東浩紀がまたまた兵庫県知事選について「情報が錯綜しているので判断できない」などと発信しているらしい。これは現在、「狂ったように」斎藤元知事を支援している、大阪市・京都市維新顧問、ZEN大学副学長予定者の上山信一が、「百条委員会」の審議の最初に言っていた戯言と同じである。
ある意味「リベラルをリベラルを自称する連中からとり戻す」などと啖呵を切っているネトウヨ大王東浩紀の面目躍如という所か。
しかし、東「、ゲンロン」などという情報で人からカネを取る商売をしておきながら、兵庫県知事選の背景について「情報が錯綜しているので判断できない」などと笑止千万なことを言う。こんなことは「ゲンロン」の社員の一人や二人を兵庫に派遣すれば、立ちどころにわかる話。
要は「情報が錯綜しているから判断できない」ー「判断できないから投票を控える」といういつもの「積極的棄権運動」の反復をしている。
しかし、それにしてもここまで東をつけあがらせ、東的な言説をはびこられ、批評精神を最終的に崩壊させた、東京の文化産業とプロデュースに手を貸した「大物」達は当然知的に責任を問われるべきだろう。
最初の「『存在論的・郵便的』はよかった」などとおためごかしを言っている人は、もう「哲学・思想」について語らない方がいい。
[参照]
2020年11月16日午前4時。幡ヶ谷のバス停で、64歳のホームレスの女性が、「彼女が邪魔だったから」という動機で撲殺されてから、昨日で4年。
幡ヶ谷のバス停で寝泊まりする女性を襲った悲劇
周囲が気にかける中で…東京・渋谷の暴行死事件
https://www.tokyo-np.co.jp/article/72648
87歳のロン・カーターがfacebookでチャールズ・ブッカーという人の投稿をシェア。彼はまだ40才ですが、前ケンタッキー州下院議員。2021年に同州上院議員に立候補しましたが落選。左派民主党で、2020の大統領選ではバーニー・サンダースを支持(以上米版ウィキペディア情報)
ロン・カーターは10月には、JAZZforKAMALAというカマラ・ハリス支持のコンサートに参加していますが、このコンサートの参加ミュージシャンは、ディディー・ブリッジウォーター、ジョシュア・レッドマン、ロバート・グラスパー、クリスチャン・マクブライド、ジョー・ロヴァーノ、ケニー・バロン、アル・フォスター、ジェフ・ワッツ、など、錚々たるメンバーです。(もちろん、イスラエルへの武器禁輸はしないと明言するカマラ・ハリスはまったく支持できませんがhttps://www.asahi.com/articles/ASSB923CRSB9ULLI002M.html )
さて、一方、日本のジャズ・ミュージシャンはというと、最近TOKUというミュージシャンがネトウヨそのものの投稿をXに繰り返していることを発見して、情けなくなりました。その他たいていのジャズミュージシャンは政治的立場を明らかにすることはありません。例外は奥平真吾さんで、Xでの投稿は本当にいつもまともで、感嘆しています。
日韓SF作家対談「キム・チョヨプ X 円城塔」
当選したので拝聴してきました! 楽しいひとときでした🎶
もっとちゃんとした?講演録とか後で公式に掲載されそうな気がする。自分用の雑なメモです
円:北海道(出身地)で学んできた歴史と大阪(在住)で触れる歴史の違い
SFというより普遍的(純文学的?)なものを書いてますよね〜と言われ、でもあくまで自分はSF作家なんだけどな…と思っているチョヨプさんの自負?のようなものを感じた。通訳も通してるし違ったら미안해요 人間が科学技術を作り、その科学技術がまた人間を規定するという相互の関係を含んだSFを書いているのだと
チョ:優れた作品は翻訳されても作品の持つ独特の光は失われないという信条を持っている。細部にこだわるよりは全体を重視して書くほうなので自分の作品は翻訳向きかと
円:誤訳でも面白ければウェルカム派。自作は翻訳しにくいと思う
『派遣者たち』書いたきっかけ カビ・キノコの本読んだこと 未知のもの同士が理解していく過程をエンターテイメントとして書いた
チョ:創作活動は科学研究の楽しいところだけひたすらできる感じ 研究者気質は活きていて執筆に際して本や論文を読み込む
円:(研究者だとダメだが)小説家は嘘がつけるので職業的に向いていたかも
『コード・ブッダ』書いたきっかけ 『ゴジラS.P』批判もあり僕には救いが必要だと思った→仏教 SFの持つ大きな広がり、それは仏教にもあると思った
チョ:次作のテーマは宗教を考えている←めちゃくちゃ楽しみ! SF作家にとってはやってみたいテーマだと。何があっても信仰を否定しない主人公。いま資料にカトリックの本30冊ほど詰んでます
脚本仕事とかはお断りしている。一度欲が出て最初から映像化できそうな話を考えたことがあるが돈に縛られて書けなかったと
(映像喚起力が強いですよね、と言われ)視覚以外の感覚を喚起する表現をしたい
どこから着想を得るか?と問われ 色々な分野の本を読むようにしている。建築や、最近では苦手な歴史も
邦訳の装丁はどれも好きだが特に『派遣者たち』がお気に入り。韓国の読者にも日本版の装丁は好評らしい
円:某デザイン室は終わってるので放っておくと・・・な装丁案が出てくる。自分で複数デザイン案を出したりかなり口出ししている
チョ:SF作家色々読むが、日本の作家なら伴名練の大ファン。藤井太洋も好き。『ジーン・マッパー』良かった
円:最近読んだのだと『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』好きでした←これ私も気になってる! 本書は韓国でも人気だとチョヨプさん
チョ:(自作の映像化について問われ)ゲームになったら面白いと思う
円:『初めてのゾンビ生活』映像化したら面白いのでは←死なないゾンビで宇宙開発、めちゃ面白そう!
