を受けて逆輸入みたいなことが起こっているのが面白い。後半では、原さんが翻訳者になるまで、キャリアの広げ方や、翻訳出版の新しい形についても詳しくお話くださっています。

<翻訳出版の新しい形>として、全ての書籍をクラウドファンディングで出版するサウザンブックス社さんに、サウザンコミックスという「世界の漫画を翻訳する」野望をもつ部門を立ち上げた原さん、ただいま最新のクラファン、イスラエル発のグラフィックノベル『トンネル』出版に向けて最後の追い込み中です。1時間18分頃からその告知をいただいていますが、スレッドにリンクを張っておりますので、ご興味ある方はぜひ!
youtube.com/watch?v=4Syer4-eeT

神保町PASSAGE、柴田元幸さんの棚の売上で運営する「ほんやく世界旅」。第3回はバンド・デシネ翻訳者の原正人さんをお迎えし、その魅力について語っていただきました!動画は近日公開予定です。原さんはイスラエル発のグラフィックノベル『トンネル』翻訳出版に向けてただいまクラファン挑戦中。〆切は6月27日(火)です。暗く先の見えないトンネルのようなイスラエルとパレスチナの関係を描いた、世界的にも評価の高い女性作家の作品。多様な言語のもたらす多様な文化の楽しさを、ぜひ皆様の手で🙏
クラファン詳細はこちら
greenfunding.jp/.../projects/7

神保町PASSAGEに書棚の空きが出た3月、地を這う下段であったけれど、即申し込みをしました。

昨夏から秋にかけての旅行から戻ってすぐにでも棚を持ちたかったのだけれど、こちらが動けるときに空き棚はなし、申し込み叶えばこちらが動けず。そんなこんなで、ただ賃料を払うだけの3ヶ月もやっと終わりかな。なんでも形から入りがちで、友人のイラストレーターさんに素材を整えてもらい、本の選定も始め、月末にはなんとか開架できる見込みです。ちょうど旅行から1年というのもキリが良かったかも。

「Traveling Otter~旅するカワウソ文庫」という名前で、旅先で出会ったヒト・モノ・コトにかんする本を置く予定です。売上はすべてウクライナ関連に寄付するつもり。戦争が一日でも早く終わり、また自由に旅ができる平和な世の中が戻ってきますようにと願いを込めて。

ひと月かかるかもといわれた父の治療入院は3週間ほどで終わり、昨日迎えに行ってきた。私の状況は最悪でトイレに立つ間も惜しいほど仕事が山積していたけれど、月曜まで待てとは言えない。今日は父の日だし。今回で4回目となる抗がん剤治療は、身構えていた家族一同、拍子抜けする副作用のなさだった。そもそも投薬を受けていたのが入院期間の5日ほど。あとは白血球を増やす点滴やリハビリなどして過ごしていたらしい。
初回は低ナトリウム血症になり譫妄状態に陥って「帰る」と言い張り、看護師さんを困らせたらしい。夜中、看護師さんが済まなそうに電話をかけてきた。私から看護師さんを説得してくれ、という本人たっての願いだったようだ。話が通じるようで通じない父との会話を、背筋が凍る思いをしながら続けた。幸い、ナトリウム値が正常に戻ると元の父に戻った。
だから、あまりにも楽だと逆に心配になってしまう。苦しめばいいとは思わないけれど、抗がん剤=地獄の苦しみ、とトレードオフで効果が得られるものという先入観があるのだろう。
お酒を飲んでも大丈夫とのことで、今日届くように少し贅沢なクラフトビールを贈った。夕飯に楽しむとメールがあった。今日は顔を見に行かれなかったけれど、自宅で酒を愉しめるよう取り計らえたのだから、これも立派な孝行だと自画自賛している。

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tomomeken さんがブースト

【告知】週刊国際SFウェブジン〈Strange Horizons〉が来年に向けてクラウドファンディング中です。
もし最初のストレッチゴールが達成されされれば、2024年に日本SF小特集号が出ます! ご支援下さい。同誌は2000年創刊の非営利団体です。完全無料でウェブ上で公開されています。近年はブラジル、ナイジェリア、メキシコ、パレスチナ、東南アジア等の特集号を発行していました。
つまり実現した暁には、誰でも手軽に英語で日本SFが読める機会が作れます。
kickstarter.com/projects/stran

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自治体のエコ家電買いかえキャンペーンに乗っかって、連れ合いが20年近く使ってた冷蔵庫を新調。開けたときのペカーッと輝く明るさ(LED凄い)!「中」設定でも隅々まで冷え冷え!電気代もだいぶ節約!眺めてはにやにやが止まりません。この誇らしい気持ちはなんなのでしょう。昭和のご家庭にはじめて冷蔵庫がやって来た時もきっとこんな感じだったんだろうな。

tomomeken さんがブースト

『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』無料公開が始まりました。わたしはゲイブ・カルデロンさんの「アンドワニカドジガン」の翻訳で参加しています。プライド月間無料公開実現をサポートしてくださったみなさん、ありがとうございました!

