「吸血鬼ドラキュラ」の作者、ブラム・ストーカーが1890年に執筆し、その後100年以上にわたり行方不明となっていた短編小説が発見されたものがリンク先で全文読めます。(※英語)
金木犀のシロップは試してみたことなかったな。実家の金木犀は今どんな感じだろう。
今日は雨降りです。満開だった庭の金木犀の甘い匂いも一気に薄まっていて、少し寂しい気持ち。春の桜が雨ではらはら散ってしまうのも儚いけれど、秋の金木犀が香りごと散ってしまうのもまた儚いものですね。
さて、昨日の夕方のことですが、金木犀の花を摘みました。目的はシロップ作り。今年は花数も多くて花弁の状態も良かったので、やっておきたかったのですよ。本来は桂花陳酒などを使いますが、手元になかったのでそこは潔く省略して、鍋に砂糖と水を入れ、煮立ったら花びらを投入。この段階で既にいい色、いい香りです。
以前も書いたような気がしますが、小瓶の煮沸消毒をしていると、私は必ず梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を思い出します。今年の金木犀シロップは、小瓶三つぶん。瓶詰めの秋の完成です。お茶に入れると香りだけでなく、橙色の小さな花の愛らしさも楽しめます。秋は良いものだ。
#雑談 #植物 #園芸 #金木犀 #食べ物
『グイン・サーガ 5 辺境の王者』
栗本薫著、ハヤカワ文庫 1980年10月発行
第一部「辺境篇」完結。一気に物語が動く爽快感!
この巻から「あとがき作者」栗本薫らしいあとがきになった。そして、これまでの巻には物語世界での単位に矛盾があった理由が明かされる。単位を正確に決めたのは前巻のあとがきを書いた時だったと(笑)。中世あたりは地域によって度量衡はまちまちだったし、多少はよろしいのでは。グイン世界の単位系はわりとしっかり作られているので、今でも「うちから都内まで7タッド」「電車で1ザンちょっと」みたいに、私にとってはヤード・ポンド法よりはずっと自然に使える。
ともあれ、これでノスフェラスを舞台とした物語は一段落し、次からは占領下のパロの宮廷にメインの舞台が移る、だったはず。ヒロイック・ファンタジーから宮廷ファンタジーへ。戦いと怪異と冒険の世界から、文明と陰謀の世界へ。
読書が捗らない本好き。フリーランスと無職の狭間。オカメインコとセキセイインコのお世話係。好きなもの:本、web小説、生成AI
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