関東大震災での虐殺被害者を追悼するとき、朝鮮人だけでなく、同じく意図的に殺害された属性である中国人にも言及してほしい。
朝鮮人の虐殺は必ず言及されるが、中国人も虐殺されたことはあまり言及されない。方言話者や聾唖者が「間違えられて」殺されたことも触れられるが、中国人は「意図的に」殺された属性の一つであることが史実として判明している
今井清一著の『関東大震災と中国人虐殺事件』では、当時外国であった中国籍の犠牲者を隠蔽した史実が詳細に明かされている(朝鮮は日韓併合で"国内"の扱いだった)。
犠牲者全員に言及することは難しい(SNSでは文字制限もあり尚のことだ)が、歴史を少しでも知ってくれる人が増えればと毎年思う。
今も手に入る様々な史料に虐殺の史実は残されており、存命の目撃者もいる。最も被害者数の多かった朝鮮人虐殺さえもなかったことにされてしまうのだから、中国人虐殺の史実は今後さらに消し去られてゆくのだろうと思うと、やりきれない。
どうか、一方の被害者を消し去ることのないよう「関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺」という書き方/言い方をしてほしい。国会質問や公文書でさえこの形で表記/言及されている。忘れないでほしい。
今週巷で話題になった星野智幸氏の文章、内容自体は「問題外 out of question」の外、むしろ、政局に利用しようとする思惑だろう、と推測した。
どうもこの「推測」、当たっていた模様。
というのも、星野氏は2年前にブログで「政治について」という文章を掲載しており、そこで「共産との同盟」という「毒饅頭」を選択した「立憲民主」に愛想が尽きた、とすでに堂々と書いているからだ。
ここで星野氏は「アベノミクス」を「真っ当なマクロ経済政策」と評価し、民主党はこれを上回る政策を打ち出すべき、としている。要するに、例の「バラマキ・キャンペーン」の一味だった訳だ。
さらに星野氏は共産との同盟を「ジリ貧の左派政党同士で組むこと」と罵倒し、安倍政権が無党派中道の受け皿になった、と無茶苦茶なことを言っている。
ところで、今立憲民主は総裁選真っ最中。野田は維新・国民民主との共闘を主張。これに消極的な枝野に対して圧倒的な優位に立つ。
ただ、東京を中心として共産票がなければ当選がおぼつかない議員も一定数いる。
そこで維新広報紙の「朝日」がダメ押し効果として、一面全部使って「正義に依存する」云々を掲載したのだろう。
しかし津田大介といい、いざとなると共産排除を唱える「リベラル」が必ず滑り込んでくるのは興味深い。
イーロン・マスクはブラジルの司法を嘲笑している。逮捕されたTelegram CEOと同じ道を辿ろうとしている。
マスクは、米国、ロシア、中国の権力者と仲がいい。だからといって、ブラジルの主権が及ぶ法域でブラジルの司法を無視することは常軌に逸している。このような考え方を「テック植民地主義」と名付けることができるかもしれない。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cd9dv8jjy91o
記事の概要:
最高裁は4月、偽情報を拡散したとして、Xの数十のアカウントを停止するよう命じたがXは従わず、係争が続いていた。ブラジル最高裁は、30日にブラジル国内でのXサービス停止を命じ、監督庁は24時間以内の対応を求めた。さらにApple、Googleなどに対し、アプリストアからのXの削除を命じた。また「スターリンク」の銀行口座は凍結された。
ブラジルでは、23年にTelegramの利用が一時的に禁止されている。
一方、イーロン・マスクは「言論の自由は民主主義の基盤だ。選挙で選ばれていないブラジルの偽の判事が政治目的のためにそれを破壊している」と投稿。ブラジル最高裁の命令に応じない姿勢を示した。
(感想:むちゃくちゃな理屈だ。子どもの教育に良くないよ)
来年度の予算概算要求が公表。軍事費は、8兆5389億円。これは11年連続で過去最高を更新、ついに文教費の2倍に達しました。
しかも、その内容はと言えば「敵基地攻撃能力の強化」として極超音速誘導弾の開発に3161億円、「衛星コンステレーション」(宇宙戦争用)に、3232億円、小型攻撃用ドローンに30億円、と憲法はおろか、完全にかつての政府見解の「専守防衛」はかなぐり捨てられている。
その上、米軍再編に伴う経費は金額を示さない「事項要求」としており、総額はさらに膨らむ。
これで、年金・社会保障は削減ありき、大学には税金を突きこんでゴールドマンサックスに投機を運用させる、というのだから、市民の「生活安全保障」は崩壊の一途である。
消費税増税は政治的に当面不可能だが、社会保険料負担や高齢者医療負担は増え続けているのだからたまらない。
この上、物価上昇、賃金は上がらない、預金金利ゼロと来て、ついにNISAをきっかけに家計の貯蓄から投資へと流れが始まったのだろう。
実際、2000年くらいから頻りに「貯蓄から投資へ」の掛け声はあったのだが、長く「笛吹けど踊らず」。
政府・銀行、マスコミの大広告キャンペーンでついに決壊した、というところか。
感情を、「一旦、自分の心の中にプールして、自分の感情として味わう」という能力は、実はすごく人間にとって大事なもので、心の内側の世界と、外側の世界の区別がつけられるようになるのは、その能力が身についてからなんです。
大きな災害などで心の中の不安が高まった時に、その不快感を自分の不安としてプール出来ない人は、その原因を外の現実に映し込んで(投影して)「アイツのせいだ!」「あの国が襲ってくる!」となってしまう。その手の人は、自分が不安だと感じる前に、悪者を外側に発見してしまうんです。心の内側と外側の混乱がある。
だから、不安も含めた大きな範囲での「感情」を自分の内側に感じ取って、外側の現実とは一度切り分けた後で、「考える(考察する)」というプロセスを踏むためにも、その感情をまずは内側にプールする能力が大事。
共産党の田村貴昭さんが米不足の原因についてわかりやすくnoteにまとめてくださっています。
ほんと関東大震災時中国人虐殺ってのは多くの方の視界には入ってないんだよね。
ヘイトクライムを語る時に関東大震災時朝鮮人虐殺からいまの北関東で行われている悍ましい憎悪煽動まで、それが延長線上にあるという話をしたとして、その事自体はまったく否定するつもりはないのだか、そこに嫌中や関東大震災時中国人虐殺は入ってこない事がママある。
知らないのか巻き添えという認識なのか、いずれにせよ視界には入ってない。
ここにね、わたしが関東大震災時中国人虐殺に拘る理由がある。
でもねえ、あんま中国人中国人言ってると、愛国心から来る行動なのかとか、民族に誇りを持ってる人なのかとか、別に否定的な意味ではなくともそんな感じに思われているんじゃないかと心配になる。
わたし、いかなる国家に対しても「愛する」という意識を持つ事を拒否してますし、同様にいかなる民族に対しても「誇り」とか「愛する」とかいう意識を持つ事も拒否しているので、そう思われるのは非常に悲しい。
なので、わたしが拘る必要がないように関東大震災時中国人虐殺とかもっと取り上げて欲しい。
パレスチナと気候変動。民主党大会で不自然なくらい語られなかった。トランプは絶対に避けなきゃだけど、民主党の姿勢を批判し続ける必要があります。⇒ マイケル・ムーア氏、民主党全国大会でパレスチナ系アメリカ人が一人も登壇しなかったことを「恥ずべき」と非難 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66cfc97be4b04f2c61c9bc77
社会の党派的分断が最近起こったことであるかのように語られているの、珍しくもないありふれたものだが、目にするたびに驚く。
「現在のぼくは、政治や社会を語るこういった言葉が、単に消費されるだけで、分断されていくばかりの社会において、敵か味方かを判断する材料でしかなくなっていると感じています。」(寄稿)言葉を消費されて 作家・星野智幸 https://www.asahi.com/articles/DA3S16019473.html
イスラエル軍はただの武力を持った無法者だ。テロリストの名に相応しいのはむしろイスラエル軍の方だろう。
