神回だった今日の私の一日聞いて。朝方仕事を終えてベッドに潜り込んで割とすぐ、連れ合い父の施設から電話があった。このタイミングでかかる電話は大体よくない知らせ。案の定、高熱あり、でもコロナとインフルは陰性。訪問医が来て、数日様子を見ましょうと抗生物質を処方して帰りました、と説明する看護師さんの言葉切れが悪い。これといった決め手がないせいか、連休明けの病院へ行くという難易度高めのミッションを家族に容易には振れない感じ。実は前に救急車で運ばれたときともろもろ似ている気がして、病院にそのことを強く強く訴え、なんとか診てもらえることになった。タクシーを飛ばして施設で父を拾い、病院へ。結果即入院となりました。悪化しきる前でよかった。肺炎は怖いですね。
本当は今日、半年ほど会ってない友人と池袋のグラシネIMAXで『オッペンハイマー』を観る予定だった。良席も押さえたのにな。残念。しょぼくれ心身疲弊して帰宅したら、何故か机の上に帯文買いした本があった。出がけ慌てて何処かから落とし、ふっとのせたのでしょう。ジェイソン・レクーラック「奇妙な絵」、ミステリとホラーの程よい配分で眠さも吹き飛ばす一気に読ませ本。堪能したら元気も湧いた。さあ働きますよ。 

井の頭公園の動物園のヤギ氏。自己主張強めのタイプ。

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間もなく3ヶ月の長期滞在を終えるブラジルからの年若い友人と最後の一日。彼女の東京マップを埋めるべく、井の頭公園と吉祥寺を選んだ。あんみつ、タコ焼きを経て、伊勢屋の焼き鳥とクラフトビールを片手に公園を歩いた。〆は寿司屋。ここは海外から来た友人を必ず連れて行くところなのだけれども、たいてい話が尽きない彼らの前で乾いていく寿司をやきもきと見守らねばならない。彼女は真逆で、間髪入れずに食べる、飲む。その食べっぷりのよさに、3人には多すぎる量を頼んでしまった。「ブラジルではこれくらいがちょうどいい」と旺盛な彼女。見送りの時間まではまだ間があり、コーヒーかビールを提案。彼女の選択で、近くのパブでパイントを交わし、最後の乾杯をした。
3ヶ月かなり切り詰めた生活を送っていたのに、彼女は横浜の地ビールとお菓子を持ってきてくれた。3月の桜の下で一緒に撮った写真に筆ペンで綴った漢字交じりのメッセージを添えたカードに、いたく感激した。実はそれなりに大きな家の娘さんだったのだけれど、渡航費用は全て自分持ち。帰国後は大学とオンラインの仕事を並行し、来年はヨーロッパの市民権を取り、そして再び日本へ来るという。自分の23歳のときとは大違いだ。その独立心の高さにただただ感嘆。彼女の未来はきっと明るい。そうじゃなくちゃ。

RIP
単行本で持っている2冊のうちの1冊。銀色にゆらぐこの装幀の魅力には抗しがたいものが。主人公が悲劇に見舞われる物語は数多あれど、じゃあその絶望とどう向き合っていくのか。そこに光がさす瞬間の美しさをみせてもらいました。

そしてひどく疲れている。三とおりの誰かの人生を傍観したからだろうか。心地よいだるさと言えないこともないけれど。夢の儚さ、夢の代償。比喩で使われる言葉をリアルに噛みしめている。

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最後に夢をみたのはいつだろう?実は、みているのに覚えていないだけかもしれない。夢みる人はよく言う。「目覚める間際まで記憶はあるけれど、身を起こすとすぐ消えちゃうんだよね」。私の場合はさらにその短縮版で、残り香的なものすらないだけなのかも。一方で、連れ合いはよく夢をみる(覚えている)。そんな連れ合いのみるリアルでカラフルな夢を羨ましく思っていた。まるで映画のようだ。仕事を終えた今朝8時、罪悪感をおぼえつつ上がりの儀式でビールをひと缶開け、ベッドにもぐり込んだ。2時間後、宅配便に起こされた。ぼんやり荷物を受け取り、ハッと気がついた。夢、覚えてる!しかも豪華三本立てだ。嬉しくて、忘れないように頭の中で反芻し、連れ合いに聞かせてやるぞと意気込んで起きてくるのを待った。午後1時。朝食と昼食とおやつの混ざったものを食べながら、あのねえ、と話し出した瞬間、どの夢もはらはらと消えていった。千切れ千切れの、言語化しづらい断片を残して。出てきた見知らぬ人の一瞬の表情、リゾート地のような湿り気、埃のような匂い、流れていた音楽も覚えているのに、なぜか明確に言葉にできない。そしてさらに1時間後の今、断片はどんどん小さくなってほとんど消えている。メモを取ろうと試みては手が止まったまま。

