『きみの色』を見た。
主人公は長崎のミッション・スクールの寮生で、バンドを結成して文化祭で演奏する、という話なのですが、それはあくまで作品のアウトラインであって主題ではないと言いますか、描かれているのは善性のアトモスフィアです。
作中、木造家屋の床に蝋燭を置いてバレエを踊る場面があって、わたしはすごく怖かったんですが、それを怖いと思わない人たちで構成されていると言いますか、怖いことの起こらない世界の話です。
善きもの、綺麗なもの、輝くもの、敢えて上澄みだけを掬いとって繊細に構築されています。
わたしはあそこにはいないなあ、と分厚い膜を通して見上げている気分でした。
#映画
子どもの本に関わる三学会がパレスチナ・ガザ問題に関する共同声明を出しています。
引用
【 ◆パレスチナ・ガザ問題に関する共同声明
2023年10月以降、軍隊による暴力的破壊が続くパレスチナ・ガザ地区では、外部からのライフラインも遮断され、多くの市民が水や食料の不足に窮乏し、砲撃を受けて命の危険にさらされています。戦争状態のなかで最も大きな被害を受けるのは無力な子どもたちであり、今も何十万もの子どもたちが家を追われ、危険にさらされています。
無辜の子どもたちへの身体的・心理的影響は甚大であり、子どものための文学・文化を研究する団体として、英語圏児童文学会・日本児童文学学会・絵本学会の各理事会は、この事態に強く抗議し、一刻も早い平和的解決を求めます。そして、ガザの人々への人道的救援、救命物資を求める声に賛同し、とりわけ子どもたちへの救済を強く求め、ここに共同声明を発表いたします。
2024年8月13日
英語圏児童文学会理事会
(会長・川端有子)
絵本学会理事会
(会長・水島尚喜)
日本児童文学学会理事会
(会長・浅岡靖央) 】
10月からSUGOCAでハウステンボスまで行けるようになるそうです。
https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20240904003
巻が進むとジャンルが変わると言えば「七瀬三部作」だが、あれは特殊事例だしなあ。
大根さんは、『家族八景』の「亡母渇仰」 が好きよ。無茶苦茶迫力があって。
『家族八景』、嫌な話の詰め合わせ短編集なんですが、長編ではないので、あんまり胃もたれしなくていいんですよねー。
あと、昭和後期の半ばまではミドルアッパー層も女中を雇っていたという、文学的な証拠でもありまして。
清原なつのによるコミカライズもオススメです。
でも、小説のほうもレイアウト芸の極致なので、やっぱり併せて読んでみてね。
嫌な話を読みたい時にどうぞ!
家族八景 上巻 (カドカワデジタルコミックス) https://www.amazon.co.jp/dp/B0096I6V8M?ref=cm_sw_r_apin_dp_6ZK454819593GN8QEV3Q&ref_=cm_sw_r_apin_dp_6ZK454819593GN8QEV3Q&social_share=cm_sw_r_apin_dp_6ZK454819593GN8QEV3Q&language=ja-JP&skipTwisterOG=1
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おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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