「退屈だから撃った」 元兵士が証言するガザのイスラエル軍の驚きの行動 | 発砲規則は事実上存在せず
読んでた漫画に「本当に怖いのは悪ではなく暴走した正義である」って出てきて一気にイヤになってる。
最近、流行りのこの考え方、私は根本的に間違っていると思う。
大抵の場合、「暴走した正義」で問題なものは「正義の名を語る悪」であり、そもそも正義ではないと思う。
正義という言葉が軽んじられていると思う。
「ガザ地区の地元当局は10日、多数の避難者が身を寄せていた北部にある学校をイスラエル軍が空爆し、100人以上が死亡、数十人がけがをしたと発表しました。学校では当時、避難者がイスラム教の早朝の礼拝を行っていた」
今週だけで5つの学校が空爆されたそうです。
イスラエル政府と米政府はじめ支持している各国政府は許せない。
ガザ地元当局「学校をイスラエル軍が空爆 100人以上死亡」 | NHK | イスラエル・パレスチナ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240810/k10014545341000.html
イスラエルがガザの学校を攻撃して(校舎でお祈りをしていた)100名以上を殺戮… ひどすぎて言葉にならない。
毎日毎日ガザの人が子供がイスラエルによって殺されている。G7はジェノサイドを黙認どころかサポートしている。ジェノサイドをリアルタイムで目撃しているのに止められない。ほんまにおかしい。
そして何より、政府による歴史言説への実質的な介入は、「歴史戦」なる名目ですでに行われており、それは歴史修正主義を権力が振り回している、きわめて危険なものです。近現代日本史では、通説を普通に発表するだけで、国家に攻撃され、それに便乗したネトウヨに叩かれるのが現状です。
どうもイーロン・マスクがK.ハリスのことを「文字通りの共産主主義者」と罵倒しているらしい。
ソ連・東欧崩壊から30年以上たち、「共産主義者」の意味ももはやはっきりしないけれども、米国は「反共」が国是の国、であることは改めて知る、といったところか。
言うまでもなく、ハリスは資本主義体制のバリバリの支持者で、文化的スタイルが「リベラル」というだけ。
国際秩序での米国覇権の継続を目指していることも間違いない。
それでもトランプよりは「まし」というだけである。
実際、ハリスが大統領になっても、長崎平和式典で示したイスラエル支持の姿勢は堅持するだろう。
また米国内の公式言説では、「原爆投下は戦争の早期終結・米軍兵士の犠牲の縮小に効果的であり、必要だった」となっている。
それにしても長崎の原爆投下には日本軍側の責任も大きい。当時の日本は軍事大国、原爆も開発中であったので、すでに広島への原爆投下は情報・哨戒担当は事前に察知していたが、その上申を軍上層部は無視。
長崎の際は、米爆撃機を迎撃する戦闘機も発進直前だったが、広島の責任を問われることを恐れた軍上部によってこれもキャンセルされた。
しかも、この恐るべき「未必の故意」、戦後60年以上「隠されていた」のである。
> イスラエルとハマスの停戦交渉を仲介するカタールのジャベル・マッリ大使は、「平和のメッセージを送るなら、排除するのではなく、あらゆる関係者と関わるべきだ」とイスラエルの出席に理解を示したうえで、「なぜパレスチナが招待されないのか。広島市は政府ではない。パレスチナの都市は(広島市の主導で核廃絶を目指す166カ国・地域の8400を超える地方自治体の国際機構)平和首長会議にも加盟している」と、「政府による国家承認」の有無を理由にパレスチナを呼ばなかった広島市の対応に疑問を投げかけた。
広島市、パレスチナ代表を平和式典に呼んでないのか…
長崎市は招待するとのことで、対応がくっきり別れた形になる。
"長崎市はイスラエルを招待しないと決めた。その一方で、イスラエル大使館やイスラエルを支持している諸国からの圧力に屈したのか、広島市がイスラエルを招待したことは恥ずべきことだ。二重基準であることは明らかだ" https://mainichi.jp/articles/20240802/k00/00m/030/090000c