新しいものを表示

二週間くらい前からやってる運動の効果が出てきたみたい。色んな数値が一斉に下がりだした!
最近飲酒量増えてるし、せめてその分を消費したいなと思ったけど期待以上で嬉しい。太らない程度の食事調整は何年もやってて、このまま運動も継続したいなぁ。

一番実感してるのは疲れにくくなったことなんですよね。かなりレベルの低い話だけど、階段も楽に上れるっていうか……。
今までの体力の無さがやばすぎたとも言える。 :ablobdundundun:

愛すべき人間たち。笑ってしまったシーン抜粋。 

"自分たちは負け犬だ、やることなすことうまくいかない。親どうしは大声でどなりあい、こんなひどいことになったのはどっちのせいかでノノシリあう。父親は壁にケリを入れて冷蔵庫の横に穴をあけ、全員昼食ヌキになる。みんなカリカリしすぎて、とてもいっしょに食事するどころじゃない。最悪だ。こんなことがあると人(つまり父親)は、家族なんてものは無意味なんじゃないかとカンぐりだす。父親(おれ)は思う、もういっそ人類は一人で生きてくほうが幸せなんじゃないか、森かなんかで一人ずつべつべつに暮らし、誰も愛さず、自分の蜜ロウのことだけ心配してりゃいいんじゃないか。
今日のおれたちが、まさにそんな感じだった。"
(「センプリカ・ガール日記」より)

スレッドを表示

『十二月の十日』
著 ジョージ・ソーンダーズ
訳 岸本佐知子

10の短編集。いやぁ、面白かった。
どの短編も人間が持つ色んな面が表現されていた。人間のこと嫌いだけど好きだなぁと思ってしまう。
この本は噛めば噛むほど味がする。一度目では気づかなかった味に二度目なら気づくかもしれない。訳者あとがきを読んで意味に気づき、再度読み直した作品もあった。

特に好みだったのは、両親に抑圧された少年が印象的な「ビクトリー・ラン」、薬物実験の人間モルモットとなった「スパイダーヘッドからの逃走」。
そして表題作は胸が熱くなる話だった。

特殊な設定を、想像力を働かせて読むタイプの本。
どれもダメな人間しか出てこないし、基本的にはくだけた雰囲気で、上品なことばかりが書いてあるわけではないけれど、それこそが人間だからなんだかすごく納得してしまった。

心がよく描写されていると思う。主に愛情について。
ろくでもない人間同士でも、その奥底を探ってみればきっと良心のひとつはあるのかもしれない。どうしようもない現実にも救いはあるかもしれない。そういう願いを感じた。

kawade.co.jp/sp/isbn/978430946

おはようございます :revbunhdcomfy:
金曜日ですね……!朝から疲れてます!

写真は先日食べたキャロットタルト🥕
人参が千切りで入ってて胡桃ザクザク、具沢山!って感じ。スパイス弱めだけどラムレーズンがきいてて美味しかったです :revbunhdthink:

エリン :fedibird1: さんがブースト

『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』
著/高島鈴

”生き延び、抗い、何度でも会おう。”
私がこの本を手に取って序章を読んでいた2023年7月12日、芸能人の自殺報道があった。今こそ読むべき本だと思った。

この本の文章は、なんかすごくぐちゃぐちゃしていて血がだくだく流れている。読んでいると血の生暖かさを感じてゾクゾクする。熱くなる。生きている。なんかこれはすごくいいな。好きだ。いや、でもできれば血とかは流れないほうがいいし、私は誰かや自分が痛い目に遭うのは嫌いなので、やっぱり血を流させるこの社会がクソなんだけど。

世界、明日爆発しないかな。昔の私はずっとそう願っていた。地震とか疾病とか、色々と無茶苦茶なことが起こって、いろんなものがマジで「爆発」したけれど、世界はどうにもならなかった。

生き延びよう、と何度も何度も呼び掛ける本のラストには、死者たちについての章が収められている。生と死の境界線の向こう側にいる、いまはもう見えなくなった人たち。絶対に会えない「死者=他者」の声を聞き、血を流しながらこのクソみたいな社会に居続けること。

