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とはいえノベライズもドラマのすべてを書き起こした訳ではなく、放送にしかないシーンも結構あるのだが、そういう事情を抜きにしても本当にドラマが面白い…… 面白すぎて放送後に発売されるシナリオ集まで毎週読んでる。描写の多さとしてはノベライズ<ドラマ<シナリオ集 といった感じなんですよ。ドラマではカットされた会話もシナリオ集にはあるし、役者の表情が(〇〇という顔)みたいに文章で指示されてるのが読み物として興味深くて毎週読んでる

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ここだったかツイッターだったか忘れたけど、以前「よねさんはこのまま男装して一人で生きる感じでいてくれたらわたしは嬉しい」的なことを書いたし今でもそう思ってるんだけど、それはかなわない予感がしている。たぶん何かしらの変化が描かれるんじゃないか。だってすでに今日の話でよねさんは一人ではなくなった。「白黒つけない」と似てるけど、「人間は変化する生き物」みたいなことも丁寧にやってくれる予感がしている。というか期待している。それはこの先の展開にも、どうなってもわたしは嬉しいかもしれないという期待。

轟と花岡の描写について、ジェンダー・セクシュアリティ考証として専門家がしっかり就いてる(クレジットにある)の、朝ドラすばらしいな

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とらつばノベライズ上巻で一番嬉しかったところ。未放送分のネタバレになるので伏せる 

寅子とよねが再会した場面の描写が「声も物言いも服装もーー昔のままのよねが、そこにいた。」の一文だったこと。声も物言いも服装も昔のままなことが何を表すか、わかりますね。こんなに読んでて嬉しくて息をのんだ一文は初めてだ。

ノベライズ上巻を読んで上半期分の展開を全部知ったが、この先も面白ろすぎる。はやく下巻が読みたい。

>チームを信じ、任せて、多様な意見を取り入れる。
それが、「新しく、革新的で、おもしろくて、共感される」作品やサービス、プロダクトを生み出す。
旧来的な男性中心×トップダウンな組織で”イノベーション”を生み出すなど到底無理なんだと、今一度はっきりと実感した取材となりました。

制作統括の尾崎さんは、「脚本家が書くものを信じ、それらを形にするスタッフたちの仕事を信じる」と言い、それが、作品を通して描かれる「連帯」の醸成にもつながっています。

newspicks.com/news/10072199/bo

コメントより引用。 プロデューサーの対談、胸が熱い。すべてのエンタメの制作現場がこうであってほしい。

今週の 、一度仕舞ったもの(諦めたこと)を数年の間触れずに仕舞ったままにした後、再び取り出す話だと思った。わたしにもそういう経験がある。寅子が弟に法律の本を渡す場面といい河原の場面といい、仕舞うのも再び取り出すのも、半分は自分の意思であり半分は不可抗力によるものな訳で。寅子には新憲法がついていて、溌剌と憲法を音読して、家族会議をする。それによって弟は家父長制の呪いを解かれ再び学ぶことができる。一度仕舞ったものを再び取り出すことによって生命力が戻っていく様に涙した。これを描く作品があるなんて。

今週の 、戦時中なので画面からどんどん色がなくなってくんですよね…学生が華やかな着物を着てることもなくなった。だからこそ裁判後に事務所にお礼しに来た相談者の派手さが際立つという作りで、画面の中の色彩の作り方が本当にうまいなあと思う

脚本家のインタビュー、いい記事だ。自分の中で点が線になった感じ。あとできちんと感想書きたい。

woman-type.jp/wt/feature/34275

今週のとらつばも面白かった。いままでよりは一般視聴者層の興味をひきそうな展開。毎日観てたら明日が待ち遠しかっただろうな。
個人的には、はるの「私が口うるさいから(夫が)何も言わないんじゃないか」みたいな台詞が、私にとっては胸の奥にずっとつっかえそう。

あとわたしとらつばの地味な好きポイントとして、階段の下の優三さんの下宿部屋の映し方が好きなんですよね。柱で画面を左右に分けて、寅子が階段に座って柱のむこうの優三さんに相談してる絵。階段と柱と梁で画面の構成は直線的なのに空気は柔らかく、下宿部屋の奥には「努力」と書いた習字が貼ってあるのも味がある。

先週のとらつば(第4週かな?)でわたし的に一番よかった台詞はよねさんの「許すことを美徳とするなよ、玉」です。玉!!!!!!他者をずっとこいつ・この人としか呼ばなかったよねさんが初めて名前で呼んだのがた、玉…… なんという響きでしょう。甘味処で同じ席であんみつ食べる二人、たぶん人より口数が少ないであろう二人。嗚呼。もちろん、名前呼びだけでなくこの発言そのものがすばらしい。許すことを美徳としてきたから見過ごされてした許されないことが今日に至るまでの日本でいっぱいあるよね。

先週のとらつばをまとめて見た。毎週言ってるが今週も本当に良かった…… 毎回毎回、世の中に抱いている違和感を言葉にしてくれる。私たちは特別扱いしてほしい訳じゃない(つまり、同じ扱いにして差別やめろ)、許すことを美徳にするな。轟の実直さも花岡の変化もいい。悪者の男性すら最終的に悪者にしないぞという意思を感じる。

本当にね、仲間を一人ずつ指さしてそれぞれの苦悩を説明するよねさんの目の泳ぎ方よ。教室にいる時や怒る時は真っ直ぐな目をしてるよねさんが誰とも目を合わせないようにしどろもどろになりながら説明してる。この瞬間、よねさんは他人を認められない自分と戦ってるんじゃないかと思う。

事前にツイッターで「寅子が法は傘だと言った数回後に、自分が使えない法を使うために身体を売ったよねさんを弁護士が傘に入れる演出えぐい」とだけ聞いていたが、よねさんの生い立ちを聞いた寅子はもう法は傘だとは言わないだろう。よねさんは目を泳がせながら仲間がそれぞれ抱える辛さを説明し、生理痛を和らげるツボを教えてくれる。毎週毎週これだという答えが示されるというより、全員で悩んでいる。社会は定義されることはなく人は考えつづけるのであり、人は変わってもいいと勇気づけてくれるドラマでもあると思う。本当にいい。

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第3週を見終えた。よ、良すぎる…… 戦う人も戦えない人も皆と仲良くしたい人も、全員を取りこぼさないぞという強い意思を感じる。そしてどの人物も“可哀想な存在”にしない。ドラマを見ながら、現実の世界で自分がどれだけ人を取り残してしまっていて、どれだけ勝手に“可哀想”にしてしまっているか、ハッとさせられる。

よねさんは休まず怒って戦える、強い人だ。そのかわり戦えない人や恵まれた人たちを甘えだと責めてしまう。それを主人公の寅子に咎められるが、ただ悪者にされるのではなく、弱音を吐くのと同じくらい怒ることも大事だからそのままでいてくれと寅子はよねさんに言ってくれる。排除せずに居場所を作ってくれる。怒ることと寄り添うことは両立できるのだと、しっかりとよねさん自身とと視聴者の気づきになっていて、なんていいドラマなんだろう。私もそういう面があって自分がどうしたらいいかわからなかったけど、怒っていいし弱音も吐いていいんだと思えた… と書き切りたいところだけど、それでは私が感じた第3週の良さの全てを表し切れない。そう思ったのも確かだけど、それだけではない。色々なことに怒るようになってからどこにも居づらくなってしまったけど、寅子とよねさんたちの悩む様子を見てるとやっていけそうな気がした。

第一週で面白かったのが、桂場と寅子が甘味処で鉢合わせる場面。桂場が団子を口に入れようとした瞬間に寅子と鉢合わせてそのまま長い口論になるのだが、桂場は話してる間もずっと団子を口もとからずらさないんですよね。単純に滑稽な姿なんだけど、同時に「女学生など口論になるまでもなくすぐに会話が終わるだろう」と無意識に思っているのが透けて見える

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