マルチメディア展開されるご当地ラブコメ?民族小説を『群像』で1月から連載予定 温暖化で北海道に移住する人々、排斥と過去のアイヌ弾圧を重ねたり… 故郷の人から私らにもわかる話を書いてくれと言われたのもあり笑
記念にいただいたカード、画像ではわかりにくいけど #김초엽 さんのサインがキラキラしたペンで書かれてて素敵だった✨️
#大阪韓国文化院 #韓国文学 #キム・チョヨプ #円城塔 #江南亜美子 #오사카한국문화원 #엔조도 #에나미아미코
>特に、軽々に「子宮を摘出」と口にする神経が信じられない。「戦後最大の人権侵害」ともいわれる旧優生保護法下での強制不妊手術では、法で認められていない子宮摘出もあった。国会は衆院解散を前に、被害者救済をめざす新法と謝罪決議を全会一致で可決したばかりである
(社説)百田氏の暴言 公党の党首たりえない:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S16084855.html
https://x.com/rna/status/1857626064056627428
これについては、1957年にサルトルが「みなさんは素晴らしい」という文章(『シチュアシオンV』所収)で描写した、アルジェリア戦争におけるフランス軍の拷問についてのフランス人の態度が、まさにそれ
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それは可能性があることを頭から否定できないのはもちろんさ……。しかし確実なことがわかるまでは待つべきだし、判断をくだすべきじゃないね。というわけで、人びとは判断を控える。と同時に確実なことを知ろうともしないのである。(p.61.邦訳45-46ページ)
稲作4割減、護岸崩壊で水田が沼に 能登半島地震、国の動き鈍く遠い復興 | 共同通信
https://nordot.app/1229929491192578272
”石川県によると、輪島市、珠洲市、能登町、穴水町で構成する奥能登地方で昨年作付けされた面積は2800ヘクタール。土砂崩れや津波によって震災後は1800ヘクタールに縮小した。さらに今年9月下旬の豪雨で冠水した950ヘクタールのうち半分近くに土砂、がれきが流入。苦境続きで再開を断念する農家が後を絶たない。
泊さんは、入り江に面した甲地区にある築100年の家に住んでいたが、全壊と判定されたため7月に解体。穴水町主催の会合で護岸工事を繰り返し要請してきたが、国から明確な回答はなかった。「海水が容赦なく入ってくる。自宅を解体し更地にしたら地面がぐちゃぐちゃだった」”
自民・小野寺氏、テニアン島の米軍訓練施設に「日本の常駐部隊を」
https://mainichi.jp/articles/20241116/k00/00m/010/187000c
町民サービスを削ることはあっても増やすことはないって駄目じゃん。水道料金も上げるって言うし、最悪だ。
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-1125572.html
事実が明白であり、
結論がはっきりしていることについて、
「情報が錯綜していて判断できない」とか、
いろんな議論があって本当のことがわからない、というようなことをいう人は、
本当に「判断できない」「わからない」のではありません。
これは、歴史修正主義者が、
ホロコーストや南京虐殺など歴史的事実を否定するときの定番のやり方です。
根拠を否定するいろんなレベルの言説を膨大に流して(1つ1つは、被害者数が明確でない、証言者の言うことにブレがあるなど、それ自体としては取るに足らない簡単に潰せるようなこと)、
聞いた人が「真偽不明」だと感じるところまでもちこむことができたら勝ち、
というのが、彼らのやり方なのです。
「情報を錯綜」させて、混乱を引き起こしているのは、むしろ自分たちの側なのに、
まるで無関係な第三者や混乱の被害者であるかのように
「判断できない」「わからない」というんですよね。
ノーベル平和賞の日本被団協、1日でCF目標額達成 授賞式旅費
https://mainichi.jp/articles/20241116/k00/00m/040/140000c
しかし、村上隆はともかくとして21世紀に入って、落合Jrやスプツニ子!が「アーティスト」を自称するにようになったのは、「劣化二乗」という所だろう。
落合陽一は「身分制にもいい所がある」として古市ともに、「民主主義解体」を鼓吹し、スプツニ子!はネオ・リベエリートに「バラエティー」と(代理母出産の可能性)」を提供する、といった具合である。
こうなってくると、「芸術家」というよりは「芸能人」であり、その辺りのことも自覚して「アーティスト」などと名乗っているようだ。
サブカルの中でも比較的多様性があると思われる漫画にも最近自称「脳科学者」中野信子原作のものが侵入していると聞く。
中野信子と言えば芸能プロダクションに登録・TVレギュラー、昔外で食事中「アジア人で主体的に思考できる人は2割以下と脳科学で証明されている」とTVで話しているのを聞いて椅子から転がり落ちそうになった。
この人は三浦瑠麗と違って、一見「政治」的な矢面には立たなず、反感も持たれにくいのか、着実にキャリアを積み重ねているが、彼女の振りまく「脳科学」言説の「いかがわしさ」は三浦瑠麗と「どっこいどっこい」である。
芸能とて近世には権力と距離をとっていたものだが、現代の「芸能」は文字通り権力の幇間に堕した(吉本を見よ)。
言語。読書。映画。ニュース。