生き延びること。それこそが抵抗であり革命だ。だったら、私でもその革命になら参加できそうだよ。皆、一緒に生きようね。

移動中とかKindleで読んでる西村賢太さんの日記本が今の気分にしっくりくる。

何時起床、入浴、一日こういう仕事をして、帰りにラーメン食べて、夜更けに酒を飲み、買ってきた弁当を食べる。時々、尊敬する作家の話。あとは色々な愚痴。
そういうことが書いてあるだけなのに、ただそれだけのことがなんか沁みる。

人の日記ってもともと読むの好きだけど、小説を集中して読めない時とかにいいのかも。ここでも日記書いてる方何人かフォローしているんですが、読んでると一人一人の生活がそこにあっていいなぁと思うんですよね。
エッセイとかもっと積極的に読もうかな。

それにしても西村さん、食事記録見てるとまだ食べるの?!と驚いてしまう。

家で読み進めてる短編集。
最初の話がめちゃくちゃ面白いから、最後まで読み終わったらまた初めに戻っておかわりしたい!

今日も暑い :parrot_ohayo_static:

『君たちはどう生きるか』賛否両論あるとのことだったので身構えてたけど、私は良いと思いましたね〜。
特に印象深いのは冒頭のシーンかな。あれはもう一度見たい。

評判聞いてるうちに気になってきたので私もジブリ新作観ます :ablobcatnodblink:

エリン :fedibird1: さんがブースト

◎展示のお知らせ◎
新作の小品2点展示します。
(横長の作品1点、版画1点)

“装幀画展10周年記念展 文学とアートの出会い”

2023年2/18~2/26
11:00~19:00(最終日は17時まで)
パレットギャラリー
東京都港区麻布十番2ー9ー4

入場は無料です。
麻布十番にお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
-------------------
◎最近の絵のこと

以前より物語から絵を描くことがほとんどなのですが、とうとうずっと気になっていた物語“高丘親王航海記”を主題に描き始めました。
(各方面でちょっとおこがましい気もするけど)
当分の間は満足するまでこのテーマを中心に制作していきたいと考えています。

今、一番気になるこの物語に触れ、読み解く過程で咀嚼したり個人的な部分や未知なるどこかに結びつかせたり、誤解したり、誤読や飛躍もしつつ、対蹠点とか対なる場所とかアンチポデスとか鮫人の涙のことなど、登場するさまざまな要素に思いを馳せつつ描きたいと思っています。

“Le voyage sur les mers du prince Takaoka”




エリン :fedibird1: さんがブースト

中食、せっかく都心にいるのでタマネギどっさりで評判のAOI(エーオーアイ)さんでハンバーグライス。ライス小盛りでちょうど良かった。危ない。
噂に違わずふるふるやわやわのハンバーグ。かかっている特製ソースが……濃い……!すりおろしタマネギとニンニクつよつよのソース。うっかりつけすぎてハンバーグの味わいが消えてしまった一口目に涙して、次は何もつけずに一口。めっちゃ甘い。シャキシャキ歯触りはないけど多分タマネギの甘味かな。肉っぽさは控えめ、玉ねぎの甘み好きな人はハマりそう。
提供がなかなかの速さだったのと同皿のサラダの盛りがよかったのが地味に嬉しかったです。ごちそうさまでした。

最近の甘いものまとめ。
どれもおいしい :blobcatheartbongo:
キャロットケーキに感動した……比較の範囲が狭いんだけど今までで一番だった。リピします!

湯本香樹実 著『岸辺の旅』読了。
三年前に失踪した夫が帰ってきた。死者として——
時間を遡るようにして夫の帰ってきた足跡を二人で辿る……こんな切ない旅があるだろうか。
夫が今にも消えてしまうのではないか、現世に引き留めておけないのかと気を揉む妻の切実さがよく伝わってきた。

旅の始まりから、もう終わりが見えているのは明らかで、そこに向かってどう気持ちの折り合いをつけていくのかという話になってくる。だから終始寂しくて胸が引き裂かれそうだった。
なんでもない日常が実は最も心を潤すものだなんて、本当は気づきたくない。もう主人公にはそんなささやかな願いさえ許されない現実が苦しい。

