というわけで国際SFFウェブジン〈ストレンジ・ホライズンズ〉の日本SF小特集が動き始めていますが、くわしいご紹介はまた後ほど。
同誌のクラウドファンディングにご支援いただけると幸いです。創立以来、編集者やスタッフは無償ボランティアとして同誌を無償で維持してきました。
運営メンバーは数年おきに入れ替わり、いまや30ヵ国以上の人から構成されています。
(リンク先Twitter)
twitter.com/rikka_zine/status/

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【告知】週刊国際SFウェブジン〈Strange Horizons〉が来年に向けてクラウドファンディング中です。
もし最初のストレッチゴールが達成されされれば、2024年に日本SF小特集号が出ます! ご支援下さい。同誌は2000年創刊の非営利団体です。完全無料でウェブ上で公開されています。近年はブラジル、ナイジェリア、メキシコ、パレスチナ、東南アジア等の特集号を発行していました。
つまり実現した暁には、誰でも手軽に英語で日本SFが読める機会が作れます。
kickstarter.com/projects/stran

(承前)日本SF特集を監修するのは私、橋本輝幸です。

そして気鋭の日英翻訳家トリスタン・フェリックス(エミリ・バリストレーリさん※)にご協力をお願いし、ご快諾いただきました。彼は森見登美彦、大前粟生、角野栄子『魔女の宅急便』新訳や絵本、ライトノベルまで幅広く手がけ活躍しています!
※過去実績の継承のためと思われますが、彼は翻訳業では生まれた時つけられた名前の使用を続けています。

バリストレーリさんの詳細な略歴や最近の関心は、京都文学レジデンシーのnoteに詳しく書かれています。
note.com/kyoto_wr/n/na2f773273

(承前2)
もう少しだけSH誌日本SF特集号についての詳細です。
-全体で小説2~3掌編+詩歌4~5作と狭き門です。
-しかし公募枠も設けます。もちろん日本語投稿可。
-応募要項は後日決定し、発表します。

なお過去特集には「その国の人、その国のルーツを持つ人」(例:speculative fiction by Indigenous people in Mexico, Mexican people, and people of Mexican origin. )という応募条件がありました。

今回「日本の人(Japanese People)」は「日本での生誕・成長・居住の経験がある方/日本語ユーザー」と拡大解釈して適用するつもりです。
なぜなら「日本市民」という定義だけでは、たとえば日本で育ちはしたけれど、現在は別の国に住んでいる方に応募をためらわせてしまいかねないと思ったからです。

(承前3、ラスト)
ストレッチゴールは日本SF特集号だけではありません!
一定の額ごとに誰かの機会が増えたり、作家以外のSFコミュニティを支える方たちへのフェアな報酬支払いをサポートできるようになります。

現在用意されているストレッチゴールド一覧はこちら:
-コラムの原稿料を上げる
-ニューロダイバーシティ特集号の発行
-ボディ・ホラー特集号の発行
-書評の原稿料を上げる
-支援者向けオンラインイベント開催
-イラストの採用数を増やす

支援特典も色々あります。まずはクラウドファンディングのページをのぞいてみてください。
kickstarter.com/projects/stran

最後に補足です。
SH誌は「スペキュレイティヴ・フィクション(サイエンス・フィクション、ファンタジー、ホラー、その他これらに接したり越境したりしている文章なんでも)を支援し、開かれた国際的なものにする」雑誌です。
私の前記「SF」もすべてこの定義のとおりです。
ご意見、ご助言、ご希望があればお気軽にどうぞ!

SH誌のクラウドファンディングが開始からわずか1日で早速最低金額の50%まで伸び、達成ボーナスとしてカイ・アシャンテ・ウィルソンのエッセイ+書評“WHITHER QUEER?: THE GENRE AT MIDLIFE AND A REC-LIST”が公開されました。ずばりクィア男性が登場するSF書籍8冊の紹介文です。
そしてウィルソンは「ここでオススメした本は、ジャンル作家に、白人に、クィアに、男性に、シスの人に、喜んで家に招いて自分の母親と会わせられそうなキャンセルされていない人によって書かれたものとは限りません」と序盤で宣言しています。
strangehorizons.com/non-fictio

Strange Horizons日本SF小特集号、おかげざで昨日クラファンの目標金額を達成していたので、来年実現する見込みです。
スケジュールを組まねば……!

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