さっと各作品の訳文のスタイルだけ見ても、すごい幅にびっくりするかもしれません。訳者が作品に浸り、訳者同士がときに一緒に考えながら届けたかった作品たちをぜひ読んでみてください。なにか感じてもらえることがあったら幸いです。

virtualgorillaplus.com/nobel/q

ふた月ぶりの散髪でさっぱり。二度ほど予定を変更してもらったあいだ担当の美容師さんに思い浮かんだ髪型があったらしい。いつもは必ず「今日はどんなふうにしましょうね」と聞かれるのだけれど、この日は行くなり「やりたいのがあるんですよ。早く来ないかなあと思ってました!」という意気込みに、何も聞かずお任せすることにした。

それがこちら。女子のボウズめ、流行っているらしいですよ!

施術の最中に面白い話を聞いた。この日も人があふれかえる原宿、海外の方も増えましたよね、と言うと、「GWも多数ご来店されまして」。旅行中にわざわざ散髪に来るなんて!私なんか昨夏の3ヶ月旅行では美容室に行かなくてもみすぼらしくならずに済むようなスタイルを考えてもらって出かけたというのに。

担当さん曰く、日本の美容室のホスピタリティを経験したいという人が増えているそうだ。宿泊中にシャンプーだけにしに来る人もいるという。先日「カット」でウェブ予約して来店した方は、聞けばシャンプーと前髪カットだけ。では料金お安くなります、というと「サービスが受けたくてきたので料金はそのままで」とがんとして譲らなかったそうだ。「コース変わってもホスピタリティは同じなんですけどね」と苦笑まじりで話してくれた。丁寧さはひとつの観光資源になるもかもしれない。

考えても仕方のないことで頭を悩ませるうちに終わってしまった感のある5月。水曜日は父を病院に入れてきた。コロナ禍のしわ寄せは今もあるらしく、それなりに広い入院専用の待合室も席はとっくに埋まり、寄りかかる壁もないほどの混みようだった。父の分の席を確保して、少し離れたところで手の中の紙の番号が電光掲示板に表示されるのを待った。父はせっかちで(残念ながら私はこの形質を受け継いでしまった)、遅々として進まない番号にイライラしていた。待合のほとんどは老人、その中に埋もれる一人の老人としての父の姿を遠くから眺めるのは奇妙な気分だった。
抗原検査を終え、諸手続きをし、やっと病棟へ。家族は今も部屋までは行けない。治療について先生から説明があるというので、待つことにした。ただし、外来が終わってから来るため、いつになるか分からない。父は時間を気にしてしきりに帰っていいと気を揉んでいたけれど、先生の都合で後からかかってくる電話のほうが厄介だ。こういうときに電子書籍のありがたみを実感する。1時間ほどして担当医が来た。今どきなのか若いからか性格のなのか分からないけれど、副作用について割とズバズバと「死もあり得ます」を連発するので、不謹慎ながら可笑しくなってしまった。父もそんな顔をしており、親子だなと思い、また、少し安堵もした。

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朝早くに電話が鳴り、ドキッとした。定期で受けている乳がん検診の受診日を知らせる自動音声のメッセージだった。最後に流れる「予約をキャンセルする場合は1を…」の案内に一瞬、ボタンを押しそうになった。今日は雨で肌寒い。夕方〆切の翻訳講座の課題が手つかず。それもあるけれど、明日から、おそらく最後の入院になる父に付き添う。気が重たい。

本当は先週、入院前のまだ元気なうちに家族旅行をする予定だった。豪華ではないけれど、湯河原のホテルを予約した。父母にはまだ告げていない、左腕に入れたタトゥーを隠すシールも買った。でも直前になって父から済まなそうに「やめておこうと思う」と連絡があった。入院のことが気がかりだという。実は余命宣告を受けたとき、色を失った父の顔を見て咄嗟に父の長兄である伯父のことを引き合いに出してしまった。リンパ腫のがんが全身に広がり、余命半年と言われたにもかかわらず、3年ほぼ元気に生きた。それが余計な希望を抱かせてしまったのではないかと後悔している。どこかで諦めなければならない瞬間が必ず来る。父が精神的・肉体的にこれからどうなるか想像もつかないけれど、最期まで支える勇気を私に与えてくださいと、誰にともなく祈る。まずは自分が元気でいなくてはねと、出かける支度をしている。少し贅沢なスイーツを買って帰ろう。

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神保町共同書店PASSAGE発、MONKEY基金企画「ほんやく世界旅」、第2回を公開しました。
youtu.be/4u4amsTLapo

今回はチベット文学翻訳者の星泉さんをお招きし、書評家の長瀬海さんに聞き手を務めていただきました。二人の軽快なおしゃべりの向こうに広がる深くて面白いチベット文学の世界!

