Ellen Klagesはエレン・クレイギス、クレイジス、クレイジャズと翻訳家によって3バリエーションあって頭を抱えましたが、音声や映像で聞いたら完全にクレイジャズだったので、『2010年代海外SF傑作選』で井上知さんに「ミセス・ゼノンのパラドックス」 を訳し下ろしていただいたときに岸本佐知子さんの表記にそろえました。
https://ameqlist.com/sfk/klages.htm
BT これは日本で翻訳されるよりだいぶ前に、私がSFマガジンでこう表記してしまったのがマズかったのかもしれないです。(弁解じみてしまいますが、中国系アメリカ人の劉姓は運動選手や俳優等でリューと書かれるのが一般的になっていて、でもーではなくてウって発音されているし……と考えながら表記しました。まちがっていたら誰か正してくれると思ったら甘かった)
重要書が昔ほど日本語に翻訳されなくなったり、研究費が足りなかったりしているので、分野によっては日本を出ないことには始まらなくなるだろう。
だから戦後の日本円が弱かった時代のノウハウが参考に“なってしまう”のかもしれない。
「Wayback Machine」のInternet Archiveから3100万人のユーザーデータ漏えい https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2410/10/news122.html#utm_term=share_sp
クレージュの「コクーン型ケープ」、失礼ながらたらこキユーピーを思い出すし、転倒したとき受け身を取れるか心配。
https://www.fashion-press.net/news/124434
BT 前段に引用されている標準条件も、すばらしく有用だと思いました。自分がエディター・アンソロジストとして発注する場合も、自分が翻訳家になる場合も参考にしたいです。
>私たちの北欧書籍翻訳者の会では以前から日本での翻訳者の労働条件改善のために話し合いを重ねており、HPでもこのような希望を公表しています。他言語の皆さんにもぜひ交渉時にご活用いただければと思います。
https://note.com/nordiclanguages/n/n3f4f141f2caf
北欧語書籍翻訳者の会のnote更新、前回と今回は8月にスウェーデンのストックホルムで開催された翻訳者セミナーの報告です。(このセミナー、わたしは一部だけオンライン参加でした。行きたかった……!)
今週の久山さんの報告は、スウェーデンの翻訳者の労働条件について。
作家協会というところを訪問して労働条件などを教えてもらった、ということは聞いていたのですが、思っていた以上に具体的なことが取り決められています。組合に所属するフリーランスの作家や翻訳者たちは、条件交渉を個人で行う必要もないそうです。産業別組合がきちんと機能しているからこそ、というのはあると思いますが、参考にしたいことが満載でした。ぜひ読んでみてください。
京都SFフェスティバル2024、本会の講演は1000円でオンライン中継が見られるそうです。アーカイブはなしですって。
https://peatix.com/event/4160420
中身はリンク先の「本会(講演)企画」参照。
https://kyofes.kusfa.jp/cgi-bin/Kyo_fes/wiki.cgi?page=%B3%AB%BA%C5%B3%B5%CD%D7#p5
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist