「政治を持ちこむな」みたいな話をされるとき、現政権与党側とかいわゆる「右」の政治性は透明化されるよな、ファンアートに添える意匠としてはプライドフラッグより日の丸のほうがよっぽど「政治」じゃん…と思って、アッ私が刀剣乱舞の二次創作に感じていた危うさはこれだわ、というところに着地してしまった。 政治的であるということを意識すらせず、ただ「なんかかっこいいから」というだけの理由でキャラクターに日の丸を添えるようなことを私自身もやっていた。日の丸に誇りを感じる人ならそういう表現になっても筋は通っていると思うんだけど、私はむしろ忌避感があるほうで、そういうことはあんまりしたくないし、気づいた以上もうできないなと思って離れたのでした。清光や長谷部や鶴丸のことはずっと好き。
[徐京植コラム]「兵器提供者」となった韓国と「芸術の力」https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/45285.html
アイ・ウェイウェイ
「芸術家は戦争を止めることができなかったし、今も止められない。将来もそうだろう。その意味では無力だが、感情に訴え、間違った思考の国家に対し、違う考えがあること、それぞれの人生は意味のある美しいものであるというメッセージを出すことができる」
今日の東京新聞の書評にまたまた江藤淳本が取り上げられている。
書評の内容が「超テキトーだな」と思ったら、評者与那覇潤だった。これは「テキトー」で当たり前か。
それにしても、どうも最近岩波も含めやたらと江藤淳を「持ち上げる」傾向が見受けられるが、呆れた話である。
与那覇は三島や江藤を「素朴でありたいと願った」作家などと言っているが、こんな「素朴」な話はない。
江藤などは、戦後民主主義へのルサンチマンを内に抱えつつ初期はキャリアを築くために、「戦後文学」に寄り添う「振り」をした。
有名な批評「作家は行動する」はサルトルの『文学とは何か』の完全に劣化したコピーである今なら「剽窃」にあたる。この「劣化」によってサルトルのこの名著は日本語空間では誤読されたままになっている。
60年安保には石原慎太郎、大江健三郎などとともに「反対」の立場に立ったが、その後急速に右傾化、埴谷雄高を攻撃、福田和也などのただの「キッチュ極右」を育てた。
常に社会のマジョリティに寄り添おうとする、その一貫した姿勢は吉本隆明と軌を一にするものがある。
ところで著者は小林秀雄について「戦争を含めてかつての自分を含めてずべてを書く覚悟ができていた」などと与太を飛ばしているらしいが、これは全くのデタラメである。
"―サイードにとって「批評」とはどういうものだったのでしょうか。
それが本書を通して考えようとしたことでした。理論的に説明するために、「旅する理論」(『世界・テキスト・批評家』収録論考より)という論考を読解しました。サイードはジェルジュ・ルカーチ(ハンガリーの哲学者)を解釈しながら、「理論」と「批評意識」の関係を論じています。「理論」が学問の制度に吸収されてしまうと、それ自体が支配的なシステムと化してしまう。しかし、支配的なシステムの内部にすでに、それを批判し食い破るような「批評意識」が潜んでいるというんですね。つまり、現行のシステムが立ち行かなくなった時に、そこで革命を起こすことができる意識です。批評とは、私たち自身がもっている、システムを変えていくようなものの見方のことだと思います。"
「エドワード・サイード ある批評家の残響」中井亜佐子さんインタビュー 研究・批評通じパレスチナを発信した生涯|好書好日
https://book.asahi.com/article/15197337
シュライアー本の表紙
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『Irreversible Damage(あの子もトランスジェンダーになった)』の著者であるアビゲイル・シュライアーは、男の威厳を基盤とする家父長制を称揚するジョーダン・ピーターソンにサポートされ、男女平等憲法修正条項に反対するキャンペーンで知られたフィリス・シュラフリーを賛同するような人物であり、ハッキリと反フェミニズムです。アビゲイル・シュライアーの主張は「慎ましく男性を支え、健やかに子を産むことこそが女性の役割である」という女性らしさの考えを根幹にしていて、典型的な右派・保守派の女性論者となっています。あの本はそういう人が執筆した「子どもをイデオロギーから守れ!」と語る「親の権利」系の教育本です。 #LGBTQ
https://www.transgendermap.com/issues/topics/media/abigail-shrier/
「女言葉」の日本語における機能と、ドイツ語の名詞の性の機能の違いや、言語ごとの言語内ジェンダーによる表現について、わかってなさそうな党派性ご意見番インフルエンサーを見かけて。ご意見番じゃなかったらわざわざ言及しないのですが。
編集業。하야카와 타다노리 。『神国日本のトンデモ決戦生活』(合同出版→ちくま文庫)『原発ユートピア日本』(合同出版)『「愛国」の技法』(青弓社)『憎悪の広告』(共著、合同出版)『「日本スゴイ」のディストピア』(青弓社→朝日新聞出版)あり。 真理が我らを自由にする&労働が我らを自由にする。