成り立ちと変遷など、背景からたっぷり語ってくださった星さん。チベット文学を手にしたことがない人でも、興味のギアが二段くらい軽々と上がります。初めて読む人のための最初の一冊、耳で聴くチベット文学ということでスペシャルな音楽に乗せた星さんの朗読もお楽しみください。

インド在住の映画ライター竹美さんとホラー映画についておしゃべりするポッドキャスト「ジェニファー&ジェイミー」久しぶりの更新です。
spotifyanchor-web.app.link/e/W

第9怪はまさかの日本Blu-rayスルーとなった『死霊のはらわた』最新作『EVIL DEAD RISE』について。インドでも1日8回まわす館がでるほどの大人気だった模様。配信で観ましたが、ホラー映画で女性が負わされる役割、家族ホラーの最後の砦「親子の愛」を逸脱して自由闊達に殺戮する新しいホラークイーンの誕生に感激しました。殺しの手口もバラエティに富み、オマージュもいっぱいで隙がない。怖くて笑える最高の作品なのに……劇場公開ないなんて(嘆)。

誕生日だった日曜日は、このタイミングでスクリーンで観られるなんて最高すぎる『バニシング・ポイント』他(好きな作品だけれどバニシングの横に並べるのはあり得ないので伏せ)を観て、クラフトビールとヒツジ料理をたらふく楽しみました。胃袋が元気なのがなにより!

ひつじあいす、世界各国のヒツジ料理が食べられる素敵なお店でした。不忍あたりで栽培しているらしいホップを使った地ビールも最高。

余命宣告を受けた時のことを振り返っている。帰宅後、父から「落ち込んだけれど、毅然とした態度でてきぱき先生に応対してくれて気持ちが楽になった」とメールがあった。家族に来てほしいと言われたことや、再発が早すぎる時点である程度覚悟はしていたので、先生から厳しいことを言われたときの気持ちは「ああやっぱり」だった。

あのときに、泣いて先生に「何か方法はないですか」とすがればよかったのか。悲しさを表面化させることイコール愛情の表現になるのだろうかと今も考えているけれど、答えは出ない。父は私のことをとても頼りにしている様子、ならば最後まで、父がいなくなっても大丈夫だから、やっていけるから、という姿を見せ続けたほうが安心して穏やかな気持ちでいってくれるのかな。それとも、自分がいなくてもいいんだなという寂しい気持ちにさせてしまうのか。とても悩ましい。

連れ合いに聞いてみたいけれど、家族で苦労した人だから、これ以上悩ませたくない。自分のことだけ考えて生きてほしい。だから、たぶん相談はしないと思う。

そんなことを考えながらうたた寝をしていたら枕にした袖が濡れていた。連れ合いには「マスカラ塗り過ぎちゃったみたい、しみたわ」と言って顔を洗いにいった。

悲しみに封印をしようと思う。その分ここで吐き出してしまいそうだけれど。

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公の場で書くようなことではないけれど、いつか読み返す記録として残しておこうと思う。

今日、父が余命宣告を受けた。悪性のリンパ腫ってやつ。去年から抗がん剤治療を受け、11月、最後の入院でめでたく腫瘍が消えて家族で喜んでいたのに、2月末に再発の気配が。3月に受けた診療で正式に再発が認められてしまった。

そして今日、治療方針を決めるための話し合いに付き添いとして父が指名したのは、同居の弟ではなく(母は腰が痛いため難しい)、離れて暮らす私だった。それだけ信頼があるのだと思い、覚悟してその場に臨んだ。

手っ取り早く言うと、強い抗がん剤治療を受けるにも臨床試験中の新薬を試すのにも、年を取り過ぎているらしい。何かしても何もしなくても、2年以内生存率が10%というシビアな内容だった。

帰りに父と珈琲を飲みながら今後の相談をした。地域にホスピスはなく(東京との医療資源の差は1/8だという)、緩和ケアに移った時に苦労しそうだ。

月末から始まる一応の治療入院前に、最後になるかもしれない家族旅行にいく予定。良い場所が見つかるといいけれど。

治療方針の説明時、先生のLIVING WILLという言葉に父がきょとんとしたので「延命治療のことだよ」と言い換えた。でも、LIVING WILLのほうが前向きに聞こえていいな。

数独みたいなものでしょうか。毎日やってみよう💡
nytimes.com/games/digits

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