インド(ベンガル語圏)から中国のワールドコン(世界SF大会)にリアル参加する人がいるそうです。ウェブジン/出版社のカルパビスワの編集さん。
インド出身で欧米在住の参加者は見たことあるけど、インド在住者は今までオンラインでしか参加していなかった気がします。
近年は、活動が活発なチリから参加している人もいるし、ワールドコンが徐々に本当にワールドワイドになっていることが喜ばしいです。
その一方で、日本から若手で参加する人が全然いなそうのが懸念だったりとか、世界的に参加者が高学歴・高収入者に偏りがちだったり、欧米+オセアニアとスペイン語圏以外は男性の参加者が多かったりと課題もまだまだあります。
近ごろは着心地や体温調整を重視した結果、mont-bellやColumbiaの服がじわじわとクローゼットに増え、まったく山に登らないのに山用の服を着ている人になっています。
〈類推の山〉を登っているということにしようかな。
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309461564/
POPEYE最新号の話、つづき。
ビギナー向けの内容なので通(ツウ)の皆さんは知っている書店が多いとは思います。しかし紹介文には取材で得られた情報も盛りこまれていて、初めて知ったり興味を引かれたりということも。
たとえば東京都世田谷区経堂のゆうらん古書店は、西荻窪の音羽館から独立した方の店。近年元気なアジア系海外文学が店主の大好物で、「中国SFや韓国のフェミニズム文学と近年の作品から」蔵書しているとか。
栃木県矢板市のbullock booksは、店主の実家の敷地で物置となっていた木の小屋(!)を店舗にしており「店の奥には、J・G・バラード好きだという内田さんらしくSF専門の棚」があるとか。
気になりませんか?
POPEYE 2023年11月号 特集:本をめぐる冒険は、アートブックやZINE、デザイン、写真の比重が高いものの小川哲「冒険初心者のためのガイドブック」(アゴタ・クリストフやテッド・チャンほか5人の5冊を紹介)や、乗代雄介「みえる・みえないの冒険」といったエッセイも掲載。ラランドのニシダも登場。
コラム「アフロ・フューチャリズムって何だ?」は、文学として出版されている作家・書籍を多く取り上げていていて若干看板に偽りありですが、初心者向けの好企画ではあるかも。クレジットされているライターはKeisuke Kagiwadaさん。同誌の書籍や文学記事でよくお見かけする方ですね。
そのほか海外のレーベルや雑誌、本のフェス、本屋、国内の書店の紹介など情報量が多くてなかなか読みごたえがありました!
https://popeyemagazine.jp/post-181838/
リンク先の商品ですが、ここで買ったわけではありません。購入は自己責任でお願いします。
https://halaltokyo.jp/product/ayぶどうの葉ピラフ巻き-400g/
ご参考までに、隷書体=ホラーの謎を追った記事を貼っておきます。
広島市内の観光案内板、なぜ「ホラー書体」? SNSで「怖い」「クセがすごい」の声(中国新聞, 2023.7)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d45a1962d3de45ca6079041a0e44837d337ad116
外出途中にトルコ産のピラフをブドウで葉で巻いたやつ(サルマ)の大きな缶詰を買い、持ち歩きに難儀しています……かさばるし重い。でも持ち帰ればサルマをモリモリ食べられるはず。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サルマ_(料理)
ささみに胡麻油と出汁醤油をふって電子レンジであたため、ほぐして少しチリソルトを加えて冷ましています。明日アボカドと和えておかずにします。
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist