静岡県知事選挙は77,487票差。0打ち当確せず。接戦やわあ。
バリバリに東部(静岡・駿河)✖️西部(浜松・遠江)の地域対決な選挙だったんですが、これ、京都から来た平太おじさんが知事のまんまのほうが良かったんじゃ……(失言さえなければなあ)
小川哲『嘘と正典』読了。
時間SF物っぽい感じの短編集。6編収録。
うち3編は、息子(娘)が理不尽な父親を理解しようと努める(好きなテーマだ!)話で、妻とか母親とかは背景に追いやられていて、うみょーんとなる(短編だから仕方ないね!)。
何をどう書いてもネタバレになりそうで、うーん。だけど、他の人のネタバレ感想は知りたい感じ。
この作者は、もっともらしい嘘をつくのがとても上手いです。つらつらと嘘と本当を織り交ぜて、順を追って説得力のある語り口で騙るんですよ。読んでてとても気持ちいいです、嘘だけど、説得力があるから。さらさらと流れる論理展開が気持ちいい
収録作の「時の扉」。
まず、「未来を変えられる」というのは嘘だ、と定義付けします。未来は存在していないので、存在していないものは変えられない、と。でも、過去は存在しているので、過去は変えられる、と。では、過去とは何か、時の流れとは何か、といったことを滔々と騙っていくんですね。
過去とは何かといった語りはいわば仕込みなんですが、千一夜物語のパスティーシュ風の語りで流れていくので、楽しいです。
#読書
5月26日は静岡県知事選挙の投開票日
https://www.nhk.or.jp/shizuoka/lreport/article/006/93/
まず、記号接地問題(それを体感せず実感を持たないままにそれの意味を理解することは可能なのか)が提示され、そこから、オノマトペとは何か、オノマトペは言語なのか、といったことが紐解かれていきます。
そして、オノマトペを拡張し援用し、身体的感触から離れ論理的な言葉を覚えていくのは、ブートストラッピング・サイクルというシステムにあると、推論を立てていきます。
物事には名前がある、単語には意味がある。では、他の物事にも意味があり、他の単語にも意味があると、推測していくことかな。
この、推測していくという行為は「仮説形成(アブダクション)推論」と呼ばれ、帰納推論とともに、人間に特徴的な思考バイアスである、といったことが書かれています。
“「AならばX」を「XならばA」と過剰に一般化することは、人間には日常的に頻繁に見られることである”と書かれ、“対称性推論をごく自然にするバイアスがヒトにはあるが、動物にはそれがなく、このことが、生物的な種として言語を持つか持たないかを決定づけている”という仮説があると書かれていて、ほへーっとなりました。
ついったーの永久凍結が解除されました。
おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
Pixiv: https://www.pixiv.net/users/2010675
Pawoo:https://pawoo.net/@nbn
Twitter: https://twitter.com/daikonsan
Misskey:https://misskey.io/@nbn
Bluesky: https://bsky.app/profile/nbnaaa.bsky.social