話題沸騰!? 日本発のサメ映画『温泉シャーク』のパンフレットを映画パンフは宇宙だ!のメンバーと鋭意制作中です。まずは先日公開されたサンシャイン池崎さんのテンションを存分に生かした予告編を御覧ください。関係者取材に同行し、特撮のレガシーが息づく舞台裏のお話をたくさん伺いました。サメ映画ファンよりむしろ特撮好きの方に響きそうな一本。シネコン上映です。お近くの劇場でぜひ、パンフ共々よろしくお願いします。
youtube.com/watch?v=i1ki-pGdAs

いつまでもあると思うな上映権。4月20日で国内上映権の切れる『裏切りのサーカス』日本最終上映が池袋・新文芸坐で20:15より。満席目前、良席は残っていませんが、35mmのザラッとしたフィルムの質感でみる冷戦時代のスパイ物語は眼福というほかありません。二度と揃わない英国俳優オールスターズ、原作者の故ジョン・ル・カレ氏もチラリとカメオ出演。撮影はホイテマ。こんな豪華な作品をもうスクリーンで観ることがしばらくは叶わないかと思うと悲しい…。

※劇場では「映画パンフは宇宙だ!」で制作したファンブックを販売中。小泉悠氏や手嶋龍一氏にも寄稿頂き、老舗スーツブブランド社長のスーツ解説など気合い入ってます。

旅行観は人それぞれ。私の友人は、旅先だからこそゆっくり休みたい、という理由でお高めの宿を選んでる。私らは、寝られりゃいい、と割り切って、それ相応のところを選んでる。あとは食事に全振り。おととし3ヶ月、欧州+インドを旅行したときは、今ほどではないけれど円安の始まりで、泣きながらあり得ないほど「高級な」フィッシュ&チップスを食べた。帰国後は負債の穴埋めでもう大変だったけれど、カップラーメンとか白飯持ち込んで部屋でポソポソ食べていたら絶対に後悔してたと思う。
ワールドパッカーズ…若かったら挑戦していただろうな。
worldpackers.com/

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「ワールドパッカーズ」という旅システムのことを知った。平たく言うと、“ボランティア”(という名のほぼ労働、結構グレーゾーンな気がする)をする代わりに、安く/無料で宿に泊まらせてもらったりするバックパッカー向きのプログラム(それだけじゃないけれど)。3ヶ月の予定で日本に滞在している年若い友人はこれを利用している。月に10日程度、主に夜勤の宿受付業務の“ボランティア”をしているらしい。
若いとはいえ、夜勤で朝まで働くわけだから、翌日はお昼以降でないと動くのはキツいだろうし、“3食付き”の条件で探したため、都心から少し離れた場所にいる。都心に出るまでに往復で3,000円ぐらいかかるんじゃないかな。
同じような“ボランティア”の子たちが何人かいて、ふだん遊ぶには困っていないようだけれど、さすがにお金をかけずに行ける場所は行き尽くしたようで、最近は宿の部屋でNetflixを観ている。
来る前に相談を受けたとき、そこは遠いよ、交通費かかるよと言ったのだけれど、都内で探すと良くて朝ご飯だけのところが多くて、と今の宿を選んだ。コンビニ飯なら(でなくたって)2食分、今の電車賃で余裕でカバーできそう。部屋でNetflix観てるなら、滞在を2ヶ月にしてもう少しリッチにしてもよかったのでは?とお節介にも思ってしまう。

700ページ弱ある英語の電子書籍を一緒に読み進めている友人から、「183ページ以降が最後まで“183ページ”になっている……」とメッセージが。本当だ!ってことは端末の問題じゃない、商品の欠陥ですね。そもそもこれ、普通の電子書籍ではなく、PDFをOCRした自炊版的つくり。かつ、ページが横に配置されているもんでえらく読みづらかったのだけれど、リアル本の1/3ほどの価格に惹かれてつい手が伸びた。あーあ。リアル本を探して買い直しです。古めの本なので見つかるといいのだけれど。

お天気に恵まれそうな今週末。映画パンフは宇宙だ!で久しぶりにリアルイベントを開きます。場所は東京世田谷にあるBPMさんを貸し切りにて!内装が素敵なカフェ&イベントスペースです。
イベント概要を抑えきれない興奮を込め、熱量高めに紹介しました!
pamphlet-uchuda.com/project/77

PATU MOOK vol.3で特集したクリエイティブディレクター/アートディレクター石井勇一さんを迎えてお届けする特別なトークショー&交流会です。第一線でご活躍されている方と間近でお話できる貴重な機会! 現地チケット僅少、お早めに~! チケットはこちら👉
pamphlet-uchuda.stores.jp/item

映画パンフは宇宙だ!でリアル&オンラインのハイブリッドイベント=トークショーを開催します。
【石井勇一Meet&Greet】
日時:3月17日(日)14-16時
場所:東京世田谷BPM
前半は、団体から刊行しました冊子「石井勇一と映画パンフ」を裏側から掘り下げるトークショー。後半は、会場参加者様限定で、少人数に分かれて石井さんとご歓談頂ける時間を用意しました。
・映画関係のデザインをしたい
・あのパンフレットのここが気になる
etc.直接ご本人に伺えるチャンスです。会場チケットは残部僅少、お早めにお買い求め下さい。
チケット購入はこちらから
pamphlet-uchuda.stores.jp/item
なお、遠方の方、当日ご都合が悪い方には
1ヶ月のアーカイブ付き配信チケットをご用意しています。
・冊子付き配信pamphlet-uchuda.stores.jp/item
・配信のみpamphlet-uchuda.stores.jp/item
当日ライブ配信をご覧の方は、トークショー後半の質疑応答コーナーにチャットからご参加いただけます✨
石井さんのクリエイティブに迫るイベントです。お見逃しなく!

今日はお昼に歯科で定期検査を受けている最中に、おととし東京に移住した友人夫婦から「急病で大きな病院の受診を勧められて来ている、助けてくれないか」とメッセージが。その足でタクシーを拾って駆けつけました。都内でも大きめの附属病院でしたが、英語の案内が点のみなので、友人たちだけだと難儀しただろうなと思いました。例えば、会計受付窓口に英語表記はあるけれど、会計票を受け取った後どこに並ぶかが分からない。来院から会計終了まで、一連の流れが見えません。診察についても、幸いお医者さんは若めの方で、英語で説明いたただけましたが、その前後の看護師さんの聞き取りやフォローが、やはり日本語のみ。ここ、大事だと思うんですよね…次回受診、もしかすると緊急手術もあり得るので、付き添いは必至かなとスケジュールを組み直しています。

tomomeken さんがブースト

追記:2024/02/20~22のBlueSky投稿の言語比率
Japanese: 43%
English: 34%
German: 6%
French: 2%
bsky.app/profile/jaz.bsky.soci
招待制から誰でも登録可になってから数週間で、日本語の投稿数が首位になっていたのか……

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メキシコの友人が地元の古本屋で入手した本を教えてくれた。スペインの学者が書いたもので、幽霊と結びついた日本のホラー映画についての内省的な本だそう。日本の政治的、宗教的な歴史についてごく一般的な紹介があり、特定の時代における特定の幽霊やキャラクター、あるいは封建主義やグローバリゼーションのような文化的恐怖や経済的領域を異形の者たちがどのように象徴しているのかを説明している、ということで面白そう。

Slack、有料プランでないとログが見られなくなる問題。Discordへの移行を試みています。ビジネスではないので、他ツールとの連携はそれほど重視していません。何よりもログが残る!のと、複数人でのオンライン通話ができるというのも、簡単な打ち合わせができて魅力的。今のところメリットしかなさそうですが、どうでしょう。

東京創元社新刊ラインナップ説明会、海外ミステリー編の気になる一冊。『薔薇の名前』[完全版]!時間の関係か詳しい説明はなかったので続報を待ちたいと思います。年内刊行予定とのこと。
文芸編!桜庭一樹『名探偵の有害性(仮題)』が面白そう。「ネット告発」で炎上騒ぎに巻き込まれたかつての名探偵、主人公でその助手が「あれは本当に正しかったのか」振り返るという設定、凄すぎませんか。事件が解決しても残る傷や痛みに目を向けた作品なのだろうと想像。読みます!
文芸編でもう一冊。実は翻訳が進んでいたことを知らずに原書を買ってしまったケヴィン・ブロックマイヤー『いろいろな幽霊』市田泉訳。100とおりのユニークな幽霊が出てくる短編集。柴田元幸さんが月例のオンライン朗読会でご紹介くださってすぐに購入したのでした。原書は引き続きちょびちょび読みつつ、刊行を待ちます。楽しみ。

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東京創元社新刊ラインナップ説明会へ!
今村昌弘さんご登壇。『屍人荘の殺人』スピンオフ、明智恭介を主人公にした連作短編集『明智恭介 最初でも最後でもない事件(仮題)』が4月刊行予定。これは楽しみ。トリック成立の可否を実際に試して証明してくれた、など担当さんとの二人三脚エピソードが微笑ましく。
待ってましたの海外ミステリー編で気になったのは6月刊行予定エヴァ・ドーラン『終着点(仮題)』。スワンソン『そしてミランダを殺す』好きならハマる、大いに驚かされる作品とのこと。そして「犯人当てミステリの大傑作」と編集さん激推しの『白薔薇殺人事件(仮題)』。訳者の上條ひろみさんがご登壇。伏線が超細かいけれどフェアで純粋に謎解きを楽しめる作品。引っかかってほしい、でも引っかかりすぎない伏線の訳し方に苦労されたとのこと。この二冊はマストバイ。
ホラー・ファンタジー部門、創元ホラー長編賞受賞の上條一輝『パラ・サイコ(仮題)』注目します。一番怖いの人間、を否定する、とにかく怖いホラー小説とのこと。期待高まりますね。

なかなか映画館に足を運べない今日この頃、素敵な本を買いました。ハーシェル・ゴードン・ルイス『カラー・ミー・ブラッド・レッド』からは血糊の色について。リアルよりもインパクトにこだわった鮮やかな赤が不穏を生む要素として後のB級ホラーに影響を与えた、というのが面白い。

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