旅を通して過去に触れて、二人の安らぎを共有して慰められる。
ふわふわと現実感のなさが美しくて、澄んだ空気に包まれているような二人が、いつまでも一緒にいられたらいいのにと願わずにはいられなかった。

映画化されているみたいなのだけど、文章だけで充分に光景が目に浮かぶ。キラキラした眩い光や底のない闇の明暗まで感じられて、世界がとても尊いものに見える。
特にラストの数ページがとてつもなく好きだった。この物語はこのまま心に仕舞っておきたいなぁ。
著者の本は他に『西日の町』を読んだことがある。これも亡き人を思う物語だった。

検査の予約入れた日がこんな寒い日で、いつもながらタイミング悪いなぁ。

今日と明日は無印良品の桜🌸の発売日!
桜のクリームサンドクッキーが好きなんだけど、いつも気づいた頃にはバキバキに割れたのしか残ってないから今年は早めに買いに行く。

写真は最近の桜まとめ。順調に摂取中!

例の親戚が、支えなしでもギリギリ歩けるようになってきたらしいという良いニュースが飛び込んできた。もう回復しないのかもと心配してたから良かった。

前にここで書いちゃったから報告しておきますね。お大事にとか、ごじあいとかリアクションくれてありがとうございました :blobcatovo:

エリン :fedibird1: さんがブースト

『爪と目』はひええってなりながら読んでどっと疲れた記憶(ほめている) #読書

藤野可織 著『爪と目』読了。
表題作は二人称小説。継母の「あなた」と娘の「わたし」、はじめは混乱するがこの二人の密接な関係を思うと、入り組んだ表現になっているのも頷ける。

淡々とした語りと静かな違和感の連続で、読んでいるとわけもなく不安に駆られる。「わたし」が知らないはずの出来事までズルズルと引き出して語られるのは不気味で落ち着かない。何しろ「わたし」が三歳の頃の話だ。詳細な記憶が残っている方が珍しい。事実かどうかも分からないまま不安定に読み進めるしかなく、不吉な予感に苛まれる。
それなのにヒリヒリした言葉を夢中で追って楽しんでしまう。安心させてくれない話は刺激的で好きだ。

「あなた」はたしかに魅力的な人物なのかもしれないと思った。サラッとその場で演じ分けて人を魅了してみせながら、その目には何も映っていないのだと思うとゾクゾクする。いわゆる小悪魔?なんにも頓着しないところ、人の心がなくていいですよ。友だちにはなりたくないけど。

一見なんでもない話のようで確実に嫌悪が積み重なっていき、じわじわと「わたし」の意思に気付くという恐ろしい小説。
どうやら評価が分かれているようだけど、私は地の文が好みだったからまた他の作品も読みたいなと思う。

エリン :fedibird1: さんがブースト

辻村深月『傲慢と善良』

序盤は男性主人公に対する違和感が強かった。「こんな人は現実にはいない」という意味ではなく、「本当にこんな人がいそう、悪気はないのだろうが私は馴染めない」という意味で、人物像はリアルだと思ったのだ。物語上の出来事だけでなく、婚約者を「この子」と呼ぶことなども、些細な点でも象徴的であるように感じた。「この子」は30代成人に対して使う呼称だろうか。そのせいか、傲慢だったと自分を振り返るシーンでは、そうだそうだと溜飲を下げる気持ちに一瞬なってしまった。

しかし読み進めて、そういうことではなかったと思うようになった。たまたま彼の一面も一例であっただけ。他の登場人物を追っていくと、あちこちに「傲慢」な側面が浮き彫りになる。その心情描写には、自分も含め誰しもどこかは重なるのではと思う。しかも、そういった面が物語中で特に変わるわけでもなく、普通にそのままであろう人物が多いのもリアル。実際の人間だってそうそう変わらないし、その中で皆生きている。その意味では、上述の主人公はむしろ、自分を振り返って一歩進むことができたのだ。

善良でありたいと思っていたのに知らず知らずのうちに傲慢側にいる、そんなことを皆繰り返しているのではないか。自分も時々振り返って考えたいと思わせてくれる本だった。

つくみず先生のグッズ通販するって嬉しい :blobcatjoy:

@deluxe_tokyo いいですよね〜!よく伸びるし肌触りもよくてヘビロテです :blobcatheartbongo:

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。