という訳で本日はこちら、コブクロ JUKE BOX reading musical ”FAMILY”でした。朗読劇。結末に触れずに感想を言うのが難しいので伏せる
「生きること」をとても肯定していた。結末から言ってしまうと白い小部屋に閉じ込められた、生死の境を彷徨う二人の関係は父と子で、父は子が生まれる前に事故死している。子は生まれる前という状況。部屋の中央の椅子に座った方がこの部屋を出て生き延びることができる。最終的に父は子に椅子を譲る。
流司さんは父親役。二人が親子なのは中盤で気づくのだが、この物語の本質はそこではない。「内気で冴えない人生だから」と生き延びることを拒む子の背中を押す父の、生きることへの肯定が本当に温かくて。冴えなくても喧嘩してもそれが生きることだから、と生きることをすごく肯定していた。クライマックスで父が子の背中を押す曲がまさに「生の賛歌」といった感じで、力強さ、温もり、流司さんの歌声が生きることそのものを讃えていた。生きることは素晴らしいよと押し付ける感じではなく、幸せになってほしいと突き放す感じでもなく、冴えなくても辛くてもそれが生きることだよと、これから楽しいだけではない人生を送る子供をやさしく包むようだった。21グラムのような歌詞を描く人が、こんなふうに生を歌えるなんて。
よく行く美容室、美容師の腕が全員一定のレベル以上のため担当を作る必要がなくて、担当の美容師を作りたくない人間にはありがたいのだが、今日担当された美容師は大変腕がいいうえに「今日の仕上がりがいい感じだと思ったら次からも指名してくださいね」と声かけたのが結構よかった。なんか人当たりのよさとかがある上で腕で客を取ろうという感じがして。
とらつば14週で寅子と距離を置く優未の台詞は「だって優未たちはキラキラしてないから」だと思ってたけどたぶん自分の聞き間違いで、シナリオ集では「だって優未とじゃ(お母さんは)キラキラしないから」になっていた。この「キラキラしない」とか寅子の「呪い」といった令和的スラングが時々挟まるの、わたしはちょっと違和感ある。現代にも続く構造によってもたらされている一面を表すのに、わかりやすい言葉かもしれないけど。
応天の門を読む時のBGMにとらつばのサントラを聴いている。これが意外と合う。スンッ、武器か盾か、荒野の女たち、霹靂、天秤と祈り、夜明けと水平線 あたりが特に。
ピンク似合うー!いや紫かな?
お願いだから樹さんは舞台に出てください グループの活動が本業なのはわかってるんだけど
https://x.com/itsuki__rmpg/status/1812434567988756586?t=7OBTP2br2M_DeHZHA1EAIg&s=19
明日観に行く朗読劇に一抹の不安があるのでざっと感想を探してみたが、特に見つからず。Twitterもパブサしづらくなったし公開垢で詳細に言う人も減ったしどうしたものか。
寅子がよねさんに言った「よねさんにしか救えない人がたくさんいると思う」、わたしもそう思う。寅子に刃物を向けた女性はまさによねさんにしか救えないタイプの人だった。一視聴者としてだが、怒りを薄められない、いつまでも許せないよねさんにわたしも救われている。たぶんよねさんも、許せないことに対して時間の経過とともに薄れるのを待つ人ではなくずっと考え続けて怒り続ける人でしょう
寅子多忙によりなかなか進路相談できない直明が笹寿司のおじさんと花江に背中を押してもらう話、ちょっとあの、詳しく見せてくれませんか。年末にでも番外編やりましょうよ
#虎に翼
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