しかもブランドの共同創設者によれば、〈サイバーパンク×聊斎志異〉期には物語設定があるそうです。
アンドロイドと人間を見分ける方法、それは『聊斎志異』が読めるか否かだった。アンドロイドは人間の情感に興味を持ち、『聊斎志異』の読解に挑戦する。
CYBER-5311と呼ばれる個体は、読書中に眠りに落ち、聊斎志異の世界を夢見る……。
明らかに『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』からの影響がありますよね。
出典:中国語の創設者インタビュー(2022)
https://zhuanlan.zhihu.com/p/592760809?utm_id=0
GIRLCULT构奇、別シーズンのコンセプトが〈サイバーパンク×聊斎志異〉で、化粧品のコンセプトが〈サイバーパンク×聊斎志異〉ってことあるんだ……と思いました。
※リンク先は公式通販ではないので利用は自己責任で。公式の広告写真がたくさん掲載されているので紹介します。
https://jumei.stores.jp/items/639cb4fdd5ffeb63f953d52d
化粧をほぼしない人間ですが、アウトレットストアで中国コスメが安価になっており、つい気になっていた「GIRLCULT构奇」山海経モチーフのアイシャドウを買いました。
同ブランドのモットーは「怪誕(奇妙)、浪漫、冒険」です。過去のテーマはユートピア、宇宙、フリーダ・カーロ等々。日常使いや流行からはかけはなれた、派手な色や偏光ラメの商品が多そうです。
写真のアイシャドウも3/4はラメがぎっしりでした。
業務用スーパーの冷凍・皮むき済みナスを焼いた。
火が通りやすいようにあらかじめ切れ込みが入れてあったらしく、ひっくり返そうとトングでつかんだらナスが1本ずつ“花開いた”ので、いたく感心している。水中花みたいだ。
帯も見返しもゴールデンな、ジム・トンプスン著 森田義信訳『ゴールデン・ギズモ』(文遊社 装幀 黒洲零)、解説を担当しています。8月末頃刊行。
金の買付人がしゃべる犬のいる家を訪れたところから、なにもかもがおかしくなっていく――正にジム・トンプスンという読み味で最高でした。
カツオノエボシの絵文字があるじゃないの
For artist Matthew Mazzotta, the iconic pink flamingo and the importance of sharing space with wildlife inspired a monumental, immersive installation at Tampa International Airport.
https://www.thisiscolossal.com/2023/07/matthew-mazzotta-home/
ロシア・ジョージア・ウズベキスタン料理のアンナズキッチン目黒に行ってきました。今夜はテーブル席は埋まっていましたが、壁に面した席はすべて空いていました。土日祝日は予約をおすすめします。
軽食屋やファミリーレストランのような、明るく入りやすいお店です。
写真1枚目の奥はレーチョ(パプリカのトマトソース煮込み。味や食感はラタトゥイユです)。手前はサーモンのブリニ包み(ブリヌイと呼ばれるクレープです。添えてあるタマネギやピクルスが味変によし。野菜とサーモンの下にはサワークリームの小山があります)
飲み物は自家製ラズベリー・モルス(ジュース)
2枚目はハヌム(ウズベキスタンのモチモチな生地で包んだ肉ロール)で、提供まで20分かかると注意を受けました。皮が多層になっていて、層ごとに挽き肉とニンジンのみじんぎりが入っています。つまりはペリメニや水餃子を大きなクロワッサン状にしたもの、あるいは薄味のゆでラザニアです。つけあわせはパクチーと、ゴマがかかったサワークリーム。確かにこれは茹でたてじゃないとおいしくありません。
https://www.hotpepper.jp/strJ003581925/food/
クマ牧場の子グマにりんご入り氷プレゼント 北海道 登別(2023年8月14日、NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230814/k10014162721000.html
インド独立記念日なのでまじめな話を。
ビリヤニは、イスラム教徒ルーツの食事と考えられているため、しばしばヒンドゥー教右派の標的にされています。
2016年には北西部ハリヤーナー州で警察に「マトンビリヤニにビーフが使われているのではないか」と市民から多数のクレームが来たことから、警察が同地のビリヤニを採取して科学捜査に回しました。
https://www.bbc.com/travel/article/20161006-indias-biryani-wars
2022年には、パキスタンのビーフビリヤニのもとの写真を加工した画像がfacebookなどで出回り、実在するインドのヨガ&アーユルヴェーダ指導者がこれを作って売っていたという名誉の毀損が行われていたそうです。
https://www.indiatoday.in/fact-check/story/fact-check-patanjali-isnt-selling-beef-biryani-mix-morphed-photo-pakistan-brand-viral-false-claims-2002597-2022-09-20
2023年には、Twitterで9つのアカウントがタミル・ナードゥ州のある町のビリヤニ屋は「ヒンドゥー教徒の客にはドラッグを入れてビリヤニを出しており、食べると生殖能力が奪われる」というデマを拡散し、警察に立件されたそうです。
https://www.thehindu.com/news/cities/Coimbatore/coimbatore-police-register-case-against-nine-twitter-handles-for-fake-post-on-biriyani-jihad/article66878543.ece
どこの国でもインターネットのデマは……という事例です。怪しいニュースはくれぐれも拡散しないようにしましょう。デマは素朴な不安につけこんできます。
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist